京畿道代表団、海洋産業・社会的経済をテーマにギリシャ・イタリアを訪問

投稿日d 2015-03-03 ヒット数 266

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南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道知事を団長とした京畿道代表団が、来る28日から3月7日までの6泊8日間の日程でギリシャ、イタリアを訪問する。海洋産業の活性化方案の樹立と社会的経済ハブの構築が今回の訪問の目的である。

ナム知事はまず3月2日、海洋産業の活性化のためにヨーロッパの高級ヨットメーカー、ギリシャのコスモスヨット社と合弁会社業務協約を締結する予定だ。京畿道は、今回の協約を皮切りに、華城市の前谷海洋産業団地にヨット製造拠点の設立を推進する計画だ。業務協約前日の3月1日には、アテネ最高のマリーナのフリスボスマリーナ(Flisvos Marina)とヘラクリオン市のヨットマリーナ(Yachts Marina)などを訪問し、ギリシャの先進海洋産業運用モデルをベンチマークする。

3月3日には、協同組合の本場イタリアに発ち、社会的経済のベストプラクティスを研究する。ナム知事はこの日、社会的経済分野の世界的碩学であるボローニャ大学のステファノ・ザマーニ教授夫妻と、社会的経済の活性化方案、協同組合の役割などについて議論する予定だ。

また、社会的経済の模範モデルとして挙げられるボローニャ信用協同組合BCCを訪問し、運営状況を見学する。BCCは信用協同組合の連帯体で、22の銀行を持ち、376の支店、3019人の従業員で構成されており、70万人の顧客を保有する巨大協同組合である。

海外投資誘致活動も行う。ナム知事は3月6日、イタリアのローマで建築資材会社として有名なイタリアのジェシー(GESSI)社など、イタリアの企業約10社の役員を対象に投資説明会を開催する。今回の投資説明会でナム知事は、高級研究開発人材規模第1位(36%)、産業団地第1位(21%)など、韓国最高の産業インフラが造成されている京畿道の投資環境について説明し、カスタマイズされた行政支援の意志を表明する予定である。

地方外交活動も予定されている。ナム知事は訪問期間中、ギリシャの生産再健・環境・エネルギー省のパナヨティス・ラファザニス(Panagiotis Lafazanis)大臣と会談する。ラファザニス大臣は、EUが要求しているギリシャの改革と生産性関連部門の責任者で、ナム知事はラファザニス大臣とギリシャの財政危機状況と解決法、改革に関連した今後の協力方案について議論する計画だ。

この他にも、イタリア外務省次官、経済開発省局長、ラツィオ州経済開発大臣、ギリシャクレタ島知事、ヘラクリオン市長など、両国の中央・地方政府の経済担当高官と会談し、雇用創出、社会的経済の活性化、持続可能な成長などをテーマに話を交わすこととなる。