京畿千年体、ドイツの「iFデザイン賞2018」受賞 … 自治体としては初めて

投稿日d 2018-02-06 ヒット数 207

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京畿道が独自に開発した書体(フォント)「京畿千年体」が世界3大デザイン賞の中でも最高の権威であるドイツの「iFデザイン賞2018」コミュニケーション(タイポグラフィ)部門において本賞受賞の栄に浴した。

これまで、現代自動車やKTなど、韓国企業が開発した書体に関しては受賞の経験があるが、公共機関の書体としては初めてである。

ドイツのハノーファーに本拠を置く「iFインターナショナル・フォーラム・デザイン」は、世界中で最も歴史の古い独立したデザイン機関であり、毎年、最高のデザインに対してiFデザイン賞を授与している。
最も有名かつ信頼性の高い「iFデザイン賞」は65年の歴史を持っており、iFデザイン賞のロゴは世界的に通用する優秀なデザインを保証するシンボルである。
今回の受賞に際しては、54か国から集まった6,400個あまりの出品作が受賞のため熾烈な競争を繰り広げた。

「京畿千年体」は地域的、民俗的特徴を反映していながらも、世界的に共感を得ることができるデザイン要素を流麗に表現したという点において、各国の専門家で構成された63名の審査委員団から優れた評価を受け、受賞作として選定された。

「京畿千年体」は、その名が初めてつけられてから千年間使われ続いてきた京畿という名の歴史性、韓半島の東西南北をつなぐ地政学的特徴、他の地域に比べ柔軟で融通が利くといわれる京畿道民の性格など、京畿道だけの特徴を凝縮した「イウム(つながり)」をコンセプトにしている。
「イウム(つながり)」コンセプトは、子音と母音の柔軟な接続、字の傘部分の突起や、終声として使われるパッチムの最終画の上向さなどのデザイン要素に反映されている。

京畿道の関係者は「この度のiF受賞を通じ、『京畿千年体』が世界的なデザインとして認められたことで、京畿道の千年の歴史と意味を世界に知らせ、あわせて京畿道民のプライドも高めることができるきっかけになることを期待している」と語った。

「京畿千年体」は使用料や著作権を問われることなく、京畿道のホームページから誰でも無料でダウンロードを受けることができる。また、(株)Hancomと使用契約を締結しているため、ハンコムオフィスに搭載されており、使用範囲が韓国全土に広がっている。