京畿ビジネスセンター(GBC) モスクワ200万ドル ロシア輸出契約へ導く!

投稿日d 2019-09-23 ヒット数 236

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○海外市場開拓が厳しい中小企業を支援する「GMS事業」を通じ、輸出支援事業の先兵の役割
-(株)東方B&H、ロシア企業と200万ドルの輸出契約…GBC LA、ホーチミンなども続く成果
-海外8か国11か所に設置されたGBC、2005年以降2,900億ウォンの輸出契約締結

京畿道が、道内中小企業の輸出を支援するため、世界各国に設置・運営している「京畿ビジネスセンター(Gyeonggi Business Center: 以下 GBC)」が「輸出支援事業の先兵」の役割を十分に遂行している。

京畿道は、世界各国に設置されたGBCが、自力で海外市場を開拓することが厳しい中小企業を支援する「GMS(GBC Marketing Service)事業」を通じ、モスクワ、LA、ベトナムなどにて道内中小企業の輸出契約締結を続けて成功させるなど、多大な成果をあげていると23日明らかにした。

「GMS(GBC Marketing Service)事業」は、世界各国に設置されたGBCで勤務している現地専門家らが道内中小企業の支社の役割を代行し、バイヤーの発掘から契約締結まで、全ての手続きを「密着支援」する事業である。

まず、華城市所在のエコ洗剤製造業者である(株)東方B&Hは、GBCモスクワを通じ、3月にロシアの現地企業と200万ドル(韓貨24億ウォン)の輸出契約を締結した。これは、1986年の(株)東方B&H設立以来、最大の単一輸出契約の実績となる。

これにより、(株)東方B&Hは冷水にもよく溶け、少ない量でも洗濯可能なエコ洗剤を、今後3年間ロシアに独占的に供給することとなった。

GBCモスクワは、ビジネスパートナーを探していた、年売上1,130万ドル(韓貨約1,300億ウォン)規模のロシア現地医療機器の大手企業と(株)東方B&Hを繋げ、200万ドルに達する輸出契約を締結するという成果を遂げた。

GBCモスクワは、(株)東方B&Hに▲バイヤー発掘、▲製品広報、▲契約書検討及び翻訳などの全ての手続きに関するワンストップ支援を実施している。

城南市にあるマスクパック製造業者J社も、近年GBC LAを通じて現地の大手流通網と300万ドル(韓貨約36億ウォン)の輸出契約を締結した。

J社は、アメリカ市場進出過程で、言語の壁とネットワーク不足で難航していた中、GBC LAの密着支援を通じ、Sephora、Costco、Entrophologistなど、現地の大手流通網と輸出契約締結に関する協議を行うこととなった。

以降、輸出相談及びサンプルテストなどを経て、大量購入及び契約締結に成功した。

その他、水原市に位置するPVCタイル及びビニール床張り材の生産業者であるT社も、3月にGBCホーチミンを通して9万6千ドル(韓貨約1億1,000万ウォン)の初度契約を成し遂げ、ベトナム市場に進出した。

T社は、GBCホーチミンが2019年初めにつくられた「京畿道ベトナム通商促進団」に参加したことに続き、GBCホーチミンの仲介によりバイヤーと地道に協議を行った結果、ベトナム市場開拓の土台を作るという成果を成し遂げた。

京畿道は、道内中小企業の海外販路の開拓を支援する目的で、現在▲中国(上海、潘陽、広州、重慶) ▲インド(ムンバイ) ▲ロシア(モスクワ) ▲マレーシア(クアラルンプール) ▲アメリカ(LA) ▲ベトナム(ホーチミン) ▲イラン(テヘラン) ▲ケニア(ナイロビ)など海外8か国11か所にGBCを設置・運営している。

2005年にインド・ムンバイに初の事務所が開設されて以降、GBCを通した輸出支援実績は総1,600社、2億3,298万ドル(韓貨2,900億ウォン)規模に達した。

GBCモスクワの支援により輸出契約締結に成功した(株)東方B&Hのイ・サンオプ代表は、「輸出価値のある十分な技術力を備えていても、人手とネットワーク不足のためなかなか実行に移せない中小企業が多い」とし、「GBCモスクワが全力で全面的に支援してくれたおかげでいい成果が出せた」と述べた。

京畿道経済室のオ・フソク室長は、「米・中貿易戦争や日本輸出規制などにより、対外貿易環境がますます悪化している」とし、「ノウハウとネットワークを保有したGBCを通して、情報と経験が不足した道内の中小企業が輸出を拡大することができるよう、全面的な支援を惜しまない計画である」と述べた。