京畿道、ロシアとカタールで「期待上回る成果」
投稿日d 2012-11-27 ヒット数 338
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聨合ニュースによると、
ロシアのコア技術を中小企業に移転する協約締結
カタールで植物工場の輸出基盤を構築
キム・ムンス道知事を代表にした京畿道経済協力投資団は28日(現地時間)、カタールでの投資誘致説明会を最後に5泊7日間のロシア・カタール訪問日程を終えた。
京畿道は投資誘致を目的とした今回の訪問で期待を上回る成果を上げた。
ロシアが持っている世界最高のコア技術を利用して道内中小企業を支援できる技術協力協約の締結に成功した。
カタールでは京畿道が開発した植物工場を中東に輸出できる道を切り開いた。
京畿道は「ロシアのMIT」として知られるモスクワ所在のバウマン工科大学やウラル連邦大学と情報技術(IT)・工学などの分野におけるコア技術の移転を受け、道内の企業がこの技術を商用化する内容が盛り込まれた技術協力に関する協約を締結した。
また、ロシア全体GDPの23%を占める439社の公企業を統合管理している国営企業のRussia Technologies State Corporationと技術投資協約を、ロシアの代表的な産業地域であるスベルドロフスク州とは経済友好協約を締結した。
世界トップ水準のコア技術を保有しているものの、製品開発など商用化がうまくできないロシアと新たな輸出市場を切り開く必要がある道内の企業が互いに相乗効果を生み出す契機を作ったと評価される。
また、ロシア最大の電子調達機関のUEMP(United Electronic Market Place)と締結した協約は京畿道企業の対ロシア進出に役立つと期待される。
さらに、チタニウム分野の先端技術を保有しているロシア国営企業のVSMPO-A VISMA社と国内企業のユルチョンが平澤浦升産業団地に共同投資工場を設立する内容の協約を締結したのも大きな成果と言える。
これまで京畿道が投資誘致のために努力してきた米国や欧州が経済危機に直面したことを受け、コア技術と資源、投資資金をすべて揃えた新興国のロシアに目を向けた京畿道の投資誘致戦略が効果を発揮した。
今回のロシア国営企業や大学、州政府との協約締結が直ちに投資へと結びつくものではないものの、京畿道の企業の対ロシア進出における橋頭堡を確保した点が意義深いとされる。
京畿道はその目的を達成するため、ロシアとカタールの訪問に輸出を希望する道内約10社の有望中小企業と同行し、ロシアが求めるコア技術の商用化に道内企業が最も良いパートナーになると広報した。
京畿道は今回の訪問を契機に、対ロシア通商と交流を強化するためにロシア投資誘致専門担当チームを新設する計画。
出所:聨合ニュース(2012.10.28)
**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。
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