金知事 「京畿 のスローフード、アジアを越え世界へ」
投稿日d 2013-10-15 ヒット数 377
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1日南楊州でアジア、オセアニア初のスローフード国際大会開催
◇京畿道の金文洙知事が1日南楊州市スローフード国際大会に参加し、挨拶しているⓒ京畿Gニュース ホ・ソンリャン
2年前オーガニック大会を成功裏に開催した南楊州市で、京畿道の金文洙知事がアジア、オセアニア43カ国の料理祭りを満喫した。
金知事は1日午後、南楊州市二牌洞体育文化センターで開かれた「2013南楊州スローフード国際大会(アシオグスト、Asio Gusto)」の開幕式に参加した。
この日の開幕式には、イ・ソグ南楊州市長、スローフード国際本部のパオロ・ディ・クロチェ事務総長、パク・キチュン、チェ・ジェソン、チョン・ビョングク国会議員、チェ・ブラム広報大使、キム・イコ道農政局長、世界各国の代表者と参加者、南楊州市民など3千人余りが参加し、初めて開かれる大会に熱い関心を見せた。
開幕イベントとしては、ポップピン・ヒョンジュンと伝統音楽専門家のパク・エリさんが一緒に行うパフォーマンス、ミスコリアたちによるチャングムの祭祀食卓作りの儀式、参加国の伝統衣装及び国旗入場などが行われた。
金文洙知事は挨拶で、「南楊州は2年前にアジア初のオーガニック大会を開催したのに続き、今回もアジアとオセアニア初の素晴らしいスローフード国際大会を行っている」とし、「南楊州が韓国食品農業の最先端だけでなく、アジアの最先端であることを誇りに思う。またアジアを越え、世界の中の南楊州へとステップアップすることにお祝いの言葉を伝えたい」と話した。
金知事はまた、「スローフードは単なる料理だけでなく、自然と環境を愛する南楊州市民の精神をうまく反映している」とし、「単純に現代的な都市へと発展するだけでなく、伝統農業と一緒に新しい都市を建設しようとする南楊州市民の素晴らしい哲学が反映された大会がまさにスローフード国際大会だ」伝えた。
さらに、「南楊州市民は人間勝利をもっとも重視し、信頼を通じて生命を愛する。正直な精神と科学的な姿勢で、食品を通じて全ての人類を元気にする偉大な哲学が溶け込まれた大会」と賛辞を惜しまなかった。
イ・ソグ南楊州市長は、「スローフード運動は生活の中に根付かなければならない。国籍のない料理、遺伝子変形食べ物は、私たちの身体に悪い影響を与える。アシオ・グストに訪問し、1千種類の味を楽しみ、体験し、正しい食習慣を経験し、思い出も作ってほしい」とし、「南楊州をオーガニックとスローフードが合わさった世界的なスローライフ都市にする」とアシオ・グストの成功を確信した。
挨拶に続き、アシオ圏域別7カ国代表が、「料理は生命」というテーマでメッセージを伝えた。
スローフードと最も似合う韓国伝統音楽である「アリラン」は、世界各国から来た参加者の心を掴み、感動させた。伝統音楽家パク・エリさんの民謡はもちろん、開幕式最後に330人の南楊州総合合唱団が歌った合唱もやはり「アリラン」で、外国人たちに強い韓流ブームを伝えた。
KBSの「韓国人の食卓」で司会を勤めるチェ・ブラム広報大使は、「スローフードをもっと早く知っていたら、「韓国人の食卓」チームと一緒に来れたのに、後から知ったので残念だった」とし、「韓国の食べ物文化を守るため、道民たちと一緒にスローフードの成功を果たすため、見物者ではなくリーダーとして最善を尽くす」と感想を伝えた。
開幕イベントの最後には、大会の成功を祈るため、麟蹄から185㎞の距離を歩いてきた南楊州市ワーキング連盟会員たちが、男寺黨牌と一緒に登場した。彼らは楽しい大同遊びを繰り広げ、また外国人を感動させた。金文洙知事も舞台に直接上がって皿回しをするなど一緒に遊び、「韓流農心」を伝え、大会の成功を祈願した。
◇ミスコリアたちがチャングムの祭祀食卓作りの伝統踊りを繰り広げているⓒ京畿Gニュース ホ・ソンリャン
◇韓国代表団が入場している姿ⓒ京畿Gニュース ホ・ソンリャン
「食べ物は生命である」というテーマで6日まで開かれるスローフード国際大会は、宗主国イタリアとフランスに続き、韓国が3番目の開催国である。今後2年ごとに南楊州で開かれる。
アシオ・グストは38億人のアジア、オセアニアの唯一の味・文化祭りとして、「グスト」はイタリア語で味を意味する。同大会は、同じ性格のイタリア「サロネ・デル・グスト(Salone del Gusto)」、ヨーロッパの大会であるフランスの「ユーロ・グスト(Euro Gusto)」と共に世界3大の食べ物博覧会である。
スローフード運動は、ファストフードに反対し、イタリアで初めて動き出した。身体に良くおいしい食べ物(Good)、キレイで環境を汚染させない食べ物(Clean)、ちゃんとした値段の公正な食べ物(Fair)を求める。正しい食べ物に対する基盤と、地球環境まで考える包括的な食べ物文化運動である。
イタリアのスローフード国際本部は、アジアとオセアニアの古い食べ物文化を守るため、昨年アジア・グストを新設した。2011年世界オーガニック大会を開催した南楊州は、世界的なスローライフ都市を築くため、同大会を積極的に招致した。
スローフード国際本部のパオロ・ディ・クロチェ(Paolo Di Croce)事務総長は、「イタリア、フランスでの初の大会の時よりずっと大きな規模に驚き、ここまで組織化されるとは思わなかった」とし、「2009年にこの市場を初めて接し、今日に至るが、情熱と信頼はもちろん、一緒に行う心意気と態度に大きな感銘を受けた」と話した。
パオロ事務総長はスローフードの人気について「食べ物を加工するシステムに問題があり、商業的な食べ物が環境問題を起こすことを認識し始めた。糖尿など健康に関して食べ物に関する関心も大きくなったため」とし、「これまでの60年間植物システムと安全破壊により15億の人口が間違った食べ物によって苦痛を強いられており、さらに切実である」と説明した。
国際本部はイタリアのトリノ周辺ブラにあり、160カ国余りが参加、全世界でスローフード運動をリードしている。カルロ・ペトリニ(Carlo Petrini)会長は健康問題により今大会に参加できなかった。
◇チェ・ブラム広報大使が挨拶しているⓒ京畿Gニュース ホ・ソンリャン
◇金知事が外国人参加者と一緒に皿回しをしているⓒ京畿Gニュース ホ・ソンリャン
大会の組織委員会は、世界43カ国の様々な味と素晴らしさが感じられるスローフード国際大会ならではの特別な12の見所を提供する。
テーマ館は、味の箱舟、寺院料理、一世帯、料理大会、味覚教育&スローフードエデュゾーンの5つのゾーンとして運営される。
テーマ館である「味の箱舟」では、消えかけている76カ国の食べ物1179品目が味わえる。韓国の食べものとしては、 泰安の「煮鹽」、長興の「錢茶」、済州の「黑牛・青豆醤油」、 慶南晋州の「アンズンベンイ小麦」、忠南論山の「連山烏鷄」、慶北鬱陵の「まだら牛·ソンマルナリ」などが初めて搭載された。
国際館はアジア、オセアニア35カ国現地人が提供する代表的な食べ物を試食し、試演も繰り広げられる。国内館は首都圏では簡単に接することのできない全国の代表的な食べ物を一箇所に集まっており、30余りのブースで直接購入できる。
これらの3つの館は、有料(一人当たり5千ウォン)での利用となり、参加費は別である。
「世界の街の食べ物」には、スイスのフォンデュ、スペインのサングリア、エルサルバドルのププサ、コンゴの牛串など5大陸の25の食べ物が味わえる。これに、外国人料理家の料理講演と試演・試食が音楽公演とともに出来るのが楽しい。
また、漫画のキャラクターココモンと一緒に楽しめる子供体験館、傷が付いたり虫の跡によってB級と扱われた農産物を利用した「料理歌舞」、国際レストラン、韓国人の食卓、味のワークショップなどが運営される。
この他、子供たちが正しい食習慣を身に付ける「キッズ・グスト」、世界のスローフードの流れを交流するカンファランスとワークショップも、有意義なプログラムとなる。
大会組織委員会は、外国人1万5千人を含めた30万人の訪問、地域経済誘発効果370億ウォン、国家経済波及効果1千億ウォン以上の実績を期待している。特に、国民健康食生活習慣の社会的費用削減効果が2500億ウォンに達するという研究結果もある。
会場の内外13箇所に1300台、少し離れた7箇所に2千台余りの駐車空間が設けられた。またシャトルバスも20~30分間隔で運行する。中央線陶農駅からシャトルバスが走り、会場まで徒歩10分距離である。
大会は午前9時から夕方6時まで観覧が可能。詳細はスローフード国際大会のホームページ(www.asiogusto.org)を参考にしたり、スローフード組織委員会(031-590-8861∼3)で案内している。
◇金知事が参加者たちと共に大会成功を祈願しているⓒ京畿Gニュース ホ・ソンリャン
◇金知事がパオロ・ディ・クロチェ事務総長など参加者たちと一緒に伝統的な歌に合わせて舟を漕いでいるⓒ京畿Gニュース ホ・ソンリャン
ⓒ京畿Gニュース | パク・クァンシク malbut@kg21.net
http://gnews.gg.go.kr/news/news_detail.asp?number=201310021533417055C052&s_code=C048
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