京畿道、「敷居のない京畿観光都市づくり」拡大推進

投稿日d 2020-02-17 ヒット数 143

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〇 2019年から住民参加予算により成立、「みんなで一緒に行う」観光環境改善を実施
〇 観光地の環境改善、「京畿旅行ヌリム」車両運営、啓発・広報・教育まで幅広い分野で実施
〇 観光業界の公募を通じた物品支援と認識啓発・広報で民間支援を前年以上に拡大、「敷居のない」観光地の追加発掘とテストツアーによる情報提供範囲の拡大を図る

京畿道は17日、障がい者、高齢者、妊婦、乳幼児同伴者などの観光弱者が不便なく道内の観光地を訪問できるよう昨年開始した「敷居のない京畿観光都市づくり」事業を、今年は拡大推進することを明かした。

京畿道は、今年約17億ウォンの予算を投資し、▲観光地の空間環境改善、▲京畿旅行ヌリム車両の運営、▲観光弱者に関する啓発・広報など幅広い分野を連携して改善する計画だ。

京畿道は昨年の事業を通じて、▲金浦国際彫刻公園、▲加平チャラ島、▲楊州長興観光地、▲龍仁の農村テーマパーク、▲楊平龍門山観光地など道内の主な観光地5か所での施設改善を進めており、車いす利用者が乗車できる特装車を運営し、約3,500人に道内を観光する機会を提供した。

今年の事業では、市・郡公募を通じて最少3か所以上の主な観光地を選定し、家族用トイレなどのアメニティ施設分野から、傾斜路、エレベーターの設置などアクセシビリティ分野に至るまで、施設改善を支援する予定だ。

空間環境改善事業の市・郡公募は20日から実施中で、参加を希望する観光地は、市・郡へ申請できる。

京畿道は、今年の事業では昨年よりも物品支援分野を拡大し、公募方式を通じて民間から改善案の提案を受け、これを京畿道が支援する逆方向支援システムを構築する計画だ。

また、京畿道障がい者福祉総合支援センターに車いすに乗ったまま乗車できる大型バス2台を導入し、観光弱者の移動性改善のための利便性を提供する予定だ。

「京畿道おすすめのバリアフリー観光地」は、主な図書館や京畿観光ポータル(ggtour.or.kr)に掲載された「敷居のない京畿観光ガイドブック」で確認できる。今年は観光地を追加して、観光地ごとにリーフレットを作成・配布する計画だ。

京畿道のチャン・ヨングン文化体育観光局長は、「京畿道には見どころ・楽しみどころ満載の様々な観光地があるが、観光弱者には越え難い敷居が多く、皆が公平に楽しむことが困難なのが現状だ。今年も高齢者、乳幼児、障がい者など観光弱者を含め、誰もが快適に観光できる環境を構築するため力を注いでいきたい」と述べた。

なお、2019年度基準の京畿道観光弱者は、障がい者4.2%、65歳以上の高齢者10.6%、9歳以下の乳幼児8.9%で、全体人口の23.7%を占めている。