驪州神勒寺の大藏閣記碑

投稿日d 2016-06-29 ヒット数 301

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指定番号宝物 第230号
指定日1963. 1. 21.
時代高麗時代
所在地驪州市 川松洞 282

紹介 

神勒寺に建てられた碑で、極樂寶殿の西側の丘にあった大藏閣を作って保管した所の造成に関する様々な記録が記されている。
長方形の底石の上に下敷石を置き、その上に碑石を立てた後、屋根石を置いた姿で、碑身の両側に石柱を立てて碑石をしっかりと支えている。この様に碑身の両側に石柱を立てる形式は高麗後期にさかのぼった様に見える現象として注目する点だ。権鋳の字で刻んだ碑文は碑身が大きく破損され全体の内容を把握する事が出来ない。碑文の裏には仏経(経律論)を作り碑石を建てる作業にに参加した人々の名前が列挙されている。碑を建てた時期は高麗禑王9年(1383)だ。亀模様の碑の下敷石、竜の頭が刻まれた碑の最上部の様式が高麗後期にありながら四角形で表現されている事、又、屋根模様の最上部石に簡略化される手法が使われるが、この碑もそういう例だ。
 

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