今の夏、目の前に迫った梅雨が明けると、蒸すような暑さがぐんぐん続く見通しです。もちろん、今から蒸し暑さを避ける避暑旅行の計画を立てている方もいると思いますが、堂々めぐりするように日常の生活に疲れて何の計画もない方が多いようです。

ですので、今回は、計画なくても、少しの時間さえあれば出かけられる公共交通機関を利用した京畿道旅行をやってみたいと思います。果たして、どこがいいでしょうか。

日帰り旅行で出かける‘臨津閣’

臨津閣は、世界で唯一の南北交流の場であり、DMZの内部と北朝鮮を眺めることができる代表的安全保障の観光地であります。本来、避難民たちの一時的な居所として作られたが、現在は、南北関連の行事場として使われています。特に、板門店のように複雑な許可手続きが別に必要としないため、京畿道の中で、外国人が最も多く訪れる場所でもあります。

最近では、子供たちが利用できるバイキング、ミニ列車などが設置されており、家族連れの旅行地としても人気が高いところになりました。さらに、臨津閣が誇る風車の丘はもちろん、彫刻像と湖などで美しく飾られた平和ヌリ公園は、観覧客の心をとらえるに十分です。

また、臨津閣は、旅行だけでなく、子供たちと一緒にすると教育的にも役立つ旅行地でもあります。特に、臨津閣は自由の橋を共に訪れることができ、ヘイリ、英語村とも隣接しており、一緒に旅行ルートを組むにも良い場所です。

1.臨津閣の位置：京畿道坡州市汶山邑馬井里1325-1

2.臨津閣の公共交通機関でのアクセス：ソウル4号線、明洞→ソウル駅から京義線に乗車→京義線のムンサン駅で下車→DMZ train観光列車に乗って臨津江駅で下車→臨津江駅から徒歩約10分

3.臨津閣までの所要時間：約1時間43分

4.臨津閣の旅行コース： 臨津閣→臨津閣平和ヌリ公園→自由の橋→都羅展望台

ユネスコ世界文化遺産‘水原華城’

朝鮮22代の王である正祖は、党派争いにより27歳に犠牲にされた父の思悼世子の墓を、当時最高の墓地に挙げられた水原に移してから、水原華城を建てました。

総延長5.7kmの城郭で、1794年〜1796年に竣工されたが、丁若鏞の挙重機、轆轤（ろくろ）などの新機材を使用して、西欧の科学技術を積極的に活用したため、2年の短い期間の間、40軒を超える建物を完成することができました。

水原華城は、東・西洋の城郭築造技術が網羅された城郭の白眉です。1997年にユネスコの世界文化遺産に登録されたし、水原華城の訪華隨柳亭は、CNNの韓国の美しい場所50選に選ばれました。また、水原華城をスケジュールに合わせて訪問すると、様々な体験を楽しむことができますので、参考になればいいですね。

1.位置：京畿道水原市長安区ヨンム洞190

2.アクセス：ソウル4号線明洞駅→1号線の衿井駅で乗り換え→水原駅10番出口から出て、駅前市場停留所まで徒歩で2分間移動→駅前市場停留所から35番バスで6つ目のバス停まで移動→華城行宮、水原聖地で下車

3.所要時間：約1時間30分

4.旅行コース：水原華城→華城行宮→工房通り→伝統市場

ドラマの撮影地として有名な‘アチムゴヨ樹木園’、‘プチフランス’

約10万坪の敷地に約5千種の植物が一緒に調和したアチムゴヨ樹木園は、韓国人が最も愛して大切にする樹木園です。季節別、テーマ別に様々な植物があるので、行く度に新しい感じを抱えて帰ってこられるところでもあります。特に、夜になると、600万個以上のLED照明が点灯して樹木園を五色の光に染まるため、よりロマンチックになります。冬には、星明かり庭園の人気が多く、恋人たちが多く訪れる場所でもあります。ドラマの撮影地として親しまれているここで、直接ドラマの主人公になってみるのは、どうですか？ 

人気ドラマ<シークレットガーデン>、<星から来たあなた>の撮影場所として知られているプチフランスは、小さくて美しいフランスの村という意味です。星の王子さまと出会える童話の村で、最近では、家族、恋人、友人同士を問わず、多くの観光客が訪れる場所でもあります。プチフランスの最大の特徴は、サン=テグジュペリの星の王子さまであり、サン=テグジュペリ記念館は、遺族から直接寄贈された遺品が展示されているということです。200年以上のフランスの家をそのまま持ち込んだフランスの伝統住宅展示館と、ヨーロッパで収集した貴重なオルゴールの感想は、プチフランスのもう一つの楽しみを与えたりします。

1.位置：京畿道加平郡上面ヘンヒョン里、山255

2.アクセス：ソウル4号線の明洞駅→2号線

東大門歴史文化公園駅で乗り換え→中央線の往十里駅で乗り換え→京春線の上鳳駅で乗り換え→清平駅下車→清平駅で加平シティツアーバスに乗車後、2つ目のバス停まで移動

3.所要時間：約2時間

4.旅行コース：アチムゴヨ樹木園→プチフランス

漫画好きな人は、ここに集まれ！ ‘韓国漫画博物館’

蒸し暑い夏、スイカを食べながら涼しい扇風機の下で漫画を読んでいた瞬間を覚えていますか？おそらく、夏の中で最も幸せな瞬間ではないかと思いますが、富川には専ら漫画のために設立された博物館があります。

ここでは、韓国の漫画100年の歴史を一目で見ることができ、人気の作品と作家を紹介していますが、3階の企画展示館を一番最初に観覧し、韓国の漫画の歴史を身につけてから、他の場所を見回せば、より充実して楽しく観覧することができます。

また、普段詠みたかった漫画に満ちた漫画図書館まであるので、真夏の中、公共交通機関で遊びに来るのに、丁度良いところではないかと思います。

1.位置：京畿道富川市遠美区上洞529-2

2.アクセス：ソウル4号線の明洞駅→7号線の総神大入口（梨水）駅で乗り換え→7号線の三山体育館駅で下車、4番出口から徒歩5分

3.所要時間：約1時間15分

4.旅行コース：韓国漫画博物館→富川韓屋村→ woongin Play℃

風変わりな体験をすることができる‘楊平レールバイク’

鉄道の上を走るレールバイクは今、江原道でしか見ることができるわけではありません。ソウルに近い京畿道でもレールバイクを体験できるようになりました。楊平レールバイクは、廃線になった鉄道を利用して開発されたもので、前方には、川が流れており、後ろには、龍門山があるところです。

だから、楊平レールバイクに乗るならば、涼しい風に吹かれながら龍門山を友として走れるヒーリング旅行地です。静かな所への旅行をしたいとしても、家族と楽しい時間を持つことを望むなら、楊平は遜色のないところです。旅行がとても短く、退屈だったので残念な方なら、レールバイクに乗る風変わりな体験をして見ましょう。

1.位置：京畿道楊平郡龍門面三成里126-5

2.アクセス：ソウル4号線の明洞駅→2号線東大門歴史文化公園駅で乗り換え→中央線の往十里駅で乗り換え→中央線の龍門駅2番出口下車→龍門畜産協同組合バス停まで徒歩で5分間移動→7番バスに乗車後、2つ目のバス停まで移動→龍門郵便局停留所で下車後、徒歩5分

3.所要時間：約1時間58分

4.旅行コース：楊平レールバイク→楊平龍門五日市→楊平英語村

http://blog.naver.com/gyeonggi_gov/220741982163