加平、首都圏のグリーンエネルギー「エコピア」
投稿日d 2013-02-20 ヒット数 385
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加平、首都圏のグリーンエネルギー「エコピア」
北朝鮮との平和を祈願する希望の地
京畿北部
加平(カピョン)はこれまで様々な規制により、財政自立度が27.1%(2011年)程度に止まるなど、他地域に比べ発展速度における鈍化傾向が定着していた。このため、加平郡は自然環境を利用し経済的価値を高めていくための「エコピア-加平ビジョン」を宣布し、地域発展への意気込みを表した。エコピアは環境・生態(Ecologe)と経済(Economic)を同時に充足させていくことを意味する。良質な生態系を基盤とする加平のブルーオーシャン戦略は、現在、北漢江にある「チャラ島」を基点に押し進められている。
◇ オートキャンプ場としても有名なチャラ島は多様な ⓒ各市郡
北漢江を流れるジャズの音色
加平郡加平邑達田(タルチョン)里を流れる北漢江に浮かぶチャラ島はチャラモクと呼ばれる村の前にある島だ。以前までは名もないただの島であったが、現在ではテーマパークや国際フェスティバルの場へと変貌を遂げた。
2008年世界キャンピング&キャラバニング大会の誘致に伴い、チャラ島西島に国際規格のキャンピン場が整備された。個別駐車場や電気施設を完備したオートキャンピング場は家族連れの顧客から人気を集めている。さらにタイヤの付いた移動可能なモービルホーム(ベッドとキッチンを兼ね備えた動く家)16棟とキャラバン(キャンピングカー)20台などが用意されており、キャンピング装備なしでもキャンプを楽しむことができる。
チャラ島では2004年9月から国際ジャズフェスティバルを開催している。今年で9回目となるジャズフェスティバルはチャラ島だけのイベントではない、加平郡の代表的な文化芸術祭として脚光を浴びるまでとなった。フェスティバル期間中には島全体が公演会場と化し、昨年の第8回目のフェスティバルには21ヶ国から80以上のチームが参加した。これまでの累積観光客は90万人を上回り、名実共にアジア最大のジャズフェスティバルへと成長した。
さらに、加平地域には「ジャズマッコリ」や「ジャズワイン」などが登場、お店などにも「ジャズ」の看板が立てかけられるなど「韓国のニューオーリンズ(アメリカジャズの発祥の地)」を思わせる町並みが広がっている。また、公演会場の周辺にはコスモス群落地やひまわり、菜の花、葦畑が整備され、展示会や各種催しも行なわれる。今年は10月12日から14日まで第9回国際ジャズフェスティバルが華やかに開幕する予定だ。
◇ 清平湖は、森や湖、レジャー施設が備わった韓国の代表的なリゾート地であり、様々な水上レジャーを楽しむことができる。ⓒ 各市郡
水の澄んだ清平湖
加平の清平湖(チョンピョンホ)は、森や湖、レジャー施設が備わった韓国の代表的なリゾート地だ。清平湖は、湖の両側に虎鳴山(ホミョンサン)が高く聳え、青い空、新緑の山、真っ青な湖が秘境を作り出している。湖を中心に森や登山コースが整備されている他、水上スキーやタンコンボート、ウェイクボード、競艇などの水上レジャーを楽しむことができる。清平ダムに沿って加平へと続く江辺道路は、北漢江の絶景が満喫できる最高のドライブコースとして人気を呼んでいる。
◇ 明智山や華岳山を水源とする小川が集まる明智渓谷は、豊かな水量と澄んだ水が特徴。ⓒ 各市郡
神秘的な祝霊山、鮮やかな紅葉が美しい明智山
青葉の繁る樹木が見事な絶景を彩る加平。祝霊山(チュンリョンサン)は太祖・李成桂(イ・ソンゲ)が王に登極する以前、狩猟をしにここを訪れ、山神祭を行なった後、いのししを狩ったという伝説が伝えられている。このことからも昔から神秘的な山であったことが伺える。しかし、これらの伝説よりもこの場所は、5万本の朝鮮松が生い茂る「韓国最大の朝鮮松の産地」として有名だ。アッチムコヨ樹木園をはじめ、祝霊山周辺には、樹木園や自然休養林、農場、キャンピング施設などがあり、週末になると近所の駐車場が車でいっぱいになる。
明智山(ミョンジサン)は鬱蒼とした森林が自然そのままの形で保存されており、現在は、郡立公園に指定されている。明智山の最も大きな特徴は、なだらかな傾斜を描いていること。登山のスタート地点から頂上までは急斜面などがなく、なだらかなカーブを描いており、山の随所には美しい谷川が流れている。明智山は特に、秋の紅葉が美しく、加平八景のうちの第四景である「明智紅葉」に指定されている。
http://gnews.gg.go.kr/news/news_detail.asp?number=201207252004067055C059&s_code=C059
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