驪州高達寺址の元宗大師塔

投稿日d 2015-07-27 ヒット数 397

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指定番号: 宝物 第7号

指定日: 1963. 1. 21

時代: 高麗時代

所在地: 驪州市 北内面 上橋里 46-1

規模: 1基/7㎡

広い寺の敷地の中にたくさんの石造遺物らが散らばっているがその中で塔と石碑が共にほとんど完全な形態で保存されている。この浮屠塔は3段で作られた基壇の上に塔身と屋根石をのせた形態で、全体的に八角の平面を基本にしているが基壇部で珍しい構造を見せている。

基壇部は四角の底石に蓮を囲んで刻まれた。回して刻んだ。下の下敷石は四角い形態であり、真ん中の下敷石の上部から八角の平面が見える。即ち上部に1列で八角の帯をかけて、下は⦁˙上で立ち上ぼる雲柄を彫刻した。その間には亀が体を前に置いて、頭は右側を向きこれを中心に囲みながら4匹の竜が雲の中で飛んでいる。上の下敷石には蓮が刻まれている。塔身は4つの面に扉の模様が、他の4つの面には四天王立像が刻まれている。屋根は軒が水平やコーナー部分から上に向かって花飾りが付けてある。最上部には屋根石を縮小しておいたような装飾が乗せられている。この浮屠は八角の平面を基本にしながら下の下敷石を四角で正しく組んだ事が時代的な特色と言える。真ん中の下敷石の彫刻は一番顕著に高麗時代の手法を現わしており、各部分の調和も優雅で華麗だ。基壇部が少し肥大なようだが良い比例を見せてくれる。この塔の主人公である元宗大師原は統一新羅景文王9年(869)に生まれ高麗光宗9年(958)に入籍した高僧だ。建立年代は高達寺址元宗大師慧眞塔碑の碑文によって高麗景宗2年(977)と推定されている。

http://www.yj21.net/japan/culture/Treasures.jsp?cid=3934&gotoPage=1

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