南漢山城 世界遺産登録か

投稿日d 2014-05-30 ヒット数 382

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ユネスコ諮問機関ICOMOS「登録勧告」

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◇京畿道は29日、南漢山城がユネスコ諮問機関ICOMOSの世界遺産登録に関する評価結果報告書で「登録勧告」となり、世界遺産に登録される可能性が高まったと明らかにした。ⓒ京畿Gニュース

京畿道は29日、南漢山城がユネスコ諮問機関ICOMOSの世界遺産登録に関する評価結果報告書で「登録勧告」となり、世界遺産に登録される可能性が高まったと明らかにした。

2013年にユネスコに登録申請をした南漢山城は、これで2014年ユネスコ第38回世界遺産委員会で世界文化遺産に登録する可能性が高いと見込まれている。

ICOMOSは、南漢山城が特定の期間・文化圏内の建築や技術発展、都市計画などにおいて、人類の価値の重要な交流の証拠であり、人類史の重要な段階を示す建物、建築と技術の総体、景観類型の優れた事例であることから、登録基準を満たしていると評価した。

特に、東アジアで都市計画と築城術が相互に交流した証拠としての軍事遺産という点、地形を利用した築城術と防御戦術の時代別の層位が結集した超大型の包谷式山城という点などが、世界遺産としての価値を持つと認められた。有効な法的保護体制と保存政策をはじめ、現場でのしっかりとした保存管理によって保存状態が良好であることも高い評価を受けた。

ICOMOSはユネスコ世界遺産委員会の審査及び諮問機関で、世界遺産への登録を申請した遺産について、申請書の審査と現地実査を通じ、4つの要件(優れた普遍的価値、完全性、誠意、保存管理体制)を満たしているかどうかを審査、登録の可能性を判断してユネスコ側に最終評価書を提出する。

南漢山城の世界遺産登録は、第38回ユネスコ世界遺産委員会の承認手続きだけを残している。世界遺産登録が最終的に決まれば、韓国は計11件の世界遺産を保有することになり、京畿道は1997年に登録された水原華城をはじめ、韓国の世界遺産の城郭を全て持つ自治体となる。

京畿道は南漢山城の世界遺産登録に備え、今年2月に南漢山城総合発展計画を策定している。

また、登録後の5カ年の段階的目標を設定し、ユネスコが求める国際的基準を満たせるよう、南漢山城の有形・無形遺産の保存管理計画を策定するとともに、訪問客管理システムを構築して大幅な観光客増加に戦略的に備える一方、南漢山城と水原華城、挑戦王陵を文化観光ベルトにして世界的な歴史文化遺跡のランドマーク化を目指す方針だ。

ⓒ京畿Gニュース | イ・ジュンギュン eyekle@hanmail.net

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