ダイヤモンド婚式、老夫婦の仲睦まじい姿に
投稿日d 2012-08-20 ヒット数 381
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ダイヤモンド婚式、老夫婦の仲睦まじい姿に
(2012.08.06)
茶山誕生250周年記念「茶山の饗宴」開催、ダイヤモンド婚式再現、誕生告由祭実施
◇ 実学博物館は4日、茶山の誕生250周年を記念して、茶山の生家「與猶堂」の庭園でダイヤモンド婚式を考証・再現した。ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
チョクトゥリ(伝統婚礼で花嫁が着用する冠飾り)をのせ、頬紅をつけた花嫁が恥ずかしそうにしている。サモ(伝統婚礼で花婿がかぶる黒い紗の帽子)をかぶり、花嫁を見つめる花婿の後ろ姿がキリリとして勇ましい。夫婦は、互いが世界で唯一の伴侶であるという意味から、相手のひさごに入った婚礼酒を飲み交わし、永遠の愛を誓う。その様子を眺める参列者らは他でもない、新郎新婦の子供や孫たち。4歳の子供から新婚の息子夫婦まで、一堂に会した家族らはおじいちゃんとおばあちゃんが誇らしいとでも言うかのように力一杯拍手を送る。
60年の歳月を共にした老夫婦だけが味わえる最高のお祝い「ダイヤモンド婚式」。家族が集まる中、夫婦が婚礼用の服を着て婚礼を行ない、家族や親族からお祝いされるのがこのダイヤモンド婚式だ。
◇ 李在律京畿道経済副知事、 金暻杓道議会文化観光委員長、嚴基永京畿文化財団代表理事が結婚60周年を迎える老夫婦の健康と長寿を祈願する受酒礼を行なっている。ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
茶山(タサン)丁若鏞(チョン・ヤギョン)先生の誕生250周年を記念して4日午後5時、実学博物館でダイヤモンド婚式が再現された。60年を共に歩んできた妻との生涯を振り返りながら残りの生涯を準備するため、茶山が実際に準備したというダイヤモンド婚式。茶山は1836年(憲宗2年)2月22日、生涯最後の祝宴を前に、当日の朝、ついに息を引き取ってしまう。
実学博物館はこの日、茶山夫婦が住んでいた南楊州(ナミャンジュ)茶山遺跡地内の與猶堂(ヨユダン)で結婚60周年を迎える老夫婦8組の婚礼式を行なった。この場には、茶山の子孫であるチョン・ホヨン(EBS経営本部長)夫婦、潛谷(チャムゴク)金堉(キム・ユッ)の子孫など、実学者の子孫らと地元住民のうち、結婚60周年を迎える夫婦らが招待された。
会場には、李在律(イ・ジェユル)京畿道経済副知事、金暻杓(キム・ギョンピョ)道議会文化体育観光委員長、嚴基永(オム・ギヨン)京畿文化財団代表理事と参加者の家族ら500人が参加。李在律副知事は「今日は、茶山先生の誕生250周年を記念する意義深いお祝いの日だ」とし、「結婚60周年を迎えた皆さんと我が国の老夫婦の皆さんを心からお祝いしたい」と述べた。
◇ 李在律副知事が祝辞を述べている。ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
嚴基永代表理事も「茶山先生は60年間連れ添った妻のためにグラスに詩を書き、妻への愛と尊敬の意を表したという」とし、「今日、結婚60周年を迎える皆さまに心からお祝いを申し上げたい」と述べた。
ダイヤモンド婚式に参加した参列者の中では、とりわけ夫婦の姿がよく目についた。南楊州から来たという夫婦は、「私たちも結婚して随分経ったと思っていたけれど、ここに来てみたらまだまだ短いんだなと思った。今日婚礼を挙げられた老夫婦の仲睦まじい姿を見ていると、私たちも見習わなければという気持ちになった」と笑顔で語った。
参加者の家族らも感慨深い様子で婚礼を見守った。キム・ジヌン氏、ソン・ギスン氏夫婦の息子夫婦であるキム・ドンス氏、イ・ジニ氏(ソウル落星垈洞)夫婦は「僕たちの遠い未来の姿を想像しながら見守った」とし、「父さんや母さんのようにいつまでも仲よく暮らしたい」と語った。
桃色のハンボク(伝統衣装)を纏った結婚移住者のラトリ・スクサイ氏も舅・姑の60周年の婚礼を祝いに夫と2人の娘を連れて会場を訪れた。「タイから韓国にお嫁に来て、大変なことも多いけれど、お父さんとお母さんの幸せそうな姿を見ていると力が湧いた」と感想を語った。
◇ ダイヤモンド婚式の再現風景。ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
婚礼式に先駆け、4日午後3時からは茶山の誕生を記念し、文度祠(ムンドサ、茶山祠堂)で茶山誕生告由祭が行なわれ、李在律副知事が初獻官(チョホングァン、宗廟大祭の時に最初の杯をあげる人)、金暻杓道議会文化体育観光委員長が亞獻官(アホングァン、2番目の杯をあげる人)、京畿文化財団嚴基永代表理事が終獻官(チョンホングァン、3番目の杯をあげる人)に変し、杯を掲げた。また、告由祭に参加した観覧客も途中で膝をついて拝礼するなど、敬意を示した。
◇ 4日、文度祠で開かれた茶山誕生告由祭で、李在律副知事と金暻杓道議会文光委員長、嚴基永京畿文化財団代表理事が獻官に変して、告由祭を行なっている。ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
◇ 告由祭で初獻官に変した李在律副知事が参加者を代表して飲福(ウンボク、お供え物をおろして食べること)を行なっている。ⓒ Gニュースプラス ホソンリャン
一方、京畿道と南楊州市は4日~5日までの2日間、茶山遺跡地と実学博物館一帯で茶山誕生250周年およびユネスコ2012年世界人物選定記念イベントとして「茶山の饗宴」を開催した。4日の午前10時から茶山体験劇場、挑戦!実学クイズ、茶山音楽会などが開かれ、参加者らから人気を呼んだ。2日間の「茶山の饗宴」行事には約2万人の参加者らが詰め掛け、会場を賑やかせた。
ⓒGニュースプラスニュース | ノ・ギョンヒ khrohh@kg21.net
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