道、DMZ60年迎えて総合ガイドブック『DMZからの声』を出版

◇『DMZからの声（Whispers of the DMZ）』の韓国語版と英語版 ⓒ京畿Gニュース

DMZの全てを盛り込んだ総合ガイドブックが出た。

京畿道は、DMZ設立60年を迎え、DMZの価値に改めてスポットを当て、DMZの真の姿を国内外に発信するため、DMZの全てを盛り込んだ総合ガイドブック『DMZからの声(Whispers of the DMZ)』を韓国語版と英語版で出版したことを9日、明らかにした。

これまでDMZへの国内外からの関心の高さにもかかわらず、英語の本はもちろん、韓国語の本でも、ほとんどは特定のテーマに焦点を絞ったり、観光ガイドブックのような形だったりしていた。これを受け、道はDMZにかかわる国際協力が重要な時点で国際社会の関心と理解を促進するため、DMZの韓国語版と英語版の本を出版することにした。

「DMZからの声」では、各分野の専門家12人が、DMZの価値と将来性に関する多様な見通しと活用策について語っている。DMZの歴史や民通線地域の住民の暮らしをはじめ、地理・景観、生態環境、文化遺産、政策と懸案、未来構想まで4部10章に分けられ、DMZを立体的に理解できるように構成された。

特に「写真にみるDMZ」スペースを設け、時間にみるDMZ、民通線地域の8つの村、楸哥嶺構造谷、川辺のそそり立つ絶壁など、DMZ一帯の平和と安全保障・生態・歴史遺跡の観光を写真で詳しく紹介している。

京畿道DMZ政策課長のイ・ソングン氏は「DMZの過去と現在、未来まで一冊に盛り込んだDMZ総合ガイドブックは、DMZへの地域や国際社会の関心を高めるのに役に立つと思う。特に、英語版の『Whispers of the DMZ』は海外の専門家を通してDMZの真の姿を理解し、多様な協力に生かされることが期待される」と話す。

ⓒ京畿Gニュース | ノ・ギョンヒ khrohh@kg21.net

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