秋を迎える異色のメロディ

投稿日d 2014-09-24 ヒット数 533

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ソ・ジヌォン

 

毎年欠かさず開かれるロック・フェスティバルは飽きやすい。だが今年の秋は市民をいろいろなジャンルのコンサートに目覚めさせてくれそうな異色のフェスティバルが京畿道にやって来る。「ジャラ島ジャズフェスティバル」と「坡州フォークフェスティバル」は、熱い熱気と歓声よりも秋の趣を感じさせる催しになりそうだ。
             

11回目の坡州フォークフェスティバルは9月13日、臨津閣平和ヌリの野外公演場で開かれる予定だ。長く続いてきたイベントであるだけに、ラインナップも豪華だ。70年代の青年文化の象徴であるイ・ジャンヒから、スウェーデン・ストックホルム出身のアーティスト、アンドレアス・センドランドをはじめ実力派の国内外グループが参加する。
             
フォーク・ソング・コンテストに参加することは、フェスティバルを楽しむもう一つの方法だ。老若男女を問わず誰でも参加でき、受賞者には少額の賞金とトロフィーが贈られる。ここで注目すべきは、この大会の優勝者はフォーク・ミュージシャンとして活動できる大切な機会を得られることだ。

70年代の典型的で陳腐なフォーク音楽は消えて久しい。ヒップホップやエレクトロニクス音楽のようなポピュラーなジャンルと、総会なアコースティック・ギターとハーモニカのハーモニーは新鮮なトレンドを誕生させ、年配の世代にも若い世代にも人気を博している。

それから1カ月後、日本やスウェーデン、ノルウェーをはじめ12カ国からの約30チームが、加平で開かれる11回目のジャラ島国際ジャズフェスティバルに10月3日から5日まで3日間にわたって参加する。

ジャズはやや馴染みの薄いジャンルだが、毎年の累積観客数は144万人に上り、文化体育観光省が唯一選んだ文化観光最優秀フェスティバルでもある。理由は何だろうか。正解は、自然と新鮮な音楽の調和だ。広い芝生畑と多くの花木からなる自然休養地のジャラ島は、秋の趣をスウィング、フュージョン、ボサノバ、ビボップ、ワールドミュージックなどの様々なカテゴリーのジャズ音楽を楽しめる特別な場所だ。
             
今回はヘッドベングインや喉がかすれるほど叫ぶようなうるさいコンサートではなく、愛する人たち、そして甘美なジャズやフォーク音楽と共に、日常から離れてうっとりした休息の時間を持つのはいかが?