飲まない薬は薬局へ
投稿日d 2013-02-08 ヒット数 405
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飲まない薬は薬局へ
(2013.01.28)
-残った医薬品の安全な廃棄-
家によくある飲み残しの医薬品。この医薬品をどうやって廃棄すべきか悩んだ挙句、流し台に捨てたり、ゴミ袋にそのまま捨ててしまう光景はどこの家でもよく見かけられるのでは?
元々薬は簡単には変質しないように作られている。だからと言って、医師の処方なく同じ症状が出たときに飲んだりすると、医薬品の誤用などを引き起こし、非常に危険だと専門家は言う。また、飲み残した薬をそのまま捨てると、他の化学薬品のように自然ではきれいに分解されず、土壌や水質に浸透し、深刻な環境汚染を引き起こしてしまう。
それでは、残っている薬はどうすればいいのだろう?国民健康保健公団は2009年4月から賞味期限が過ぎていたり、成分がよく分からない薬物の服用による副作用や薬品の無断廃棄による環境汚染を減らすため、「飲まない薬の回収、Green Healthy, Green Life事業」を始めた。回収物品には、錠剤、シロップ、軟膏、薬品容器などがある。しかし、このような事業は一般家庭にあまり知られていないのが実情だ。
南楊州市(ナミャンジュシ)梧南邑(オナムプ)にある5つの薬局で調べた結果、3つの薬局に「廃薬品回収箱」があった。残りの2ヶ所では薬品を別途に回収し、「回収袋」で保管しているという。それぞれの薬局で集められた薬は、1ヶ月に1度、または3~6ヶ月に一度、薬事会や製薬会社を経て南楊州の保健所に送られる。期間の差こそあれ、薬剤師らは皆、廃薬品の回収に賛同している。しかし、5ヶ所の薬局のうち、薬の回収に関する案内を貼っていたのは1ヶ所だけだった。
◇ 廃薬品の回収箱 ⓒ イ・ダイン/クムナム記者団
◇ 廃医薬品の安全回収案内文 ⓒ イ・ダイン/クムナム記者団
南楊州市保健所の担当者によると、薬局から送られてきた薬は、保健所で集められ、薬品廃棄業者に送られ焼却される。この事業を宣伝するための行事は保険福祉部が主管しているため、2013年の具体的な内容はまだ決められていないという。昨年も何度か行事は開催されたものの大した成果は得られなかった。大衆への呼びかけが少ないせいだからではないだろうか。
南楊州市梧南邑にある漢陽正門薬局の薬剤師、イ・ウンジョン氏は「薬を処方するときは、医師が薬を服用する効果的な期間を考えて処方する。だから処方期間が過ぎた場合、患者の症状や状態が変わるため、薬が残ったからといってもう一度飲んでいいわけではない。同じ症状であっても錠剤は6ヶ月以内、シロップや粉薬、目薬の場合は1ヶ月までの服用となっている。しかし、患者の判断による服用よりは医師の処方を受けて服用することが何よりも安全だ」と語った。
2012年国民健康保健公団の京仁地域本部は水原市(スウォンシ)の勧善(クォンソン)総合市場で毎月最後の日を「飲まない薬の回収日」に指定し、イベントを開催してきた。一般の人に廃薬品の安全な回収について宣伝するには最適なイベントではないだろうか。
今後は、飲まない薬の処理に悩むことなく、袋に入ったまま近くの薬局に持っていくようにしよう。薬剤師の先生が気持ちよく迎えてくれるだろう。
◇ インタービュー中のイ・ダイン記者 ⓒ イ・ダイン/クムナム記者団
ⓒ Gニュースプラスニュース | イ・ダイン leedain02@naver.com
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