京畿道代表団、経済交流協力強化のためスペイン・イギリス・ドイツを訪問

投稿日d 2019-03-06 ヒット数 322

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○ 朴臣煥(パク・シンファン)経済労働室長ら京畿道代表団、2月26日~3月6日にスペイン・イギリス・ドイツを訪問

– カタルーニャ州との姉妹提携20周年を記念しての交流再開…経済、観光など交流拡大を議論

– イギリスのLED照明企業GDSに京畿道投資を誘致

– ドイツを訪問し地域通貨、スマート型工場などをベンチマーキング

朴臣煥(パク・シンファン)経済労働室長を団長とした京畿道代表団が26日から来月の6日まで、7泊9日間の日程でスペインとイギリス、ドイツを順に訪問する。

道は地域経済の活性化のため、ヨーロッパ企業の投資誘致など経済交流の協力強化が、今回の訪問の目的であると説明した。合わせて地域通貨の導入、京畿青年配当、京畿道型スマート工場モデルの開発など、京畿道の主要政策に対するヨーロッパの優秀事例を調べる計画だ。

代表団はまず27日にバルセロナのカタルーニャ州政府庁舎でアルフレッド・ボッシュ(Alfred Bosch)カタルーニャ州外交長官と出会い、両地域の協力強化方策に対する意見を交換する予定だ。

京畿道とカタルーニャ州は1999年3月に姉妹提携を結んだが、スペイン内の政治状況により2004年以降活発な交流関係を続けることができなかった。道は今年、姉妹提携20周年を迎え、両地域の交流を再開し、スタートアップ企業と経済、文化、観光分野での協力を拡大する計画だ。特にカタルーニャ州で開かれるMWC(Mobile World Congress)、4YFN(4Years From Now)と京畿道で開催するG-Fair、板橋自律走行モーターショーで両地域の企業が相互に参加する方策や、道内企業のスペイン市場への進出に関して議論する予定だ。

MWCは、世界移動体通信事業者協会(GSMA)が主催する世界最大規模のモバイル通信技術産業の展示会で、毎年カタルーニャ州で開かれる。4YFNは、MWC内部行事の一つで、今年は45か国から約600のスタートアップ企業が参加する展示会だ。

続いて3月1日には、イギリスのブリストルに位置した国際通商部南西部地域本部の本社で、GDS(Global Design Solutions)のリチャード・カスバート(Richard Cuthbert)代表と出会い、投資協約を締結する予定だ。GDSはロンドンのウェンブリー・アリーナ、パリのオペラ・バスティーユなど、700余りの劇場とオペラハウスなどに高級照明システムを設置したイギリスの有望中小企業だ。GDSは今回の協約を通して水原市に投資を決定したと伝えられた。

その他にも、京畿道代表団は3月4日、ドイツのキームガウアー(Chiemgauer)協会を訪問し、地域通貨の導入関連の事例を調べる計画だ。キームガウアーは、2003年からバイエルン州のキームガウ地域で使用中の地域通貨だ。また、京畿道型のスマート工場モデル開発のため、シーメンス自動化事業部本部を訪れ、ベンチマーキングする予定だ。

朴臣煥(パク・シンファン)京畿道経済労働室長は、「カタルーニャ州との交流拡大、イギリスの有望中小企業の誘致などを通して、良質の雇用を生み出すことを期待している」と述べ、また「ヨーロッパの主要地域と実質的な友好協力の基盤を強化し、道企業のヨーロッパ市場進出と海外資本投資の誘致が行われるようにしたい」と語った。