京畿道、障害者など移動制約者向け利便設備案内スマートアプリの配信を開始

投稿日d 2021-11-03 ヒット数 181

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○障害者等移動制約者向けに公共施設のバリアフリー利便設備に関する情報をアプリで配信
○アプリ配信開始の記念行事を開催-京畿道議員、公務員、(社)京畿道遅滞障害者協会、障害者当事者などが出席

京畿道は、障害者、高齢者、妊婦など移動制約者のために、障害者用トイレや昇降機など、利便設備について簡単に検索し、案内を受けることができる「利便設備案内スマートアプリ」配信を3日に開始した。

京畿道はこの日、京畿道議会の玄関前でアプリ利用の当事者となる車椅子使用者、京畿道議会保健福祉委員会委員、(社)京畿道遅滞障害者協会などの関係者が出席した中で、アプリ配信開始の記念行事を開催した。

「利便設備案内スマートアプリ」は、2019年に開発され、利便設備の情報だけを提供していた京畿道利便設備アプリを、拡大開発したものだ。位置基盤サービスを活用し、障害者用駐車スペース、障害者用トイレ、ベビーチェア、授乳室、昇降機、傾斜路など利用者の位置から近い利便設備を検索することができる。また、地図アプリとも連動し、検索された利便設備への道案内が可能だ。音声認識も可能なため、移動に制約を感じる障害者などの利便性を高められる。アプリのマップだけでは施設を探すのに困難を感じる高齢者のために、写真付きで案内する。

特にアプリの制作過程で、障害者で構成された市・郡の利便設備に関する現場調査要員40人が施設を訪問・調査し、写真資料などデータベースの構築に寄与するとともに、アプリに反映されていない施設があれば、アプリの利用者が直接施設を登録することができる機能もあり、管理者と利用者間の双方向通信の運用が期待される。

「利便設備案内スマートアプリ」は、App StoreとGoogle Playで「京畿道利便設備案内」と検索すると、簡単にダウンロードできる。

この日の記念行事でパン・ジェユル京畿道議会保健福祉委員長は、「アプリの開発に取り組んでいただいたことに感謝する。これからも保健福祉委員は皆、障害者など移動制約者の生活の質を向上に向けて努めてまいりたい」と述べた。

ムン・ジョンヒ京畿道福祉局長は「今後、アプリの運営と管理に努め、全国に事業拡大ができるように積極的に取り組む」とし、「京畿道は、障害者の人権の増進をリードしていく」と話した。

一方、この日の記念行事で保健福祉委員会パン・ジェユル委員長、チェ・ジョンヒョン副委員長、イ・ヘウォン副委員長、キム・ヨンジュン議員、パク・ジェマン議員、キム・ギホ(社)京畿道遅滞障害者協会長と障害に対する認識の改善を専門とする車椅子使用者の2人の講師などの参加者は、「移動が自由な京畿道!」というキャッチフレーズをもって、利用設備案内アプリ配信を祝った。