抱川伍佳里境界地の村内の廃工場・空き家、漢灘江の「生態平和観光村」として生まれ変わる

投稿日d 2020-02-19 ヒット数 161

コンテンツ

〇 京畿道、2020年度境界地域の空き家を活用した定住条件改善に関する公募事業の選定結果を発表
〇 抱川市蒼水面伍佳里262番地を選定…「生態平和観光村」造成
– 廃工場、空き家を活用したローカルフード共同生産販売場、旅行者プラットフォームなど設置
– 漢灘江の地質生態観光地と連携し、首都圏住民向けの「体験型共同農場」設置
〇 「持続可能な事業」推進のため専門家コンサルティングと住民能力向上教育プログラム計画
– 「漢灘江の旅行専門家」、「住民ストーリーテラー」など活用…雇用創出と所得増大を図る

抱川市蒼水面伍佳里の村が、京畿道の「2020年度境界地域の空き家活用定住条件改善公募事業」に選定された。

19日、京畿道は、「境界地域の空き家を活用した定住条件改善に関する公募事業」は南北分断以降、軍事施設保護区域や首都圏規制などの重畳的規制により発展が遅れ、人口が減っている境界地域の村に、新しい活力を吹き込むため推進される事業だと説明している。

事業の趣旨は、村内の空き家を活用して所得創出施設や生活利便施設を構築、建物改装、村の景観づくりなど全般的な定住環境を改善することだ。

京畿道は、今年1月に境界地域の7つの市・郡を対象に公募を実施し、選定委員会による現場及び書類審査、発表審査などを経て、最も優秀だと評価された抱川伍佳里の村を最終的に対象地として選定した。

抱川市は、蒼水面伍佳里262番地一帯の約19万㎡の敷地に「生態平和観光村」をつくり、地域住民と観光客が共生・交流でき、村周辺の自然・文化観光資源と連携し、訪問客に豊富な見どころ・楽しみどころを提供する計画だ。

事業費には、道費15億、市費15億の計30億ウォンが投資される。

具体的には、過去にレンガ工場として使用されていた廃工場及び村内の空き家や敷地を活用し、ローカルフード共同生産販売場、ゲストハウス、6次産業ベースの体験型共同農場、観光案内所、カフェ、常設公演場などを設置する予定だ。

さらに、「漢灘江旅行者プラットフォーム」を構築し、柱状節理峡谷を眺められる漢灘江地質生態観光地を中心に、村を訪れる観光客に旅行情報、宿泊サービス、体験プログラムなどを提供するという内容が含まれている。

特に、都市再生・空間活用分野の専門家による現場コンサルティングを通じて事業の専門性を高め、持続可能な事業推進に向けて、村企業の設立と「住民能力向上教育」プログラムを通して住民が設置された施設を直接管理・運営できるようにする方針だ。

チョン・サンギュン均衡発展企画室長は、「この事業は、『特別な犠牲に対する特別な補償』という民選7期の道政哲学に基づいた村再生・住民共同体活力事業」だと述べ、また「この支援により、立ち遅れて疎外されていた村に新しい活力を吹き込める機会になるよう、関心と支援を注いでいきたい」と明かした。

なお、京畿道は2018年には漣川の白蟻2里、2019年には楊州の鳳岩里を対象地として選定し、空き家を活用した定住条件改善事業を推進している。