阿方理綱引き

投稿日d 2015-11-25 ヒット数 359

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永懐園の下にある村の老温寺洞阿方理(陵村)に伝承される阿方理綱引きは、旧暦の小正月に村の豊作と安寧を願って、住民が行う遊戯である。

長さ約50m程度に作られた雄紐と雌紐の二本の紐を丸太で固定させ、男女に分かれて行うが、女性が勝つと豊作になるとされるため、男たちが手を抜くので、いつも雌紐が勝つ。勝負を決めるというより、女性の生産力で一年の豊作を願う呪術的な儀式として、また、1年の農作業を控え女性の労をねぎらうという意味がある。

綱引きの後、残った藁は全部集めて燃やすが、このとき住民は音楽を鳴らして楽しむ。

焼き残った灰はすべての田畑に撒かれ、堆肥として使われる。

阿方理綱引きは住民の団結を強めるまつりであり、稲藁を堆肥として使うリサイクルの知恵が 反映されている民俗遊戯である。

http://www.gm.go.kr/site/japan/sub.do?key=3010

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