京畿道、27日弁護士・弁理士などオンブズマン7人委嘱…2017年まで活動

道と傘下機関、市郡の違法・不当な行政処分やトラブル相談の調査・解決

◇ナム・ギョンピル京畿道知事は27日午前、執務室で京畿道オンブズマン7人を委嘱し、オンブズマン制度を本格的に運営すると明らかにした。ⓒ京畿Gニュース　ユ・ジェフン

違法や不当な行政処分、長らく解消していないトラブルの相談を、その人の立場になって客観的に判断・調査し、解決に当たる調査官制度「オンブズマン」が京畿道で発足した。

ナム・ギョンピル京畿道知事は27日午前、執務室で京畿道オンブズマン7人を委嘱し、オンブズマン制度を本格的に運営すると明らかにした。

委嘱されたオンブズマンは、韓国女性団体協議会のキム・ヒョンスク政策委員長、ソ・ジェヒョン特許法人のファ・ウ弁理士、ソン・ギョミョン法務法人のウィナス弁護士、慶熙大学建築学科のイ・ドゥヨル客員教授、㈱コンファのチャン・テボム副会長、チョ・アラ法律事務所のチョ・アラ弁護士、ファン・ジヨン元安養市民願オンブズマンと分野別の専門家7人で、2017年まで2年間活動することになる。

京畿道オンブズマンは、道と傘下機関をはじめ、道の事務を委託された市・郡の違法や不当または消極的な処分、あるいは不合理な行政制度による悩みなどを調査する。調査結果に応じて市政への勧告や意見表明、調停、合意、制度改善勧告などをし、違法や不当な業務処理を見つけたら当該機関に監査を依頼することもできる。

行政機関の処分または行政制度により権利や利益が侵害されたり、不便や負担を強いられている個人・法人・団体は誰でも京畿道オンブズマンに助けを求めることができ、法律的な問題のない行政分野も、改善が必要な場合は対象になる。

チョン・ボンヒ道監査官は「オンブズマン制度は、不合理な制度や規制慣行を見直し、公務員の積極的な行政処理を後押しするための事前監査制度の補完。委嘱されたオンブズマンは現場で相談に乗り、月1回定期会議や随時会議を開催する予定」と説明した。 

◇ナム知事は「専門家で構成された京畿道オンブズマンが相談に乗れば道民ももっと安心するのでは」と語った。ⓒ京畿Gニュース　ユ・ジェフン

ナム知事は「民選6期道政の原則を需要者中心、データ分析、事後満足度確認と定めたが、京畿道オンブズマンこそこうした原則を実現できる制度。道民目線で様々な人の相談に乗って欲しい」と呼びかけた。

また「就任後、金曜日ごとに道民との相談を進めているが、あらゆる開発に伴う住居や財産権行使と関連する相談が最も多かった。専門家で構成された京畿道オンブズマンが相談に乗れば道民ももっと安心するのでは」と語った。

京畿道オンブズマン7人は委嘱式後、道庁新館国際会議室で「2015年第1次定例会」を開き、▲代表オンブズマンの選任(案)▲2015年京畿道オンブズマン運営計画(案)▲京畿道オンブズマン関連条例の改定事項、などについて議論した。

同日の会議でファン・ジヨン氏が代表に選ばれ、トラブル解決にために道民とのコミュニケーションに取り組むことで意見が一致した。また、京畿道オンブズマンは道民相談を担う公務員の力量強化プログラムを運営し、ホームページを制作・運営することでネットPRに乗り出す方針だ。

ファン氏は「従来の相談制度の不便な点を補い、泣き寝入りする人がなくなるように道民たちの話に最後まで耳を傾けていきたい」と話した。

オンブズマンに助けを求めたい人は、京畿道庁調査担当官オンブズマン支援チーム(生活館301号)を訪問、または申請書や関連書類を添付して郵便で申し込んでください。申請書の様式は京畿道庁ホームページ(www.gg.go.kr)でダウンロードできます。(京畿ネット→365民願→京畿道オンブズマン)

詳しくは電話(031-8008-4910~11)にてお問い合わせください。

◇京畿道オンブズマン7人は委嘱式後、道庁新館国際会議室で「2015年第1次定例会」を開催した。ⓒ京畿Gニュース

ⓒ 京畿Gニュース | イ・ジュンギュン eyekle@hanmail.net

http://gnews.gg.go.kr/news/news_detail.asp?number=201501271452557055C048&s_code=C048