金知事「農心は我々の本心」

投稿日d 2013-03-05 ヒット数 392

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金知事「農心は我々の本心」
(2013.02.20)

「私は都市に住む農夫である」都市農業コンサートで呼びかけ
 
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◇ 金文洙京畿道知事が19日、都市農業大会に参加し、「カルゾーネを添えたミニ畑サラダ」料理を作りながら、司会者の質問に答えている。ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
 
「人の心の中には農心というものがある。自然を懐かしむ心、根っこを指向する心などがそれだ。農心は我々の本心でもある。高層マンションなどで暮らす我々は、自然の土を思い、新鮮な生命を思う。ミニ畑は結局、我々の本心、本質を求めていくものである。」
 
金文洙(キム・ムンス)京畿道知事が都市に住む農業者に送ったメッセージだ。

金知事は19日、安陽(アニャン)坪村(ピョンチョン)アートホールで「私は都市に住む農夫」をテーマに開かれた都市農業大会に参加し、あいさつの辞でこのように述べ、都市農業に対する京畿道の支援を拡大していくことを明らかにした。
 
金知事は、「京畿道は毎年、10ヶ所の小・中学校のミニ畑を整備したり、帰農、帰村大学など、農業科への支援事業を展開するなど、各種取り組みを行なってきた。土のないソウルでは、ミニ畑栽培をすることができず、ソウルや全国から京畿道に農業者たちが集まってきている」とし、「今日、この大会に参加した来場者を見ても分かるように、最近になって都市農業への関心が高まり、多くの人が農業に携わるようになってきた。京畿道も予算を増やし、これに対する支援を拡大していきたい」と約束した。

京畿道と京畿農林振興財団が自然にやさしい都市環境づくりと市民の農業に対する理解向上のため準備した今回の大会は、参加者らのトークを通して、情報を共有し、特設ステージなどのイベントで参加者らが一緒に楽しめるよう企画された。600人以上の農業関係者や都市農業を夢見る人たちで会場は盛り上がりをみせた。
 
タレントの李相璧(イ・サンビョク)氏の司会で行なわれたこの日のコンサートで金知事は、崔大鎬(チェ・デホ)安陽市長と共に「カルゾーネを添えたミニ畑サラダ」の調理実習と試食イベントに参加し、大会を盛り上げた。
 
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◇ 金知事の料理の腕前は?金知事が作った料理を試食するため集まった子どもたちが知事の料理を試食している。ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
 
自炊歴15年の腕前を見せた金知事は、自分が作ったサラダを子どもたち一人ひとりに食べさせ、「おいしい」と好評を得た。
 
また、この日の大会では、広州(クァンジュ)梅谷(メゴク)小学校の教師と学生らが500㎡(454坪)の学校農場を作り、「子ども農夫」になった体験談などを語った。

彼らは学校農場での作物栽培を通して、生命の大切さや人に対する心遣いを学び、結果よりは結実までの過程を学習できる貴重な経験になったと語った。京畿道では2009年から新しく建設された45の小・中学校に農場を設置し、勉強によるストレスのない、学習の楽しさを子どもたちに感じてもらうため、各種プログラムを実施している。

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◇ 未来の農夫。広州梅谷小学校の子どもたちが花壇にあるキャベツを運んで植えている。ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
 
ネイバーの人気ブロガーであり、都市農業10年目のユ・ダギョン氏は、この日のイベントで、これから都市農業を始める人のために、ミニ畑の作り方を紹介した。また、ミニ畑で作った野菜で食道がんや大腸がんを克服し、健康を取り戻したイセヨン・ムンウンスン氏夫妻が彼らの感動的なストーリーを語った。
 
11年前、大腸がんを宣告された妻ムン・ウンスン氏に続き、その4年後には夫のイ・セヨン氏が食道がんに。絶望に陥っていた夫婦は食べ物を改善するため、ソウル市の銅雀区(ドンジャック)にある40坪の自宅の屋上にミニ畑を作り、野菜を栽培しはじめた。すると驚くべき変化が起り、現在は、夫婦共に体の中のがん細胞が再発なくきれいになくなったという。
 
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◇ ミニ畑を作り、野菜を実際に栽培して食べることで、がんを克服したイ・セヨン、ムン・ウンスン氏夫妻が彼らの感動的なストーリーを語ってくれた。ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン

続いて住民自治センターの屋上に「ボニー畑」を作り、幸せを収穫しているという安山市・本五洞(ポノドン)に住む住民らが楽しい体験談を語った。彼らは、住民自治センターの屋上にミニ畑を作り、住民や子どもたちのための体験教育場として活用、収穫の楽しさを肌で感じながら、近所のお年寄りの方々に配るなど、ボランティア活動にも積極的に参加してきた経験を紹介。町内やご近所がお互いに疎通し合う共同体づくりにも大きに貢献できたとか。
 
特別イベントも行なわれた。都市農夫バンド「黄金のしぶき」をはじめ、都市農夫を夢見る歌手の辛炯琬(シン・ヒョンウォン)氏や金鐘煥(キム・ジョンファン)氏がヒット曲「蛍」や「恋のために」を熱唱し、会場を沸かせた。

今回の大会を主催した京畿農林振興財団の金正翰(キム・ジョンハン)理事長は「都市農業は単純な健康づくりの他にも、様々な面で幅広い効果を発揮している」とし、「週末農場やベランダ、屋上などの様々な都市空間で行なう農林文化として普及していくことを願い、この大会を開催することになった」と語った。
 
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◇ 都市農夫バンド「黄金のしぶき」の公演に続き、歌手辛炯琬氏と金鐘煥氏がヒット曲を熱唱、会場を沸かせた。ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン

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