南景弼京畿道知事、動物疾病のワクチン治療薬開発企業を板橋に誘致
投稿日d 2014-08-09 ヒット数 268
コンテンツ
– 南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道知事、1日プラムライン社と投資協約締結
– 板橋テクノバレーに1000万ドル投資、研究所と工場を設立
– 韓国の馬産業育成だけでなく、動物治療技術の進歩にも期待
DNAを活用した動物医薬品開発企業のプラムライン社が、板橋テクノバレーに研究所を設立する。この企業は、京畿道、韓京大学と協力して、馬用ワクチンの開発を一緒に行うことになる。
ナム知事とプラムライン社のキム・ギョンテ代表、韓京大学の全光柱(チョン・グァンジュ)遺伝情報研究所長は、米国現地時間の8月1日午後4時、米国LAミレニアムビルトモアホテルで、このような内容を盛り込んだ共同協力書に署名した。この日の協約式には、京畿道議会の崔智鎔(チェ・ジヨン)、趙光珠(チョ・グァンジュ)議員も参加した。
今回の協約に基づき、プラムライン社は1,000万ドル(約100億ウォン)を投資して、板橋テクノバレーに製造工場を含む研究所を建設する予定だ。
プラムライン社は、DNAを活用した動物医薬品開発会社で、米国のDNA免疫治療剤開発企業のイノビオ製薬研究所の特許と技術サポートを受けている。イノビオ社は、プラムライン社の株式20%を持っている。韓京大学は、京畿道内唯一の国立大学で、農業と食品分野に強みを持っている。
プラムライン社は、今回の協約で韓国で馬の病気DNAワクチン治療薬の開発に乗り出す計画だ。DNAワクチンは、弱体化させたり、死んだ微生物などを使用する従来のワクチンとは異なり、病原菌やウイルスなどの遺伝子を人工的に複製して作られたワクチンだ。これを筋肉に注射すると、免疫反応を起こして病原菌やウイルスに対して免疫を持つようになる。遺伝情報が自然に生成され、従来のワクチンが接近できない病気も治療でき、副作用もない夢の薬と呼ばれている。
プラムライン社は、投資のほか、京畿道、韓京大学と共に馬用ワクチン産業の育成のためのバイオ研究共同協業も行う。京畿道は各種行政支援を、韓京大学は臨床試験を、プラムライン社は臨床試験のための試作品と特許技術などを提供することで合意した。
京畿道の関係者は、「レース用や乗馬用の馬の多くは関節炎を患っているが、今まで適当な治療薬がなかった。今回の研究が成功するなら、馬医学の分野において先駆的な役割を果たすことになるだろう」と述べた。
プラムライン社のキム・ギョンテ社長は「京畿道はもちろん、公共機関、学校でDNAワクチン事業を活性化させる使命を持っている。今回の業務協約がぜひ実際の投資につながることを期待する。これまで輸入に依存していたDNAワクチンをこれからは海外に輸出できる機会を持つことになり、興奮している」と述べた。
韓京大学の全光柱遺伝情報研究所長も、「プラムラインと共に動物DNAワクチンの臨床試験が行える機会を持つことができて嬉しい。京畿道が韓国バイオ産業の前進基地となるようにしていく」と述べた。
京畿道は、今回の投資が韓国の馬産業の育成だけでなく、犬、猫などのペットのDNA抗がん剤の開発と韓国の畜産技術の発展にも役立つものと期待している。
ナム知事は「今回の投資協約は、馬産業育成のための法令および施設などのインフラの上に、プラムライン社と京畿道、韓京大学がDNAワクチン実用化という優れたコンテンツを満たす最初の作業であり、今回の投資協約が京畿道内のバイオテクノロジー関連優秀人材のグローバル舞台への進出と海外輸出のきっかけになるよう、行政的支援を惜しまない」と述べた。
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