ナム知事、安倍首相に「慰安婦問題に前向きにアプローチを」

投稿日d 2015-02-27 ヒット数 491

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[日本公式訪問②]安部首相など日本の政治界に韓日関係の改善への取り組みを要請

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◇10日、日本の首相官邸でナム・ギョンピル京畿道知事が日本の安倍晋三首相と宴会している。ⓒ京畿道庁

ナム・ギョンピル京畿道知事が10日、日本の安倍晋三首相に対し、韓日首脳会談の実現のために従軍慰安婦問題に前向きにアプローチするよう提案した。

外務省の招きで日本を公式訪問中のナム知事は、同日午後、総理官邸で安倍首相と30分間にわたった非公開の面会をした。

ナム知事は「元慰安婦の人たちが京畿道光州市の分け合いの家に住んでいる。慰安婦問題は女性の人権という人類普遍的な価値として対応していけば、韓国の国民に大いに共感してもらえるはずだ。首脳会談の実現に向けて、前向きにアプローチしてほしい」と提案した。

安倍首相は「元慰安婦の人たちの言葉にならない苦しみについてよく知っている」とし、ナム知事が首脳会談の実現に向けて提案したことについては「良い考え」だと答えた。

安倍首相との面会に先立ち、ナム知事は同日午前に日韓議員連盟の額賀福志郞会長と会い、韓日関係の復元に向けて日本が積極的に取り組む必要があると強調した。

これに対し額賀会長は「かつて日本で問題解決のために具体的な方法を提案したが、韓国が受け入れ難い状況だった。お互いが智恵を出して方法を模索していくことが重要だ」と述べた。

額賀会長は続いて「かつてキム・デジュン大統領は日本の国会での演説で、戦争を起こした日本の行為は許されないが、戦後日本の国際社会への支援などの貢献は高く評価すべきだと述べ、小渕恵三首相から過去の行為に対する謝罪を導き出した。その後、日本と韓国の関係は改善し、韓流につながった。韓国でも日本がよくやったことを評価する必要がある。一緒に努力していくことが大事だ」と語った。

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◇ナム知事が日韓議員連盟の額賀福志郞会長と記念撮影をしている。ⓒ京畿道庁

同日午後、岸田文雄外務相との面会でも、ナム知事は韓日の関係回復に向けた日本の積極的な努力を強調した。

岸田外務相は「国交正常化50年であるだけに、困難なことがあっても良い雰囲気を続けていけるよう努力しよう。慰安婦問題を女性の人権レベルで解決する必要性については同感だ。両国がともに智恵を出し合っていこう」と答えた。

ナム知事は「近く韓中日3カ国の外務大臣会議が開かれると聞いている。外務大臣会議が成功裏に開催され、首脳会談までつながることを願う。岸田外務相の活躍を期待する」と述べた。

日本企業に対する投資誘致活動も続いた。ナム知事は同日虎ノ門ヒルズ東京スタジオで、 京畿道に投資している日立金属やデンソーインターナショナルなど日系企業の関係者19人を招待、懇談会を開いた。

ナム知事は懇談会で「韓日関係は厳しい状況だが、経済はうまくいっている。京畿道に第2パンギョが造られるだけに、多くの投資をお願いしたい」と、積極的な投資誘致の意思を伝えた。

ナム知事は日本企業が抱える悩みを全て聴取した後、韓国に帰って関係省庁や中央政府などと協議して解決に努めると述べた。日本の投資企業の悩みを聞いて解決できる協議体を定例化することも検討するとした。

ナム知事は訪日の最後の日程として、日本一のエネルギー政策の戦略家とされる柏木孝夫東京工業大学名誉教授と意見を交わした。ナム知事は、京畿道は新しいエネルギー政策を立てるときであり、京畿道に一度来てアドバイスをしてほしいと伝え、柏木教授は京畿道のために何を支援できるかを探すと答えた。

ⓒ 京畿Gニュース | チョン・ギョンナム ckn0403@kg21.net

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