本と音楽があふれる京畿道のユニークな図書館、カラム図書館

投稿日d 2014-09-23 ヒット数 553

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梅雨の時期を迎えた今、毎日蒸し暑いですよね。突然のにわか雨に野外活動も不便ですし。それでも、週末にただ家にいるのはもったいないと思い、図書館を検索したところ、坡州市に音楽公共図書館があることを知って、訪れてみました。クラシックには詳しくないのですが、時々聴いているもので。ジャズやポップソングはもちろん、K-POPはよく聴いています。音楽図書館というから、なぜかクラシック音楽がたくさん聴けそうでワクワクしてきました。

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坡州市雲井洞にあるカラム図書館です。名前もとても綺麗ですよね。カラムは川の昔の名称だそうですが、たぶんその意味ではないかと思います。図書館は京義線雲井駅で降りて歩いて10分ほどの距離にあります。道が綺麗であまり遠く感じませんでした。

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近くに着くと、なぜ音楽図書館なのかがすぐ分かりました。「ソルガラム・アートホール」といって、クラシック専用ホールが併設されていたのです。最近は公演がないらしいですが。3月にオープン式とともに有名なクラシック公演があったようです。このような公演が頻繁にあるといいですね。特に、こういう公演はソウルの何カ所に限られていますから。ソウルを少し離れるだけで文化とは縁のない地域になりがちですが、このような施設が新しい文化空間の機能を果たせるかもしれないと思いました。次の公演が楽しみです。

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入り口は通常の図書館とそれほど変わりません。ロビーは絵の展示会の真っ只中でした。1カ月間の日程がぎっしりと詰まっています。地元の住民が積極的に参加している感じで、嬉しくなりました。 

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図書館の構成を見てみましょうか。雲井は新都市で、大規模マンションが集まっているためか、道であれ図書館であれ、子どもたちがとても多かったです。周辺に学校も多いですし。だからか、子どもたちのためのスペースが別途に設けられていました。

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入り口から面白いです。カラム図書館は音楽図書館らしく、モーツァルトやバッハなどの額縁が利用者を迎えてくれます。図書館と音楽の絶妙な組み合わせですよね?

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子どもたちのための本がぎっしりと並んでいます。お母さんと一緒に本を選ぶ姿がとても素敵ですよね?

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カラム図書館には検索スペースや便宜施設が充実していました。大型書店で見かける検索台がカラム図書館にもありました。カラム図書館は、利用者の便宜を図るスペースも備わっていました。休憩スペースも別途にありましたし。図書館を訪れた中学生が、疲れたのか休んでいますね。勉強を頑張りすぎたのかしら…。授乳室と子ども専用のトイレもありました。乳幼児を連れて来ても問題なさそうです。

 

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下の階に降りていきましょう。上には建物が別々でしたが、下に行くと図書館とアートホールが繋がっていました。カラム図書館のハイライト、音楽図書館が見えます。入り口から休憩スペースが充実していて、友だちと集まって休む場所としても重宝されそうです。音楽のCDを見ると、なぜか嬉しくなりました。ここには約4600点の音楽資料があるそうです。もちろん、レンタルもできます。 

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また、音楽を鑑賞できる空間も綺麗に造られていました。窓際でヘッドホンをつけて音楽鑑賞!ドラマを撮影している気分になるかも。オーディオとビデオの鑑賞室も備わっていて、音楽や映画の鑑賞もできます。

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新しい図書館らしく各スペースが綺麗に飾られていて、見物するだけでも時間が経つのを忘れるほどでした。ブロシュアを入念に読んでみたら、週末はもちろんのこと、平日にも映画上映があり、読書討論会も開かれるなど、地元住民のためのイベントがぎっしり。雲井の住民たちがうらやましくなります。 

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前庭も広々としていて、自転車スタンドも充実しているので、いつでも気軽に来て楽しめそうです。

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カラム図書館は周りも綺麗です。音楽や本で心を豊かにしてから、近くに散歩に行くのもいいかも。緑豊かな樹の葉を見ていたら、たまったストレスが一気に吹き飛んでいくかもしれません

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隣にはハングルの公園もあり、デートコースとして一石二鳥!雲井駅方面に向かう途中で見つけた橋は、名前も綺麗です。チェキャンギギョ(本の香りの橋)という名が、カラム図書館だけでなく、坡州出版都市という坡州のアイデンティティともよく似合っています。雲井はこのように都市全体が文化空間のような感じがする町です。

 

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京畿道には、今日紹介したカラム図書館のほかに、それぞれの専門性を持った図書館がたくさんあります。議政府の科学図書館には天文宇宙体験室(サイトを見る)が設置されており、軍浦の中央図書館(サイトを見る)は人文学に特化した図書館です。ほかにもいちいち紹介し切れないほど面白くてユニークな図書館が数多くあります。なんと100カ所ほどあるとか!一つ一つ訪れていけば、暑い夏はもちろん、寒い冬にも素敵なデートまたは家族のお出かけコースになれそうです。次の週末はどこへ行こうかな~?

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