植物工場に次いで水技術まで
投稿日d 2013-04-03 ヒット数 364
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植物工場に次いで水技術まで
(2013.03.08)
中東向け水管理システムでサウジを鷲掴みにした(株)パンジア21
◇ (株)パンジア21のイ・ジェヨプ副社長と従業員たち。水管理技術会社の同社は、京畿道の支援もあってサウジアラビアへの保有技術の輸出可能性が開かれた ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
水が貴重な国サウジが、最近京畿道の「水管理技術」に興味を示し始めた。去年の植物工場のカタール輸出に続き、京畿道の技術が再び中東を鷲掴みにしたわけだ。
金文洙京畿道知事は、2月27日道知事公館でサウジアラビア国営企業の関係者、道内水管理技術を保有している中小企業の代表などと昼食会を行い、京畿道で運営している「水管理システム」の輸出について協議した。
サウジ訪問団は今回の訪問を通じて、道内の市・郡で稼働中の水管理システムと技術を見学し、自国の水管理システムに適用できるかどうか、その妥当性を確認した。
金知事はこの日、サウジ訪問団との協議に対して、フェースブックを通じて期待感を表したりもした。
金知事は、「韓国の漏水防止システムの優越性に対して歓談しました。彼らは優秀な品質+安価な値段が韓国の製品だと言いました。私はそれにプラスしていい友達が韓国人だと話しました。韓国人は誰かをいじめたり、侵略したり、植民地にしたことがない「いい友達」だと言ったあら、みんな喜んでました」と会話の内容を伝えた。
京畿道はサウジ側の今回の訪問が、植物工場技術のカタール輸出に続いて、もう一つの中東進出成果につながるよう、その中小企業を積極的に支援するという方針である。
サウジから最も注目される企業は、専門水管理技術会社の(株)パンジア21である。この会社は、議政府市「マルグンムル環境事業所」に水管理システムを構築した。これを見学したサウジの訪問団は、技術力を高く評価したという。これに京畿道が(株)パンジア21の技術力を保証し、同社技術のサウジ輸出可能性が高まっている。
◇ 金文洙京畿道知事は、2月27日同知事公館で、サウジ訪問団と昼食会を行い、(株)パンジア21などが保有している水管理システムの輸出に対して協議した ⓒ Gニュースプラス
(株)パンジア21は、1997年設立された社員50人規模の「水管理技術専門企業」である。2011年板橋テクノバレーに入居してそこにオフィスを持っており、安養に本社と工場がある。この会社は、ソウル市アリス統合情報システムを構築したのに続き、最近京畿道の植物工場事業からスマートコントロールシステム(Smart Control System)を構築し、去年12月「京畿道有望中小企業」として選ばれた。
さらに、2003年から議政府市の「マルグンムル環境事業所」に水管理システムを構築するため、現在議政府市の水流率を97%まで引き上げた。これはソウル市と果川市に続き、全国で3番目で高い数字である。
イ・ジェヨプ(株)パンジア21副社長は、「以前のシステムは単純に水を生産し、供給するシステムだったとしたら、最近は漏水損失を減らし、水の需要量を予測し、適正量を供給する科学的かつ効果的な水管理が要求されている」とし、水管理システムの重要性を強調した。
(株)パンジア21は、韓国の市場に続き中東への進出も着実に準備してきた。今も同社のイ・ジェクック社長は中東に常駐し、中東市場との技術融合を研究している。カタール、バーレーン、エジプト、クウェート、サウジアラビアなど多くの中東国家は「水飢饉国家」として分類され、潜在市場が大きいためである。
イ副社長は、「サウジの場合、ほとんど海水を淡水化させて集めた後、生活用水、商業用水、工業用水などで供給するため、水生産に多くの費用が発生する一方、漏水率が50%に達する。高く作った水が供給過程で半分以上捨てられること」と話した。
さらに、「漏水による地下水位上昇も深刻な問題だ。土木工事などのための土地を掘れば、漏水していた水がたまっていて、水を汲むための追加的な時間と費用がかかることである。下水管から漏れた汚い水が再び上水管に浸透するかもしれないのも大きな問題」と付け加えた。
漏水は主に、水路パイプが老朽化して発生する。水路パイプには、まるで消防ホースが水を噴出する水圧くらいの水が通り、土の中で圧力を受けるため、時間が経てば亀裂ができる。水土管の連結部で発生する漏水も大きい。
韓国は主に金属材質の水路パイプを使う半面、サウジは壊れやすいPVC材質のパイプを使う。イ副社長の話によると、PVC水路パイプは韓国で60年代に使われいたが、金属パイプに変わった。
◇ イ・ジェヨプ(株)パンジア21副社長は、「中小企業が海外進出を円滑にするには、要素技術を持つ中小企業同士が力を集めるのもいい方法」だと話した ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
(株)パンジア21は、中東事業進出のために、去年(株)デュラカム、(株)ハニルネットワークエンジニアリングと手を組み、SWI(Smart Water International)法人を立ち上げた。
SWIは基本計画の立案、地理情報システム、区域化作業(水路パイプ別に区域を分ける作業)、漏水探査、最終管理の計5段階の作業を通じて、水管理システムを構築する。中小企業の特性上、全ての分野を消化するには限界があるため、それぞれ違う分野の専門中小企業が力を合わせることにしたのだ。
(株)ハニルネットワークエンジニアリングは漏水探査専門企業であり、(株)デュラカムは土を掘らずコーティング技法を利用して水路パイプを補修する。(株)パンジア21はモニタリングシステムなど全体的なソリューションを担当する。
イ・ジェヨプ副社長は、「(株)デュラカムと(株)ハニルネットワークエンジニアリングは同じ業界にいたので、以前からよく知っていた。会社別にそれぞれの要素技術を持っていて、互いのメリット・デメリットをよく知ってるため、力を合わせてSWI法人を作ることになった」と説明した。
彼は、「最初は海外事業を準備する当時の技術力を検証してもらえず、信用保証などに困難があった。ほとんどの中小企業は、こうした事情により大企業を経て海外事業を行っている。(株)パンジア21は去年、「京畿道有望中小企業」として選ばれ、京畿道が技術力を保証してくれたため、海外進出に大きく役に立つ」と話した。
加えて、「海外進出を目指す中小企業は、あせらず着実に準備するのが大事。それぞれの要素技術を持った中小企業が、協力を通じて事業を行うのも大きく役に立つ」とアドバイスした。
SWI法人は、今回のNWC(サウジの水国営企業)の訪問を通じて、海外進出に弾みがつき、サウジアラビアジェッダ地域の漏水管理をはじめ、トルコ、アブダビ、エジプトなどと接触をしようとしている。
トルコは、水運営システムに興味を示し、2015年まで管網解析、リアルタイム監視制御、漏水管理などのシステム構築を計画している。アブダビは老朽パイプの交換及び管路更生事業のためにSWI構成外車の(株)デュラカム水路パイプコーティング技術導入のための作業中である。エジプトは漏水管理のために、今月中に韓国を訪問する計画である。
イ・ジェヨプ副社長は、「水管理技術は1~2年で終わる短期間での事業ではない。サウジの場合も、漏水が深刻な地域を含め、長期事業になるだろう。金文洙知事が植物工場に続き、水管理システムにも大きな興味を示してくださるのだ感謝している。これからも中小企業に大きな関心と支援をお願いしたい」と話した。
◇ (株)パンジア21安養工場の内部 ⓒ Gニュースプラス
ⓒ Gニュースプラス ニュース | イ・ジュンギュン eyekle0723@kg21.net
http://gnews.gg.go.kr/news/news_detail.asp?number=201303081141377055C052&s_code=C052
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