第10回 DMZ国際ドキュメンタリー映画祭、「千本の木を植えた人」公式ポスター選定

投稿日d 2018-08-01 ヒット数 410

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DMZ国際ドキュメンタリー映画祭(組織委員長:李在明(イ・ジェミョン)、執行委員長権限代行:イ・グァンギ)は、映画祭の10周年を記念し、『人間だけが希望だ』で有名な朴労解(パク・ノヘ)詩人の写真『千本の木を植えた人』を公式ポスター写真として選定した。

『千本の木を植えた人』(Jammu Kashmir、2013)は、インドと中国、パキスタンの国境に接した激しい紛争地域であるカシミールで撮影された写真だ。

この作品は、30年間も荒れ地に木を植え続けてきた老人を通じて、生命と平和のための実践的価値や紛争地域の痛みと現実、そしてその全てを乗り越えて育む希望を伝えている。

朴労解詩人は2014年に開催された写真展「他の道」で、「偉大な事をするのではなく、偉大な愛で小さな事をすること。小さいが、最後まで地道に進めていくこと。それこそが私が知っている最も偉大な人生の道だ」と作品に対するメッセージを伝えた。

DMZ国際ドキュメンタリー映画祭の関係者は、「不毛な韓国のドキュメンタリーの制作環境において、DMZ国際ドキュメンタリー映画祭が10年間植えてきた苗木が、揺れることのない丈夫な根を下ろしたであろうと信じている」と述べ、「今後のドキュメンタリー市場が成長を続け、青い森となることを望む気持ちを込めてこの写真を公式ポスター写真として選定した」と選定の理由を明らかにした。

今年で10回目を迎えるDMZ国際ドキュメンタリー映画祭は、9月13日から20日まで、京畿道高陽市と坡州市一帯で開催される。