京畿名家の昔の姿を探して

投稿日d 2013-04-02 ヒット数 451

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京畿名家の昔の姿を探して
(2013.03.21)

京畿道博物館、寄贈遺物特別展「千年の起源、龍仁李氏」開催

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◇ 壯襄公李鎰将軍が16世紀後半、女真族を討伐して功を立てた内容を、19世紀にその子孫である画家李在寬が描いた戦闘の絵 ⓒ Gニュースプラス

京畿道の代表的な博物館である京畿道博物館で、3月27日から6月16日まで、2013年初の特別展示会として、「京畿名家 寄贈遺物特別展;千年の起源、龍仁李氏」を開催する。これは2014年「京畿名称千年」の年を迎え、京畿道の起源を探すための第一歩である。

京畿道水原、廣州・竹山·楊州など各地には、地元を本貫とする古い名家がある。龍仁も同様、特に地元が本貫である名字のうち龍仁李氏は、高麗初期から1千年以上伝統を守ってきた名家である。
 
龍仁李氏は太祖王建を手伝い、高麗建国に功を立てた開国功臣李吉卷がその始祖である土着名字として、朝鮮時代多くの丞相や判書、京畿道観察使などを排出した。特に11名の京畿観察使を排出し、京畿道の歴史と伝統を代表している。
 
今回の展示は、龍仁李氏の子孫たちが2009年と2011年、2回に渡って大切に保存してきた875点の遺物を、京畿道博物館に寄贈することで始まった。龍仁李氏府使公派の判官公長孫であるイ・テハン先生と、兄弟であるイ・ギョンハン、イ・ボンハン先生、そして忠正公派宗会の長孫であるイ・ホンギュ先生がその寄贈者である。

寄贈遺物は、肖像画・古文書・書画・民俗遺物などで、文化財級の李世白肖像(官服本)、李宜顯肖像(私服本)、李敦相肖像の油紙草本など、レベルの高い肖像画がある。また、忠正公谥号敎旨(李世白)など時代別の各種の教旨106点、真鍮祭器・佩玉・伝統的な帽子など、朝鮮後期京畿道で活動した士大夫たちである京華士族の歴史と文化が詳しく学べる大切な資料である。
 
展示とともに様々な体験プログラムも設けられ、最初は難しく感じられる展示を楽しく経験することができる。個人が王に賜る教旨を、自ら作ってみる「自分の名前で教旨づくり」、李鎰将軍の女真族討伐作戦の絵のパズルを埋める「パズルゲーム」「領議政と一緒に遊ぶフォトゾーン」、「陞卿圖遊び」が無料で行われる。さらに、展示期間中、親を対象にした教育プログラム「お母さんはキュレータ」が3回行われる予定で、家族と一緒に楽しめる。
 
特に4月23日午後2時、イ・ウォンミョン教授(ソウル女子大学史学科)が、「朝鮮時代の京畿道京華士族の考察」というテーマで学術講演会を開く。これを通じて、京畿道で主に活動していた京華士族の具体的な姿を探ってみる予定。
 
「京畿名家寄贈遺物特別展;千年の起源、龍仁李氏」は、千年京畿道の起源を探すための過程である。今回の展示会は京畿道の代表的な文化コードの一つである朝鮮時代の士大夫文化を理解し、京畿道に対する誇りを抱く機会になるだろう。また、寄贈文化が薄い韓国の文化界に、一筋の光が差し込んだような胸いっぱいに感動を受けることも可能である。
 
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◇ 李敦相(1815~1884)従5品である判官でありながら、高宗1年(1864)に増広別試文科で甲科第2人として及第した教旨 ⓒ Gニュースプラス
 
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