京義線全区間開通!ヨンサン~ムンサン、京義線で乗り換えなし
投稿日d 2015-01-27 ヒット数 611
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ソウル・ヨンサンから坡州・ムンサンまでの距離は約48.6キロ。
ソウルの東端から西端までの距離が30キロほどだということを考えれば、非常に遠いといえますが。
これまでソウル-坡州の区間を長時間苦労して往復してきた会社員の人たちに
京義線全区間開通という嬉しいお知らせをお伝えします^^
これまで、京畿道の坡州と楊坪一帯は地下鉄の連結が整っておらず、ソウルを経て乗り換える必要がありましたが、
これからは京義線全区間が開通し、直通で行けるようになりました。
ところで、京義線全区間の開通まで何と25年もかかったことをご存知でしたか。
1990から1992年まで事前調査と妥当性調査を行い、1996年から2000年までは路盤の基本設計や実施設計、1999年の路盤4工区着工により、いよいよ京義線の複線電鉄化事業が本格的に始まりました。
そして、2009年7月にはデジタルメディアシティとムンサンを結ぶ区間が初めて開通しました。
ムンサンからデジタルメディアシティまで50.6キロ、デジタルメディアシティからコンドクまで6.1キロなど、バラバラに開通してきましたが、
今回、コンドクからヨンサンまでの区間(1.9キロ)が開通したことにより、ヨンサンからムンサンまでの全区間が開通しました。
京義線開通により、京義中央線電鉄と京義線が相互に延長運行されるようになりました。
つまり、2つの路線が一つの路線のように乗り換えなしで坡州から楊坪まで行けるようになったのです^^
そして、京義線一山方面から江南方面に移動する際、3号線乗り換え(オクス駅)、4号線乗り換え(イチョン駅)、盆唐線(ウァンシムリ駅)に乗換えやすくなります。
また、ムンサンからイチョンまでが87分→67分、ムンサンからオクスまでは90分→75分に短縮され、坡州・ムンサンから楊坪・ヨンムンまでかかる時間も185分→155分と、30分も短縮されました。
京義線全区間の開通により、首都圏西北部地域と京畿北部地域の住民たちは地下鉄の利用が一層便利になりました。
また、ソウル都市鉄道、仁川空港鉄道、京春線、盆唐線などの首都圏路線にも乗り換えやすくなりました。
それから、京釜線をはじめ湖南線と中央線など幹線鉄道への連結がしやすくなり、
交通の利便性向上や地域経済発展を期待でき、
統一に備えた前進基地が京義線に沿って構築される、という楽しい想像もできるようになりました。
京義線全区間の開通は昨年12月27日に行われました。
開通を1日前に控えた12月26日、ヨンサン駅でソ・スンファン国土交通相とナム・ギョンピル京畿道知事、パク・ウォンスンソウル市長、チェ・ヨネKORAIL社長などが出席した中で、京義線全区間開通を祝うセレモニーがありました。
京義線全区間の開通式では、快適な環境造成のために
ヨンサン区とマポ区の都心区間を地下に建設し、地上は公園にするという報告が行われ、
続いて工事の推進過程で起きた不便を快く我慢してくれた市民たちと
協力してくれた自治体の関係者への感謝の挨拶がありました。
KORAILのチェ・ヨネ社長は、京義線開通のために協力した人々に感謝を伝え、
「京義線は首都圏西北部の交通中心軸で、今後の地域経済発展に大きな役割を果たすと思います。京義線開通により首都圏が東西につながり、生活の質向上が期待されます。今後とも、継続的な努力と改善を通じて幸せを届ける鉄道を目指します」
と約束しました。
パク・ウォンスン市長は、京義線開通という歴史的な瞬間を味わうことができて嬉しいと、京義線開通を祝いました。
ナム・ギョンピル京畿道知事は、京畿北部道民の念願事業を実現させることができて嬉しいと述べた後、京義線開通で期待される効果を次のように説明しました。
「京義線開通は、京畿北部地域の交通渋滞の解消による交通利便性の向上が期待できます。そして、西北部と東部圏のつながりで地域経済の発展と観光産業の育成に貢献し、シンイジュとユーラシアを横断する前進基地として韓国の未来ビジョンの象徴となるでしょう」
京義線開通が成し遂げた一石三鳥の効果!
祝辞が終わった後、みんなで京義線複線電鉄開通記念のテープカットを行い、開通式は終了しました。
開通式が終わると、今回は試乗式!
綺麗に飾られた地下鉄に、著名人たちが揃って座りました。
彼らは、最後に開通したヨンサン駅~コンドク駅区間を直接、試乗しました。
京義線にまつわるそれぞれの話を交わし、新年を祝う和気あいあいな雰囲気の中で、
列車はいつの間にかコンドク駅に到着しました。
これから京義線は通勤時間帯の急行増便、ムンサン~ヨンサン区間の急行増便、出勤時間帯の新設運行など、
輸送需要を考慮して弾力的に運行されます。
京義線全区間の開通は、京畿西北部に住む市民の足になるだけでなく、
ムンサンからヤンピョンまで東西横断で連携運行される点で、とても嬉しいニュースです。
一方、首都圏の様々な電鉄路線から鉄道幹線路線まで様々な鉄道と連携が可能で、
首都圏とより緊密な関係になり、
首都圏住民はより便利に京畿道を訪れることができ、観光振興による地域経済の発展にも貢献するでしょう。
もちろん、鉄道の安全と利便性への取り組みがこれからも続かなければ、このような希望は実現しません。
ヨンサン~ムンサンの京義線区間は、今日も多くのソウル市民と京畿道民を運んでいます。
月曜日から金曜日までは通勤する人を乗せ、週末は京義線付近に広がる観光スポットへ向かう人たちを乗せるでしょう。
数多くの見ものと食べ物が揃っている京義線全区間を、今週末から一つ一つ巡ってみてはいかがでしょうか。
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