南景弼知事、日本政財界関係者と日韓関係改善のための幅広い議論

投稿日d 2015-02-13 ヒット数 277

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○ 9日、自民党議員、地方活性化特命担当大臣、民主党代表、経団連会長などと相次いで会談。
○ 南景弼知事、今年上半期が両国の関係改善に重要な時期であり、各分野で 関係改善のために努力すべきと強調。
○ 日本経団連会長には、京畿道に対する投資および第2板橋への関心を要請。
○ 8日、東日本大震災の被災地を訪問し、ケア・パッケージを伝達。

日本外務省の招請で日本を公式訪問中の南景弼(ナム・ギョンピル)知事が9日、東京で日本政財界の要人に会い、日韓関係の改善と京畿道の投資活性化を強調した。

 ナム知事は9日、大塚拓日本自民党議員と石破茂地方活性化特命担当大臣、岡田克也民主党代表、榊原定征日経連会長などと相次いで会談し、日韓関係の改善について幅広い意見を交わした。

 ナム知事は政財界要人との会談で、最近のイスラム国(IS)による邦人人質事件に言及し、哀悼の意を伝えた。

 また、ナム知事は前日、東日本地震最大の被災地である宮城県石巻市を訪問して被災者を見舞ったことに言及し、「命の尊重は、人類普遍の価値である。このような人類の普遍的価値の次元から従軍慰安婦問題へアプローチすれば、日韓両国の関係改善に大いに役立つだろう」と強調した。続いてナム知事は、日韓関係の改善について「今年は終戦・解放70周年であり、特に今年上半期が日韓関係に重要な時期となるだろう。各分野で(関係改善のための)雰囲気作りのために努力しなければならない」と日本の政治家の協力を要請した。   

 ナム知事はこの日、日本の政財界人に会い、様々なテーマについて意見を交換した。まず9日午前、最初の日程として大塚拓日本自民党議員と会談したナム知事は、2016年に創建1300周年を迎える高麗神社に関し、活発な交流を希望するという大塚議員の提案に、京畿観光公社と協議し、関連の姉妹都市と交流できるように積極的に支援するという意思を明らかにした。高麗神社は、高句麗からの移民を始祖として祀る神社だ。

 午後の最初の日程として、石破茂地方活性化特命担当大臣に会ったナム知事は、両国の地域活性化政策について認識を共にし、地方の競争力を高めるための意見交換を行った。

 榊原定征日経連会長との会談では、京畿道への投資を強調した。ナム知事は、京畿道投資に対する日本企業の関心を要請し、京畿道の第2板橋造成事業を説明し、積極的な参加を提案した。

 岡田克也民主党代表との会談では、歴史認識をテーマに話を交わした。ナム知事は、1月に民主党代表に就任した岡田議員にお祝いを伝えた後、日韓両国の様々な懸案について議論した。特にナム知事は、終戦70周年を迎え発表される予定の安倍首相の談話に、両国関係の改善に役立つ正しい歴史認識が盛り込まれるよう努めてほしいという意見を伝えた。

 ナム知事はこの日、政財界人とは別に若宮啓文前朝日新聞主筆、伊奈久喜日本経済新聞前論説委員、添谷芳秀慶応大学教授など国際関係の専門家との懇談会を開催した。ナム知事は懇談会で、日韓間の新しい未来協力方案と東アジアの安全保障状況、日韓両国の多岐にわたる協力方案について議論し、北朝鮮の核問題の解決だけでなく、統一政策の積極的な支持を確保した。

 午後遅く、ナム知事は衆議院議員会館で西村康稔(自)、福田達夫(自)、牧山弘恵(民)、長島明久(民)など日韓未来構想議員と両国の交流活性化方案について意見を共有した。

 一方、ナム知事は訪日初日の8日午後、東日本大震災の被災地である石巻市を訪問し、地域の状況を視察して住民を見舞った。

 ナム知事はこの日、石巻市の日和山公園で、笹野健石巻市副市長から2011年3月の大規模な津波被害状況について説明を聞き、犠牲者の慰霊塔に献花し、仮設大橋団地で京畿道の職員と日本外務省、宮城県、石巻市職員50人余りと懇談会を開催した。

 続いてナム知事は仙台市内に移動し、李凡淵(イ・ボムヨン)仙台総領事と宮城県民団代表関係者との夕食会を行い、大地震当時ボランティア活動を行った同胞の苦労を励ました。ナム知事はこの席で、「日韓両国国民間の友好と信頼関係の底辺拡大のために、青少年交流が重要である」と強調し、現地の小・中・高と道内の教育機関との交流を積極的に支援すると約束した。