首都圏に近い名所-兩水里「トゥムルモリ-ペダリ-セミウォン」コース
投稿日d 2014-10-01 ヒット数 524
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梅雨であるようなないような天気が続く今この頃です。立秋に続いて処暑、そして今は秋夕(チュソク)を控えています。時間が経つのは早いものですね。過ぎ去っていく歳月に寂しさを感じますが、夏と別れて秋との新しい出会いを準備している今が、お出かけするには最適な時期かもしれません。
お出かけや旅が好きな方は、こんなときに思いっきり季節を楽しみたいものですよね。そこで、今日は今頃に見どころな場所を紹介したいと思います。
首都圏からとても近く有名な場所ですが、だからこそ行ってみる価値がある場所、楊坪の 兩水里です。
兩水里といえば真っ先に頭に浮かぶのが「トゥムルモリ」ですが。
南漢江と北漢江の支流が一つになるという意味を持つ「トゥムルモリ」は、樹齢が400年を超えるケヤキと黄布帆船が調和を成す絶景です。景色が芸術ともいえるほど美しく、写真愛好家なら一度ぐらいは訪問したことがあるかもしれません。
残念ながら、私が撮ったトゥムルモリの写真は、全て昼の時間帯のものしかありません。
今のような天気に、早朝の水煙を写真に収めたら究極の風景になるそうです。周りの背景とともに写る風景は一枚の絵のように美しいとか。私は撮れませんでしたが、皆さんは一度挑戦してみてはいかがでしょう。
カメラにたくさん収めた後は、目の保養のため、自分の目で長い時間、景色を鑑賞するのもトゥムルモリの魅力を存分に満喫する方法です。
トゥムルモリで十分な時間を過ごしたなら、次に紹介する名所にも寄ってみましょう。すぐ隣にありますから、歩いていけます。
5分?10分?気軽に歩いていけそうな所にあります。兩水里の2番目の名所「ペダリ」です。
ペダリはトゥムルモリとセミウォンの間の北漢江の上に設置された52隻の木船で朝鮮時代に正祖の王陵行次の際に登場した浮き橋を再現したものです。長さ250メートル、幅4メートルの規模で復元されたペダリは、設置規模や華やかさ、橋の設置手法などで世界トップとされているそうです。
ペダリを渡れば、秋史・金正喜先生の「歲寒図」にちなんで造られた庭園である「セハンジョン(歲寒庭)」が見えます。
昨年誕生したセハンジョンに入ると、まるで3次元空間の絵を見るように、歲寒図のシーンが目の前に広がります。両側の高くそびえた木とコントラストを成す折れた松の木、そのバックに位置した小さな家まで、歲寒図にそっくりです。
ペダリに続き、歲寒図まで歩きながら歴史の知識を頭の中に入れていくと、水辺の散策路に沿って、今日のハイライトの「セミウォン」にたどり着きます。
水と花の庭園と呼ばれるセミウォンは水生植物を利用した自然浄化公園で、京畿道が約100億ウォンを支援して造成した場所です。セミウォンという名は「莊子」に登場する言葉で、「水を見て心を洗い、花を見て心を綺麗にしなさい」という意味だそうです。
セミウォンといえば蓮の花が一番に浮かぶほど、あちこちで池に咲いた蓮の葉を見かけられます。また、昌德宮の甕を再現した甕噴水が見ものです。
何よりも水辺散策路が充実しているセミウォンは、歩くだけで心が癒される気分になります。今のように暑くも寒くもない天気に打ってつけです。
このように、兩水里の名所である「トゥムルモリ-ペダリ-セハンジョン-セミウォン」の順で紹介しました。この通りに移動してもいいですが、逆方向でも構いません。秋の入口に迫ったこの頃、近くの兩水里に旅を立ってみてはどうでしょう?
文・写真:乗り換えの達人
http://gnews.gg.go.kr/news/story_news_view.asp?BS_CODE=S043&number=74&sel2=
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