音楽と一緒の2014坡州平和ヌリギル歩きイベント
投稿日d 2014-11-05 ヒット数 540
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9月13日、坡州市臨津閣一帯で平和ヌリギルの利用活性化と地域観光プログラムの開発のために平和ヌリギル歩きイベントを開催しました。このイベントには家族、友人、職場の同僚、同好会など700人余りが参加し、臨津閣から統一大橋を経てチャンサン展望台に到達する7キロのコースを、綺麗な自然環境を楽しみながら歩きました。
歩きイベントの日 | イベントの場所 | 受付期間 |
2014年9月13日(土) 09:00~13:00 | 坡州平和ヌリギル8コースパングジョンギル(7km) | 8.14~ |
9月27日(土) 09:00~16:00 | 漣川平和ヌリギル11コース臨津チョッピョッキル(8km/ 14km) | 8.24~ |
10月11日(土) 09:00~13:00 | 金浦平和ヌリギル1コースヨムハ川鉄柵キル(7km) | 9.15~ |
平和ヌリギル歩きイベントは9月13日にスタートし、9月27日には漣川、10月11日には金浦につながります。参加費は1万ウォン、トレックスターからの記念品もあります。平和ヌリギルのホームページで先着順で受け付けていますので、お急ぎください!
平和ヌリギルは2010年5月8日にオープンしたDMZ接境地域の金浦、高陽、坡州、漣川の4市・郡を結ぶ韓国最北端の道です。計12のコース、189キロの道で、金浦3コース、高陽2コース、坡州4コース、漣川3コースで構成されています。各コースの長さは15キロ前後で、徒歩で約4~5時間かかります。
今回のコースは7キロで、臨津閣から出発し、統一大橋南端、草坪島を経てチャンサン展望台へ向かう道でした。チャンサン展望台からは再び臨津閣に向かうシャトルバスが運営されましたが、長くないうえにほとんどの道が平地で、子どもから大人まで様々な年齢の人が参加しました。ただ、太陽を遮ってくれる木がない区間が多く、当日の日差しが強いのが残念でした。
この日は音楽を一緒に歩くイベントでした。ちょうど臨津閣では午後4時からフォークフェスティバルが開かれ、歩きイベントの後、そのフェスティバルまで見に行く方々もいました。平和ヌリギル歩きイベントの前もちょっとしたイベントがありました。
晴天の秋の日にぴったりの「旅行スケッチ」の歌声が臨津閣に響き渡りました。合わせて3曲を歌ってくれましたが、公演の後も一緒に歩きイベントにしばらく参加していました。旅行スケッチは、同日午後に開かれたフォークフェスティバルのステージにも立ちました。
旅行スケッチの公演の後は坡州市長による挨拶がありました。背番号ア番!私も1番をもらいたくて早くから並びましたが、背番号は先着順ではなく、既に決まっている番号を割り当ててくれる方式で、少し残念でした。歩きイベントに参加された方々は個人的に申し込むか団体またはスタッフとして参加されました。
長い距離ではありませんでしたが、それでも万一の時に備えて本格的に出発する前にみんなで準備運動をしました。坡州の生活体育チームの人がステージの上で教えてくれました。早朝から臨津閣旅行に来た中国の団体客も遠くで一緒に運動をするなど、みんな一つになって準備運動をしました。
みんなで記念写真を撮ってから出発~!
平和ヌリギルは2010年に造られ、今年からとても活発になり始めた道です。分断以来、長く自然をそのまま守ってきた道ですが、一部区間は民間人統制区域で身分証の所持が求められます。今回の平和ヌリギル歩きイベントのほとんども民間人統制区域で行われ、予め申し込んで身分証を持参する必要がありました。先着順700人だけが参加できる、とても貴重な機会でした。
民間人統制区域が多いため、軍部隊の協力がなければ不可能なイベントでした。あちこちに兵士たちが配置され、イベントも決まった時間内に終えなければならず、景色の良い場所や大道芸をする所でゆったりと過ごせないのは残念でした。
平和ヌリギルは町の内道、畑道、堤防道、海岸鉄柵、漢江下流、臨津江などの歴史遺跡が散在しています。この道は大人の世代にとっては昔のことを思い出させる空間であり、子どもたちにとっては自然や歴史、文化に触れる良い機会となります。
みんなが幸せになることを願う気持ちを込めて、鉄条網にリボンも付けてみました。700の平和を祈る朱色のリボンが風になびきます。みんなが平和を願い、ここも静かな雰囲気が穏やかに見えますが、まだ真の「平和」は実現していない気がして、しばらく寂しくなりました。
草坪島近くで、おやつとしてパンと飲み物を配られました。たとえ日陰がなく、熱い日差しの下でしたが、味はとても美味しかったです。草坪島は臨津江の真ん中に浮いている島で、60年間人が入ったことがなく、周りの鳥などの動物たちにはパラダイスのような場所です。
おやつを配る場所の隅では「プラマ」が歌を歌っていました。「プラマ」はスペイン語で「情熱」という意味です。サンバからボサノバまで、幅広い音楽を扱っている素晴らしいチームです。その音楽と歌声に魅了されました。熱い日差しや体の疲れもしばらく忘れて、歌に浸ってしばらく座っていました。
平和ヌリギルは1.21武装共産軍浸透で第3地下トンネル、チョンド中断点、故郷を離れた人々の恨みを癒やすエギボン展望台など、朝鮮戦争の痕跡が残っている場所です。平和を願って平和ヌリギルを造ったということですから、非常に価値があります。それだけでなく、高麗太祖の位牌がある崇義殿や栗谷先生の遺跡地である花石亭、朝鮮時代の陣営である徳浦鎮、権慄将軍の魂が宿っている幸州山城など、韓国の生きた歴史に出会えます。
見るだけで棟の奥まで爽やかになるここは、坡州平和ヌリギルイベントの終着点である「チャンサン展望台」です。ここは、広々とした臨津江の全景と開城、松岳山、将軍峰の馬息嶺山脈まで眺めることができる、臨津江最高の展望を誇るスポットです。
完歩した記念に完歩証とトレックスターの登山スティックを受け取りました。7キロを歩いてこんなプレゼントだなんて、ちょっと恥ずかしかったけれど、いい終わりだと思いました。
平和ヌリギルは南と北を流れる臨津江、そびえた柱状節理など、自然景観に恵まれています。天然記念物のミズグモやマナヅル、クロツラヘラサギなど、絶滅危惧種の生息地である臨津江河口一帯に位置しており、珍しい動物も見られそうです。
誰でも、いつでも歩ける道ではないのでさらに意味深い体験でしたが、一方では我が地を思う存分歩けないということに、胸が苦しくなりました。平和ヌリギルの自然をしっかり保存して、将来は誰でも歩けるようになるといいですね。みなさんも時々ホームページにアクセスして、平和ヌリギル歩きイベントに申し込んでみてはどうでしょう。
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