春風にのって楽しむ京義道トレッキング①

投稿日d 2014-05-14 ヒット数 424

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黄色い香りが漂う楊平郡「サンシュユの町」、ロマンチックな南楊州市「タサンギる」

花の4月は胸がときめく。あちこちで春の訪れを告げる花を見ていると、家にとじこもっとばかりいられなくなる。暖かい春風にのって花道を歩いたり、自転車に乗ったりして春の花旅に出かけてみては?両足で出会う春の日の香りはずっと芳しいはず。華やかな春の祭りが開かれる京義道で、爽やかな春を満喫してみよう。

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◇楊平郡介軍面の内里・注邑里一帯は、韓国最古のサンシュユをはじめ、何百年も生きてきたサンシュユの木々に花が咲き、華麗な風景を演出する。ⓒ京義Gニュース

■香りに陶酔し、味に魅了する「楊平旅行」

サンシュユの町→8.6キロ(自動車25分)→ハヌマン(楊平地方公社)→9.1キロ(自動車10分)→楊平昆虫博物館→2.1キロ(自動車3分)→野花樹木園

黄色い香りへの招待「サンシュユの町」

花の祭り真っ只中。黄色いサンシュユの花が満開する4月になると、楊平では毎年恒例の祭りが開かれる。今年で11回目となる「楊平サンシュユ・韓国牛祭り」は、4月4日から6日まで3日間開かれる。祭りの主な舞台となる介軍面の内里・注邑里一帯はサンシュユの群落地で、7千あまりの木が群集している。韓国最古のサンシュユをはじめ、何百年も生きてきたサンシュユの木々に花が咲き、華麗な風景を演出する。

祭りの現場であるレポーツ公園では、作文大会、のど自慢、青少年文化フェスティバル、ビーボイ公演、花火大会といったイベントと公演が開かれる。祭りの期間にはレポーツ公園からサンシュユの町まで1時間ごとにシャトルバスが運行する。サンシュユの町でも、サンシュユ餅打ち、薪割りなどの体験イベントが行われ、 ススプクミ、 ピンデトック、 トトリムッ、サンシュユドンドンジュといった食べ物を味わえる。暖かい日差しの下でゆったりと花の香りに囲まれたいなら、祭りの期間は避けたほうがいい。花の香り溢れるサンシュユの町には、春の幸福も溢れている。

問い合わせ:031-770-3341~4(祭り推進委員会)、031-773-9858、031-771-5010(サンシュユ圏域事務室)

HP: http://www.ypfestival.com

会場:京畿道楊平郡介軍面チャジンゲ1ギル84(介軍レポーつ公園)

内里: 京畿道楊平郡介軍面サンシュユ1ギル1

注邑里: 京畿道楊平郡介軍面サンシュユコッ4ギル2

[グルメ]楊坪韓国牛「ハヌマン」

楊坪韓国牛の味は朝鮮時代から好評だった。現在は全国で初めて去勢した牛を飼育し始め、その名声を引き継いでいる。オレイン酸と不飽和脂肪酸が非常に多く、肉質が柔らかくてあっさりしている。あまり臭くないことも人気の要因だ。楊平地方公社のウェルビーイングマーケットに行くと、高級の楊坪韓国牛をその場で購入して味わうことができる。売り場の隣のセルフ食堂「ハヌマン」でお膳立て費さえ支払えば直接焼いて食べることができ、行楽客に人気のスポットだ。

メニュー:ロース11,000~12,000ウォン/特殊部位13,000~15,000ウォン/100g、お膳立て費3,000ウォン/1人

問い合わせ:031-770-4040

住所:京畿道楊平郡楊平邑京江路2401(楊平地方公社)

[周辺旅行先1]自然の大切さを教えてくれる「昆虫博物館」

春になると、昆虫の活動も活発になる。子どもとお出かけする方にオススメしたいのが昆虫博物館だ。規模はそれほど大きくないが、神秘な昆虫の魅力に浸るには十分だろう。約1500点に上る昆虫の標本展示やパッジづくり、幼虫観察など、昆虫をより身近な存在として認識できる構成となっている。

問い合わせ:031-775-8022

住所:京畿道楊平郡玉泉面京江路1496

観覧時間:夏期(3月~10月)09:30~18:00、冬期(11月~2月)09:30~17:00

観覧料:一般3,000ウォン、児童・生徒2,000ウォン

駐車料:無料

休館日:月曜、元旦、旧正月、秋夕

[周辺旅行先2]花の香りに包まれた「野花樹木園」

樹木園も春花旅行に欠かせないコース。特に野花樹木園は、漢江沿いに散策路が造られており、さらに人気が高い。入り口に入ると、手のひら庭園の小さな花々が心を揺らす。子どもが好きな迷路園をはじめ野生花庭園、自然生態博物館、恐竜岩卵の丘、四季そり場、トドゥロン島など約30のテーマで構成されている。家族と一緒に、ぜひともご参加ください。

問い合わせ:031-772-1800, http://www.nemunimo.co.kr

住所:京畿道楊平郡楊平邑樹木園ギル16(野花樹木園)

観覧時間:夏期(4月~11月)09:30~18:00、冬期(11月~3月)09:30~17:00/年中無休

入場料:大人7,000ウォン、中高生5,000ウォン、小学生4,000ウォン

駐車料:無料

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◇南楊州のタサンギル2コースは川沿いの静かな道と緩やかな山道、村の道が調和しており、春を楽しみながら歩くことができる。ⓒ京畿Gニュース

■花の香り溢れる「南楊州旅行」

タサンギル2コース(陵內三叉路)→320m(徒歩5分)→陵內駅(廃駅)→2.1km(自動車5分)→ピョルナンボソッチプ(変わったキノコ屋)→4.4km(自動車8分)→南楊州歴史博物館

ロマンチックな川辺を歩く「タサンギル2コース」

ウォーキングブームが止まらない。南楊州にも漢江ナルキル、さえずりの道など合わせて13の道がある。そのうち、家族、恋人とトレッキングするにはタサンギル2コースが打ってつけだ。陵內三叉路からマジェ村蓮華団地を経て茶山(タサン)遺跡地まで続く2コースは、川辺や山、村の道が調和しており、春を楽しむには最適なスポットだ。昔の船渡しに浮いている小舟が風情を、川で輝く光は魅力を添えてくれる。ゆらゆら吹く川風に乗った花の香りは、春を実感させる。村を巡って下りて行くと、茶山地球公園に着く。川沿いに広がる公園は、芝生広場や小川、眺望台、散策路、生態湿地、水生植物園等の施設があり、生態景観を探訪したり休息を楽しんだりできる。また、茶山(タサン)・ 丁若鏞(チョン・ヤギョン)氏の業績と足跡を残している 茶山遺跡地と実学にまつわる物語いっぱいの実学博物館も必須コース。タサンギル2コースは風景が優れている上に見どころも多く、お弁当を持参してゆったりと歩くことをオススメしたい。

タサンギル2コース: 陵內三叉路(始点)→蓮華団地→茶山地球公園/実学博物館/茶山遺跡地→陵內1里村会館→陵內三叉路(回帰)

[周辺旅行先1]昔の趣を残している「陵內駅」

陵內駅は2008年から汽車が走らない廃駅になったが、むしろその後から人々に知られるようになった。数多くのいきさつを残している待合室は「故郷写真館」という展示室として飾られ、色あせた写真と木の椅子は郷愁を誘う。昔の路線に沿ってタサンギル(1コース)と自転車道路が造られ、列車カフェと簡易食堂、自転車レンタルセンターもある。自転車に乗って思いっきり走ってみるのも良いだろう。

住所:京畿道南楊州市鳥安面茶山路384

駐車料:無料

自転車レンタル:1時間3,000ウォン(1人乗り)、1時間5,000ウォン(2人乗り)/平日1日レンタル(10,000~15,000ウォン)

[グルメ]キノコ料理専門店「ピョルナンボソッチプ(変わったキノコ屋)」

キノコは体に良い食べ物として知られている。いろいろな栄養素を豊富に含んでいるだけでなく、抗がん作用やダイエットなどの効能もある。このキノコを思う存分食べられる所が、ピョルナンボソッチプだ。キノコユッケジャンはアガリクス、マツタケ、シイタケ、エノキタケなど6つのキノコが入り、ヌンイスッチョンガクキノコスープはそれにヌンイとスッチョンガクキノコが加わる。ほろ苦い初味が食欲をそそり、かすかなキノコの香りが口の中に広がる。あっさりとしたスープも逸品。

メニュー:キノコユッケジャン9,000ウォン、キノコスープ9,000ウォン、ヌンイスッチョンガクキノコスープ13,000ウォン

問い合わせ:031-592-6654

住所:京畿道南楊州市鳥安面茶山路362番ギル9

休業:毎週月曜日

[周辺旅行先2]先人の暮らしを垣間見る「南楊州歴史博物館」

南楊州歴史博物館は、先史遺跡や王室文化など、南楊州の歴史や生活の様子が分かる場所。ただ目で見るだけの博物館とは違って、実物資料と模型を直接触ったり、参加したりできるスペースも揃っている。2階の金石文展示室では時代別の文字の変遷過程と、様々な場所に刻まれた金石文が展示されている。4月3日まで開かれる特別展示室では、先人たちが使っていた壺、釜、蒸し器といった器を通して、先人の暮らしと知恵を垣間見ることができる。

問い合わせ:031-576-0558

住所:京畿道南楊州市瓦阜邑パルダン路121

HP: http://www.nyjmuseum.go.kr

観覧時間:09:00~18:00

観覧料:成人1,000ウォン、中高生800ウォン、小学生600ウォン

駐車料:無料

休館日:毎週月曜日、元旦

ⓒ京畿Gニュース | イ・ジュンギュン eyekle@hanmail.net

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