西溪朴世堂舍廊

投稿日d 2015-01-09 ヒット数 338

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京畿道文化財資料 第93号(2000.4.17)

長岩洞197番地

京畿道文化財資料 第93号(2000. 4.17)

この家屋は朝鮮後期の実学者、西渓朴世堂(1627~1703)先生が官職から退いた後に起居して、後学を養成し、執筆をした場所だ。代表的な著書として、農業に関して書いた「穡経」があるが、この本は先生本人が畑を耕して経験したことを記述した本で、貴重な資料として認められている。また、古典研究に関する著述として「思弁録」などがある。
現在の西渓先生の舎廊は、当時、先生が起居しながら著述活動を行った場所で、本来は母屋と内舎廊、外舎廊、そして行廊からなる朝鮮後期の士大夫の家屋の配置で、家の前の入り口にあるイチョウの木の老木やその前の渓流に沿って立てられた亭、学堂の址やその後ろの影堂と墓宅などの一郭が、朝鮮後期の士大夫建築の様子をよく反映しており、学術的な価値だけでなく、教育的、文化的な価値もとても高い。しかし残念なことに、韓国戦争の当時に大部分が焼失し、1999年8月に京畿道伝統宗家として指定され、2000年4月17日に舎廊が道の文化財資料第93号に指定された。

http://www.ui4u.net/site/japanese/sub.asp?MCode=C040060010