農業研究のデジタル化への第一歩!京畿道農業技術院、「農業科学技術研究データプラットフォーム」を構築

投稿日d 2022-06-10 ヒット数 233

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○ 試験研究で生成される複数のデータを蓄積し、農作業現場のデジタル農業に活用
– 栽培・包装、研究室データの収集・分析 → 使用目的別データ再構築 → 研究段階別データ活用
○ 今年の稲、大豆、トウモロコシなど5作目に試験適用後、作目や研究適用範囲などを拡大予定

京畿道農業技術院が9日、華城の農業技術院にて「農業科学技術研究データプラットフォーム構築」事業の完了報告会を開いた。

この事業は、地域特化作目の農業試験田畑、野菜畑などに対するクラウド(cloud)基盤の資料収集により研究の効率性を高め、農作業現場でデータ基盤の持続可能なデジタル農業を具現化することを目的としている。

農業技術院が今回構築したプラットフォームは、▲農作業試験研究者、課題管理者など利用者別カスタマイズ型画面(User Interface)、▲地域特化5作目(稲、大豆、トウモロコシ、バラ、接木サボテン)のデジタル育種システム、▲リアルタイム研究データ入・出力及び点検システムの3種類である。

プラットフォームでは、作物のテスト栽培・包装や研究室で生成されるデータ(作物の栽培環境、生育情報など)を収集・分析し、研究段階別に関連データを共有し活用できるようにした。

農業技術院は今年、研究データのデジタル化、標準化が比較的容易な5つの作目に対し、プラットフォームのテスト運営を行い、作目と研究課題の適用範囲を拡大していく計画だ。2~3年ほど資料を蓄積した後、一般人にも研究データを公開する予定だ。

京畿道農業技術院のキム・ソクチョル院長は、「今年下半期に今回のプラットフォーム開発の中長期戦略を策定し、対象作目と研究データのデジタル化の範囲を広げるとともに、データ収集段階におけるデジタル化の導入方策も講じる予定です」と述べた。

一方、完了報告会に先立ち、今年の試験研究事業として実施中の「デジタルラボ(lab)構築のための研究データプラットフォーム開発」課題に対する中間点検が行われ、プラットフォームの開発推進における問題点と今後の運営・発展方策などについての議論が行われた。