「最後の課題は北朝鮮の人権改善!」

投稿日d 2012-12-05 ヒット数 383

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「最後の課題は北朝鮮の人権改善!」 (2011.11.16)
「金知事、米ジョンズ・ホプキンズ大学国際セミナーで基調講演 北朝鮮の人権実態に慨嘆「国会での北朝鮮人権法可決に努める」  

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◇ 訪米中の金文洙知事が、現地時間15日、ワシントンD.C.にあるジョンズ・ホプキンズ大学で開かれた「北朝鮮人権改善戦略国際セミナー」で基調講演を行っている。金知事は「北朝鮮の人権問題改善は、私の最後の課題だと思っている」とし、北朝鮮に自由の鐘と希望の光が届くよう、全力を尽くしていきたいと語った。ⓒ Gニュースプラス
訪米中の金文洙(キム・ムンス)京畿道知事は「北朝鮮の人権問題改善は、私の最後の課題だと思っている」とし、北朝鮮に自由の鐘と希望の光が届くよう、全力を尽くしていきたいと語った。
金知事は現地時間15日、ワシントンD.C.にあるジョンズ・ホプキンズ大学で開かれた「北朝鮮人権改善戦略国際セミナー」でこのように述べ、100人あまりの参加者から総立ちの拍手を受けた。なお、この日のセミナーは(社)北朝鮮人権情報センターとジョンズ・ホプキンズ大学国際大学院(SAIS)韓米研究所が共同で開催したもの。
金知事は基調講演で「若い頃、自由と人権、民主主義を唱えながら独裁政権に立ち向かった私に残された最後の課題は、北朝鮮の民主化と人権改善だと思っている」とし、「北朝鮮の自由と解放のため、我々が力を合わせていかなければならない」と力説した。
セミナーに参加した韓徳洙(ハン・ドクス)駐米韓国大使、トーマス・ハーバードコリアソサイエティ理事長、キム・サンホン北朝鮮人権情報センター理事長、ス-ザン・ソルティ北朝鮮自由連合代表、国際機構関係者らも金知事の演説に声援を送り、北朝鮮人権改善に努めていくことを約束した。
この日金知事は、北朝鮮の飢餓人口の急増や政治犯収容所の実態を慨嘆しながら、韓国の国会が北朝鮮人権法を一日も早く可決させなければならないと強調した。さらに、北朝鮮国民に対する人道的支援が不可欠とし、20万人に及ぶ北朝鮮政治犯収容所の囚人や2400万人の北朝鮮国民を飢えや拷問から助け出すためには、統一しか道がないと熱弁をふるった。

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◇ この日のセミナーには、(社)北朝鮮人権情報センターとジョンズ・ホプキンズ大学国際大学院(SAIS)韓米研究所が共同開催したもので、韓徳洙駐米韓国大使、トーマス・ハーバードコリアソサイエティ理事長、キム・サンホン北朝鮮人権情報センター理事長、ス-ザン・ソルティ北朝鮮自由連合代表、国際機構関係者ら100人あまりが参席した。ⓒ Gニュースプラス
演説の冒頭で金知事は「北朝鮮は20万人以上の国民を思想が不健全であるとか、体制に不満を持っているという理由で182ヶ所の政治犯収容所に監禁している。北朝鮮政権がその子供や家族までも公開銃殺を見守るように強制しているという調査結果もある」と嘆いた。
さらに「現在、南と北には1千万人以上の離散家族がおり、北朝鮮には6.25戦争当時の国軍捕虜560人が生存していることが明らかにされている」とし、「米国下院が�V6.25戦争捕虜や失踪者、脱北者問題解決を促す決議案�Vを今、明日にも外交委員会に上程すると決定したことに対し感謝の意を示したい」と述べた。
金知事は「米議会は7年前、北朝鮮人権法を可決させ、UNは2005年から毎年総会で北朝鮮人権決議案を採択してきた」とし、「北朝鮮人権問題は与野党間の政争になってはならない。大韓民国の国会は北朝鮮人権法を直ちに可決させなければならない」と主張した。
また「多くの脱北者が北朝鮮の人権改善のために活動している。現在12人の脱北者が京畿道で働いている」とし、「ニューメディアやSNSなどのコミュニケーション手段を積極的に活用し、世界中の人々に北朝鮮の人権の実態を知らせていくことが重要だ」とした。
基調講演に続いて質疑応答が設けられ、金知事は南北首脳会談に関する参加者の質問に「南北首脳会談は必要だと思う。南北の緊張緩和と交流協力に重要な役割を果たすだろう」とし、「オバマ大統領やフージンタオ総書記にも会ったのだから(李明博(イ・ミョンバク)大統領が)北朝鮮首相に会わない理由はない。お互いが相互協力していけるというのが基本的信念である」と答えた。

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◇ 同じ日金知事がワシントンD.C.にあるアメリカ児童国立医療センター(CNMC)を訪問、カート・ニューマン医療院長とMOUを締結し、記念撮影を行っている。京畿道とCNMCは今後、北朝鮮やアフリカなど、医療後進国の子供たちへの支援を協力し合っていくことに合意した。ⓒ Gニュースプラス
一方、金知事はこの日ワシントンD.C.にあるアメリカ児童国立医療センター(CNMC)を訪問、カート・ニューマン医療院長とMOUを締結し、北朝鮮やアフリカなどの医療後進国の子供たちへの支援を協力し合っていくことに合意した。
今回の協約で、京畿道とCNMCは病気で苦しむ世界中の子供たちの健康増進を支援し、優秀な医療技術の交流や国内外の児童病院設立、グローバル医療ネットワークの構築などを協力していくことにした。
CNMCは140年間、アフリカや中央アジア、中東、北朝鮮など、50ヶ国に及ぶ後進国の子供患者を対象に医療救護活動を続けてきた非営利法人病院だ。
アメリカで最高の施設と医療スタッフを備えた児童病院として高く評価されている。新生児医療保護サービス分野では最高レベルの専門病院としてビジネスウィーク紙が絶賛したこともある。
道は、今回の協約が道内の児童医療福祉サービスの質を向上させ、北朝鮮やアフリカなどの貧困国の児童治療の始点となることを期待している。京畿道は来年度予算にこれを加え、北朝鮮やタイなど、周辺国家の子供たちを対象に医療支援活動を推進していく計画だ。
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