芸術になった陶磁、大衆をとりこにした

投稿日d 2013-12-04 ヒット数 423

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「2013京畿世界陶磁ビエンナーレ」17日閉幕
19万8千人観覧、50ヶ国779人の作家が参加

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◇韓国陶磁財団が主管し、京畿道が主催した「2013京畿世界陶磁ビエンナーレ」が17日閉幕したⓒ京畿Gニュース

韓国陶磁財団が主管し京畿道が主催した「2013京畿世界陶磁ビエンナーレ」は、17日を最後に51日間による開催が終わった。

「2013京畿世界陶磁ビエンナーレ」は、「Community」をテーマとして利川・廣州・驪州で様々な体験コンテンツを紹介した。前回より少ない25億ウォンの予算を投入し、倍以上の19万8200人がビエンナーレを観覧する成果を出した。

今回の陶磁ビエンナーレの総売上は、入場券の収益と陶磁ショッピングモールなど付帯施設の販売額、企業後援資金を合わせて23億ウォンである。収益金は陶磁文化産業の発展に投資する。

陶磁、現代美術つのジャンルとして堂々参入

京畿世界陶磁ビエンナーレが大きな成果を出したのは、これまで芸術として認められなかった陶磁を、韓国内外の専門家とメディアを通じて現代美術の一つの柱として認識させたためである。何より50ヶ国から来た作家779人が新しい試みを多く紹介したのが大きな力になった。

そのうち一つが公募競争から指名競争のやり方に転換した本展示「国際指名公募展」である。ビエンナーレのテーマに対する理解を基に、指名作家が現代美術の流れと陶磁芸術の将来を提示する、レベルのある作品を多数出品した。

これと共に特別展「HOT Rookies(国際新人作家公募展)」は、40歳以下の若い世界の陶芸家が参加し、新鮮さを加えた。全世界20ヶ国55人の作家が、43日間メンターとメンティーとして出会った「国際陶磁ワークショップ」は、ビエンナーレ参加の敷居を低めて、活気を与えた。

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◇今回の陶磁ビエンナーレは、前回より少ない25億ウォンの予算を投入し、倍以上の19万8200人がビエンナーレを観覧する成果を出したⓒ京畿Gニュース

大衆一緒験型ビエンナレとして差別化

もう一つの成功要因は、他のビエンナーレで見られなかった大衆と参加する体験型ビエンナーレを紹介しているというところ。利川・廣州・驪州の各地域テーマパークは、素晴らしい造園と共に様々な体験とピクニックが楽しめる芸術観光地として遜色のないという評価を受けた。このため、家族単位の観覧客を含めた若年層が多く訪問した。

地域別のプログラム差別化も功を奏した。利川セラピアではキッズビエンナーレ、アーティスト&フード、現代茶道試演、ギャラリートークなど芸術体験プログラムが、廣州昆池岩陶磁公園ではモザイクアカデミーや陶磁探検隊など教育体験プログラムが行われた。驪州陶磁世界ではリビングナンジャン、サンドミウリ器展などショッピングプログラムが行われ、人気を受けた。

このような理由で、同じ期間に開かれた他のビエンナーレなどは景気不況などを理由に観覧客数が著しく減少したが、京畿世界陶磁ビエンナーレは逆に観覧客の数字が増加した。これは陶磁ビエンナーレが大衆的な美術ビエンナーレとして成長する可能性があることを示唆している。

全国障害者陶芸公募展など様々な共同体とコミュニケーション

今回の京畿世界陶磁ビエンナーレは、テーマの「Community」の趣旨を活かし、全国障害者陶芸公募展「ときめきわくわく」と「ヒーリングキャンプ」を開催し、様々な共同体とのコミュニケーションを試みた。ビエンナーレ期間に多文化家庭、障害者、低所得層家庭など文化疎外階層の訪問を積極的に誘導し、共同体意識の実現にリードしたのも特徴的である。

「2013京畿世界陶磁ビエンナーレ」を主管した韓国陶磁財団は、ビエンナーレ閉幕と同時に評価報告会を開き、成果と改善事項などを詳しく点検する計画である。さらに京畿陶磁共生発展委員会を通じて、地域社会の意見を反映し、次回のビエンナーレの開催日程を調整する。 

世界の現代陶芸の流れをリードする陶磁ビエンナーレの従来の役割意外に、韓国陶磁の伝統価値を世界に知らせる新しい試みも模索する。

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◇今回の陶磁ビエンナーレでは50ヶ国から来た作家779人が、様々な新しい試みを紹介したⓒ京畿Gニュース ホ・ソンリャン

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