京畿道•平澤市•日本バルカー工業の業務協約の締結…2020年までに670万ドルを追加投資

◇ ナム·ギョンピル京畿道知事と瀧澤利一日本バルカー工業代表取締役（中央）、ジョン・サンギュン平沢市副市長が2日、平沢の梧城産業団地内のバルカコリアの工場で行われた日本バルカー工業の追加投資業務協約式で協約書に署名した後、記念撮影をしてある。 ⓒ京畿Gニュース、ホ・ソンリャン

日本の半導体部品製造会社である日本バルカー工業株式会社が2020年までに670万ドル（約74億円）をかけて、京畿道平沢の梧城産業団地内の既存工場の近くの敷地に第2工場を建設する。

京畿道と平澤市、日本バルカー工業株式会社は2日、平沢の梧城産業団地内のバルカコリアの工場で追加投資業務協約式を行い、このような内容に合意した。

この席には、ナム·ギョンピル京畿道知事とジョン・サンギュン平沢市副市長、瀧澤利一日本バルカー工業代表取締役をはじめ、伏屋克俊バルカコリア代表取締役、別所浩郞駐韓日本大使、ヨム・ドンシク（セヌリ党•平沢）道議員、ヤン·チャンス国際関係大使など20人余りが参加した。

ナム·ギョンピル知事は、“日本バルカー工業は、シール（Seal）エンジニアリングの開拓企業として全世界の産業の発展に貢献してきたグローバル企業である。2011年の第1工場の建設以来、4年ぶりに京畿道に再び投資が行われて非常に嬉しくて感謝している。”とし、“今回の追加投資は、韓国の半導体産業がさらに発展することができる機会となり、日本バルカー工業も京畿道、平澤市とともに世界一流企業に発展することを期待している。”と伝えた。

また、“日本バルカー工業の増額投資決定は、京畿道の投資環境がどれほど優れたのかを企業が直接体感して認められたという傍証”と言って、“今回の増額投資を契機に、日本企業が今後、より多く京畿道へ投資をすることを望んでいる。韓•中FTAを通じて、日本企業が韓国企業と協力し、中国市場にお互いに進出することができるように支援を惜しまないつもりである。”と付け加えた。

瀧澤利一代表取締役は、“日・韓国交正常化50周年でもある今年に第2工場を増設することになり、さらに意味深いであると思う。優れた立地条件と人材が多い平沢に投資することができるよう支援を与えた京畿道と道平沢市の関係者の方々に感謝する。”とし、“完成後は、最高の製品を開発し、京畿道と大韓民国の経済活力に貢献すると思う。”と明らかにした。

◇ ナム·ギョンピル知事は、“今回の追加投資は、韓国の半導体産業がさらに発展することができる機会となり、日本バルカー工業も京畿道、平澤市とともに世界一流企業に発展することを期待している。”と伝えた。ⓒ京畿Gニュース、ホ・ソンリャン

日本バルカー工業は、今回の協約に基づいて670万ドルを追加投資して、2020年までに梧城産業団地内の既存の工場の近くの敷地5723.9㎡に工場を増設する。工場では、半導体装備用のエラストマーシールを生産する予定で、韓国の半導体関連産業の活性化と雇用促進にも寄与するものと見込んでいる。

道と平沢市は、日本バルカー工業の投資と生産活動が成功的に行われるよう、工場の設立に必要な行政手続と様々な問題の解決などを最大限に支援することにした。

日本バルカー工業(株)は、2014年3月ベースの売上高400億2100万円、従業員1658人の大企業であり、日本国内6カ所、海外6カ国に支社を置く世界的な企業である。バルカコリア(株)は、日本バルカー工業(株)が2004年に京畿道に設立した半導体用の高機能エラストマー（常温でゴム弾性を示す高分子物質。半導体製造装置部品）製品の輸入•販売会社である。

日本バルカー工業は、全量を輸入に依存していた半導体用シール製品を韓国で製造するために、2011年に東京本社で京畿道と投資協約を締結し、2012年7月、平沢市の梧城産業団地に工場を立てた経緯がある。最近、サムスン電子の高徳(コドク)産業団地の造成とLG電子の振威（ジンウィ）2産業団地の造成など、韓国の半導体関連企業の投資が拡大すると、これに合わせて、今回の増額投資を決定したと知られている。

一方、平沢市にある梧城産業団地は、連接している玄谷（ヒョンゴク）産業団地を中心に、日本の半導体およびLCD企業が70％以上を占めている京畿道内の代表的な半導体とLCDクラスター地域である。サムスン電子の大規模な投資とLG電子の振威（ジンウィ）地域への投資が進んでおり、最近、海外の企業の入居競争が激しい場所として知られている。

◇ ナム·ギョンピル知事、瀧澤利一代表取締役、ジョン・サンギュン副市長をはじめとする協約式の出席者らが行事が終わった後、記念撮影をしている。 ⓒ京畿Gニュース、ホ・ソンリャン

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