読書の秋、坡州で本の香りに酔いしれてみては?
投稿日d 2012-09-25 ヒット数 379
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読書の秋、坡州で本の香りに酔いしれてみては?
(2012.09.13)
「坡州ブックソリ2012」15日から23日まで開催・・・碩学ギ・ソルマン、ル・クレジオなどが特別講演
◇ 昨年の「坡州ブックソリフェスティバル」の開幕式の様子ⓒ Gニュースプラス
アジア最大のブックフェスティバル「坡州ブックソリ2012」が今月15日、開幕する。
京畿道と坡州市(パジュシシ)が主催し、坡州ブックソリ組織委員会が主管する今回の行事は今月23日までの9日間、坡州出版都市内の100ヶ所の建物と野外特設ステージを舞台に行なわれる。
本の価値を高めるための展示、講演、舞台イベントなど130種類のプログラムが実施され、出版都市全域は1千人余りの作家と10万人余りの読者が出会う巨大な「知識の空間」へと変貌する。
ハングル誕生569周年(1443年創成)を迎え、ハングルの意味を見つめ直し、その大切さを称える「ハングル・ナドゥリ(お出かけ)569展」は「坡州ブックソリ2012」のメインイベントとして9月15日から10月9日のハングルの日まで約1ヶ月間アジア出版文化情報センターの多目的ホールで行なわれる。
ハングルに関する展示会は、そのほとんどが産業的活用の可能性とタイポグラフィー(活字デザイン)にのみ焦点が置かれているが、今回の展示会は観客自らがこれまでのハングルの歴史を探索する機会となるよう企画された。
歴史、出版、文化などそれぞれの専門家や文人、碩学が参加する様々な講演も用意されている。世界的な碩学ギ・ソルマン(Guy Sorman)教授と2008年のノーベル文学賞受賞者でフランス現代文学を代表するジャンマリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ(Jean-Marie Gustave Le Clézio)氏、日本有数の歴史小説家として有名な佐藤賢一氏が特別講演を行なう予定だ。
また、申栄福(シン・ヨンボク)、權寧珉(クォン・ヨンミン)、都正一(ト・ジョンイル)教授など、韓国を代表する碩学らが講演を行ない、読者らと人文学的価値を共有する。全講演は事前の申込みが可能、入場料は無料だ。
韓国、中国、台湾、日本、香港など、東北アジアを代表する出版担当者らが選ぶアジア出版文化賞「坡州ブックアワード(Paju Book Award)」とブックタウン運動の発祥地であるヨーロッパやオーストラリア、マレーシアのブックタウンの関係者らが参加する「世界ブックタウン・シンポジウム」なども注目しておきたいところ。
特に、今年初めて行なわれる「坡州ブックアワード」はアジア出版の質と真価を一層高め、アジア出版文化の団結に貢献することが期待されている。表彰式は17日、受賞者の祈念特別講演は18日に行なわれる。
これ以外にもラジオ公開録音や各出版社の社屋でそれぞれ行なわれる有名著者との疎通の場「知識の空間」、丁若鏞(チョン・ヤギョン)誕生250周年を記念した「茶山(タサン)の夜」、「金素月(キム・ソウォル)文学の日」コンサート、国内外10ヶ国100社以上の書店・出版社が設置した割引書店「ブックマーケット」、清州(チョンジュ)古印刷博物館、「宝晋斎(ポジンジェ)」、活版工房体験など、多様な催し物が準備されている。
京畿道文化産業課の関係者は「去年、2011京畿道10大祭りに指定されるなど、初めて行なわれた年であったにも関わらず大きな業績を挙げた「坡州ブックソリ」が今後、世界的な複合知識文化祭となり、アジアを代表する本の祭りとなれるよう、積極的にサポートしていきたい」と述べた。
詳しい日程や講演などの内容は「坡州ブックソリ2012」公式ホームページ(www.pajubooksori.org)で確認できる。
◇ 「坡州ブックソリ2012」ポスターⓒ Gニュースプラス
ⓒGニュースプラスニュース | ノ・ギョンヒ khrohh@kg21.net
http://gnews.gg.go.kr/news/news_detail.asp?number=201209131600207055C049&s_code=C049
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