京畿道、2階建て広域バス8601番の運行開始…ナム知事、金浦デポ里の車庫で搭乗の体験

◇ ナム・ギョンピル知事とホン・チョルホ国会議員、ムン・ヒョンホ金浦副市長と金浦市民らが10月22日、金浦デポ里の金浦運輸の車庫で最初の運行試乗の前に、記念撮影をしている。 ⓒ 京畿道庁

京畿道が道民の出退勤の安全と広域バスの立席問題を解決するために導入した2階建て広域バスが10月22日、初の運行を開始した。

最初の運行を開始した2階建て広域バスは、金浦漢江新都市からソウル市庁まで往復97km区間を移動する8601番路線で、2階建てバスが正規の広域バス路線に投入されたのは、今回が初めてである。

ナム・ギョンピル京畿道知事は10月22日午前10時、金浦陽村邑デポ里の金浦運輸8601番車庫で2階建て広域バスの最初の運行を祝うために、ホン・チョルホ国会議員、ムン・ヒョンホ金浦副市長、金浦市民らと一緒に2階建てバスに直接搭乗した。

2階建てバスに乗ったナム知事は、“まず、視界がパッと開いて良く、思ったより乗り心地がいい。道民たちがいままで出勤するのに大変であったが、快適で楽に出勤することを期待する。”と、搭乗の所感を述べた。

続いて、試乗と比較したときの違いについて問う記者たちの質問には、“その時の安定感そのままである。新しい政策を導入するというのが容易ではないが、これから、バスの新たな産業を創出することができると思う。”と答えた。

ナム知事と一緒に搭乗した市民たちも、全般的に快適でリラックスできるという意見を示した。

金浦市のソルド村に住むキム某さんは、“唐山まで行く道である。観光気分で、とりあえず快適でリラックスできる。いつも8601番の座席がなかったが、今日は座って行く。これから2階建てバスが多くできたら良い。”と述べた。

金浦市ジャンギ洞に住むキム某さんは、“永登浦への道である。まず、2階建てバスというのがとても新しく、バスサービスも良さそう。バスが増車されて、より多く頻繁に来たら良いと思う。また、これからも利用すると思う。”と満足そうだった。

運行を開始した2階建て広域バスは、高さ4.0m、幅2.5m、長さ13.0mである。車室の高さは1階が1.82m、2階が1.70mであり、座席数は運転席1席を除いて、1階13席、2階59席で合計72席である。一般広域バスに比べて約30席以上が多い。台当たりの価格は4億5千万ウォンである。

◇ ナム知事などの搭乗者が2階広域バスに乗って移動しながら、会話を交わしている。 ⓒ 京畿道庁

障害者や高齢者も便利に利用できるように低床バスの形を選択しており、車体傾斜装置、車椅子傾斜板なども装着された。利用客の便宜のために、座席ごとにUSB充電ポート、読書ライト、降車ブザーを設置しており、無料のWi-Fiも提供される。

併せて、安全棒、階段の取っ手、停車ブザーの視認性、障害者席、運転者確認用モニター、ワッシャータンクの位置、サイドミラーの位置などの利用の便宜性と安全上の補完が必要だった部分も改善した。

道は、同日運行を開始した8601番の路線を皮切りに、今年中に合計9台を船舶の輸送スケジュールを考慮して、実際の運行路線に投入する計画である。

道はその間、市•郡対象の事業説明会と導入希望需要調査などを経て、導入路線を決めた。

これにより、10月30日には8002番（大成里〜蚕室駅）、8012番（内寸〜蚕室駅）などの南楊州市の2つの路線と、8600番（陽村〜ソウル市庁）の金浦市の1つの路線にもそれぞれ2階建てバス1台を投入して運行を開始する予定である。

11月10日には南揚州路線である1000-2番（ホピョン洞〜蚕室駅）に1台、金浦路線である8601番（デポ里〜ソウル市庁）に3台を投入し、11月ごろには8601番路線に1台を追加で投入する。

道はこれと共に、△事前道路の障害物の点検△全区間の座席制運行△各種安全とアメニティの補強△優秀ドライバーの選抜と安全教育の実施などの分野別安全対策を講じて、今後、運行状況のモニタリングを通じて、2階建てバスの拡大導入案を立てる計画である。

これに先立て道は、昨年の首都圏広域バスの立席運行禁止により乗客の安全の問題などが議論になると、これを解決するための方案として、2階建てバスの導入を検討してきた。

道は、昨年12月8日から26日まで、水原と金浦、南楊州などで試験運行を実施しており、需要者満足度調査の結果、乗客の89％、運転者の100％が2階建てバスの導入に賛成する結果が出たこともある。

道は、9月4日に釜山港を経由して2階建て広域バスが導入してきた後にも、1ヵ月の間、4回にわたって専門家、ジャーナリスト、バス会社の関係者、道民らなどの各界各層を対象に運行および試乗点検を実施しており、各種の便宜装置に対する補完が必要なことが分かり、改善作業を完了した後、この日の運行を開始した。

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