晩秋のおすすめ博物館巡り

投稿日d 2012-11-14 ヒット数 503

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晩秋のおすすめ博物館巡り
(2012.10.31)

京畿観光公社のおすすめユニーク博物館
 
博物館が進化している。単純な展示物の観覧やユニフォームを着て写真を撮るだけでは、子どもたちの好奇心を十分に満たすことはできない。小さな手で何かを作りながら想像力を養い、お互いに試行錯誤しながらそれぞれの役割を果たし、夢を築いていく。子どもたちは新しく特別な経験を通して新しい視野から世界を見つめる。そんな特別な素材や体験が待つ、京畿道博物館をご紹介しよう。

■ 子どもたちの夢を追って-韓国ジョブワールド
 
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◇ 様々な職業を体験しながら夢を形にしていく。ⓒ Gニュースプラス、京畿観光公社提供
 
プロデューサーのキューサインが出るとヘアも服装もばっちり決めたアナウンサーのあいさつでニュースが始まる。主要ニュースを交代で伝える2人のアナウンサーの表情は真剣そのもの。最近、日中でも肌寒くなってきたというお天気の話が始まると、カメラが気象キャスターをとらえ、地方の気温や天気予報を伝える。
 
韓国ジョブワールド子ども体験館のドリーム放送局の様子だ。子どもたちは友だちと一緒にプロデューサーやカメラマン、アナウンサー、気象キャスターに扮し、ニュースを実際に制作することができる。
 
職業現場専門家が顧問となり、児童研究家が研究を進め開発した有意義でおもしろいプログラムで、消防士、警察、調理師、研究員など44種類の職業を体験しながら、興味のある職業を発見し、夢を具体化させることができる。職業活動でもらった給与を貯金したり、物を買ったりすることで自然と経済の流れを理解することもできる。
 
青少年の未来に対する好奇心を充足するための職業体験館、職業世界館、進路設計館などが完備されている。一日平均2500人以上が訪れるほど、注目を集める人気職業体験スポットだ。
 
☞ お問い合わせ: 京畿道城南市盆唐区亭子洞4-6 / www.koreajobworld.or.kr / 1644-1333 / 開館時間:平日9時~19時、週末9時~18時30分
 

■ 興味津々デジタル深海体験-板橋アクアリウム(iQUARIUM)

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◇ 移動カプセルに乗って海の中の探検が始まる。ⓒ Gニュースプラス、京畿観光公社提供
 
板橋(パンギョ)アクアリウムは今年7月にオープンしたデジタル水族館だ。デジタル水族館ではあるが、実際に魚を見る以上のリアル感と迫力が感じられるユニークな博物館として脚光を浴びている。
 
9700インチの大型デジタルパネルを通して古代海洋生物から熱帯魚まで80種類以上の海洋生物を観賞することのできるエデュテイメント空間で、約20~30人が1組になり、スタッフの案内に従って海の中を体験することができる。
 
入口でスマートフォン型のアクアキッドが支給される。これは、自分の名前を入力すると、全探査過程を自動的に記録してくれたり、魚を捕まえるなどのゲームの道具になったり、獲得した生物を詳しく観察し、魚の説明を見るなどの双方向コミュニケーションが可能な道具だ。
 
海の中を360°観察できる移動カプセルに乗って海の中の体験が始まる。主要体験空間には、ゲームが楽しめる青い海と未知の海が広がっている。大型スクリーンに海洋生物が登場するだだっ広い海は子どもたちの一番人気の場所。

オーシャンバーでは獲得した魚と記念写真を撮り、自分だけのデジタル水槽を作ることができる。立体映像が上映される4D上映館まで、計8ヶ所の体験空間が設置されており、ゲームや解説を合わせると全部回るのに1時間ほどがかかる。
 
☞ お問い合わせ: 京畿道城南市盆唐区三坪洞682 / 板橋テクノベリ-ユースペースモール地下1階 / www.iquarium.co.kr / 031-628-4880
 

■ もんでいじって-京畿道子ども博物館
 
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◇ 触合いと参加をテーマに子どもたちの夢と好奇心を育てる子ども博物館 ⓒ Gニュースプラス、京畿観光公社提供

京畿道子ども博物館はコミュニケーションと参加をテーマに、子どもたちの夢や好奇心、想像力を育てようと、韓国で初めて独自の建物で建てられた体験型博物館だ。3歳から12歳までを対象にしており、乳児期から博物館を訪れ、様々なテーマに沿った体験を楽しむことができるよう工夫されている。

1階の自然コーナーは満4歳以下の発達に適した感覚遊びコーナーだ。トゥントゥン遊び場では、丈夫な体力を養うための健康と栄養の重要性を学ぶことができる。2階には人の体の造りや機能、漢江(ハンガン)の自然環境、建物の建築工程などを実際に体験することのできる体験展示物が置かれている。

3階は多文化家族を理解するための「私の友だちを紹介します」コーナーが設置されている。また、いろんな衣装を着て演劇に参加することもできる。リサイクル材料を使った工作を通して環境保護の重要性を体験することもできる。

☞ お問い合わせ: 京畿道龍仁市器興区上葛洞85 / www.gcmuseum.or.kr / 031-270-8600 / 観覧時間:10時~20時
 

■ 先史時代へタイムスリップ-全谷先史博物館
 
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◇ タイムマシンに乗って大昔の神秘や先史時代の人類の痕跡を観察する。ⓒ Gニュースプラス、京畿観光公社提供

2011年の春にオープンした全谷(チョンゴク)先史博物館のユニークな外観は時間旅行を楽しむタイムマシンを連想させる。今すぐにでも旧石器時代に飛んでいきそうな、そんな外観が人々を博物館の中へと引き寄せる。全谷先史博物館は、大昔の神秘や先史時代の人類の痕跡を観察することができる場所で700万年前から1万年前までの人類や自然環境が復元されている。
 
特に、旧石器時代の穴蔵や土器、石器制作や発掘などの過程を実際に体験できる野外体験場は子どもたちに一番人気の場所。また、企画展示室に展示されている「氷河時代の人々」は、人間の情熱と知恵が最も輝いた氷河時代の人類の話が綴られており、子どもたちの好奇心を刺激する。
 
博物館の裏道に沿って続く先史遺跡地には様々な模型が並べられており、先史時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えるほど。先史時代への時間旅行はリアルな感動を与え、子どもたちに忘れられない思い出を残してくれるだろう。
 
☞ お問い合わせ: 京畿道漣川郡全谷邑全谷里176-1平和路443番2 / www.jgpm.or.kr / 031-830-5600
 

■ 豚を追いかけろ!-豚博物館
 
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◇ 「豚」をテーマにした韓国初の博物館 ⓒ Gニュースプラス、京畿観光公社提供
 
去年11月、京畿道の利川(イチョン)にユニークな博物館がオープンした。「豚」をテーマにした韓国初の「豚博物館」がそれ。展示会場には世界各国から集められた模型や陶磁器、美術品など、豚に関する5千品以上の作品が展示されている。
 
この他にも豚公演場、豚がいる教室、ソーセージづくりなどの体験プログラムが充実しており、五感を使って楽しむことができる。また、生態系河川の流れる1400坪以上のヒ-リング庭園がメタセコイアやヒノキなどが生い茂るグリーン空間と合わさり、訪れた者の心身をリラックスさせてくれる。
 
☞ お問い合わせ:京畿道利川市栗面月浦4里64 / www.pigpark.co.kr / 031-641-7540
 

■ 昆虫と恋に落ちる?-驪州昆虫博物館
 
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◇ 人と共存する昆虫の実物を観察し、実際に触ることのできる体験空間 ⓒ Gニュースプラス、京畿観光公社提供
 
南漢江の流れる由緒ある驪州(ヨジュ)の街。ここには昆虫と恋に落ちた1組の家族が経営する素朴な昆虫博物館がある。標本展示室には世界中の昆虫標本1400点以上が展示されており、普通では見られない不思議な昆虫の姿を虫眼鏡で詳しく観察することができる。また、水生植物館、蝶々生態館や、人間と共存する昆虫の実物を実際に手で触れられる体験空間などが所狭しと並んでいる。
 
驪州昆虫博物館は子どもたちの目線に合わせた子どもたちのための博物館だ。
 
博物館の昆虫解説員を担当しているキム・ゴヌ(13)君は初等学校(小学校)6年生で、5歳の時から昆虫にはまり、昆虫に関する書籍を渉猟、昆虫博士と呼ばれるまでとなった。博物館を訪れる子どもたちに昆虫に関する体験教育を行なうほどの昆虫通だという。

驪州の黄鶴山(ファンハクサン)樹木園の入口に位置しており、近隣には明成皇后(ミョンソンファンフ)の生家や英陵(ヨンヌン)などがあり、さらに充実した一時が楽しめる。
 
☞ お問い合わせ: 京畿道驪州郡驪州邑梅龍里209-1 / www.여주곤충박물관.kr / 031-885-1400
 

■ ロボットの世界に行ってみよう-富川ロボパーク
 
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◇ ヒューマノイドロボット格闘試合、ロボットとファッションの華やかな出会いを提示するロボットファッションショーなどが楽しめる。ⓒ Gニュースプラス、京畿道観光公社提供
 
富川(プチョン)ロボパークは韓国初のロボット常設展示場だ。ロボパークでは3次元の立体映像にリアル感を加えた4D映像館からロボットの映像が流れていたり、ロボットに関する定義や誕生の歴史を説明するロボットミュージアム、ロボットサッカーゲーム、ロボット迷路、歩行者ロボットの障害物競争、踊るロボット、絵を描くロボットなどが楽しめる。韓国初のヒューマノイドロボット「ヒューボ」、世界初のネットワーク基盤人間型ロボットの「マル」や「アラ」と一緒に記念写真を撮ることもできる。また、体重別に分かれたヒューマノイドロボットの格闘試合、ロボットとファッションの華やかな出会いを提示するロボットファッションショーなど、ロボットをテーマにした各種イベントが行なわれる予定だ。
 
☞ お問い合わせ: 京畿道富川市遠美区若大洞193 / www.robopark.org / 070-7094-5479 / 運営時間10時~18時
 
ⓒ Gニュースプラスニュース | チョン・ギョンナム chun0403@kg21.net
 
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