5年間の努力で生まれたバラ「アイスレッド」、世界進出
投稿日d 2014-05-20 ヒット数 343
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京畿道農業技術院、新品種評価会で世界市場進出バラに選定
◇京畿道農業技術院は、12兆ウォン規模の世界バラ市場で世界のバラと競う国家代表バラ品種に「アイスレッド」を選んだ。写真は2日のバラ新品種評価会の様子。ⓒ京畿Gニュース
京畿道農業技術院は、12兆ウォン規模の世界バラ市場で世界のバラと競う国家代表バラ品種に「アイスレッド」を選んだことを3日、明らかにした。
ベルベットの感じがする赤が魅惑的なアイスレッドは2日、農技院第2試験圃場で開かれたバラ新品種評価会で、評価委員から満点(5点)に近い4.8点を獲得した。
アイスレッドは、バラの代表色の赤系の国産固有品種を開発するために2010年に種子親(母種)に花粉親(父種)を交配して5年後に誕生した。
欧州で人気の赤色の品種交配で初年度の秋に156の種子を獲得し、4年間繰り返して花を咲かせながら形や色、収穫量、病害、栽培温度などで有利な系統を選別していった。
そうしているうちに、初めて生まれた種子のうち155個が淘汰し、高い品質と適応度を見せたたった一つの種子だけが残った。コードナンバー「GR10-32」は京畿道、ローズ、2010年交配種、32番目系統種子という意味で、アイスレッドの胎名だ。
明るくて澄んでいる赤で、市場性の良い中大型である上、茎が長く、花の形が高心形で高級感がある。特に、収穫量が一般品種より15%多く、栽培農家に好まれそうだ。
アイスレッドを開発した農技院のイ・ヨンスン園芸育種チーム長は「花の色が澄んでいて綺麗なイメージを連想させることからアイスレッドと名づけた」と話す。
アイスレッドは評価会で園芸デザイン学科の教授、フロリスト、花卉共販場競売者、栽培農家などからなる7人の専門評価委員と品評会の出席者40人から、花の大きさや太さ、色、形、花びらといった評価項目で満点に近い点数を獲得するほど群を抜いていた。
他にも、ピンク色のツートンカラー「GR09-21」と、花の中心に緑の花房がもう一つあるユニークな形の「イエローアイ」の2品種も高得点だった。
「GR09-21」は濃いチェリーピンクのツートンカラーが華やかで花びらの数が多く、寿命も長いのが特徴だ。イエローアイは黄色い花びらの中心部に花房があり、トマトタイプと呼ばれるユニークな形で欧州で最近、高値で流通されるスタイルだ。
農技院はこれら3品種の遺伝子が保存された種苗を国内屈指の種苗会社3社に分配した。種苗会社はこれらを増殖させ、来年から世界市場に展開する一方、希望する国内の栽培農家に普及させる。
京畿道農技院はこれに先立って刺のないバラ「ディープパープル(Deep Purple)」を開発、12年にロシア・モスクワで開かれた国際花卉博覧会品種コンテストで大賞を授賞するなど、バラ開発業界で旋風を巻き起こしている。
京畿道農技院はこれまで46種のバラの新品種を開発し、世界最大の生産国であるコロンビア、エクアドル、ケニアなど19カ国に種苗212万株を輸出した。これまで獲得したロイヤリティは10億ウォン余りに上り、このうち2億ウォンが京畿道の口座に税外収入として振り込まれた。
◇花の色が澄んでいて綺麗なイメージを連想させるアイスレッド。ⓒ京畿Gニュース
ⓒ京畿Gニュース | パク・クァンシク malbut@kg21.net
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