のんびり歩きたい道、京畿道の道

投稿日d 2012-06-18 ヒット数 461

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のんびり歩きたい道、京畿道の道
(2012.06.04)

京畿観光公社オススメの「気軽に行けて気軽に歩ける京畿道の道」

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◇ 水原華城(スウォン・ファソン)城郭遊歩道 ⓒ Gニュースプラス

青々とした緑生い茂る季節がやってきた。冬の間中動かなかった足を力一杯伸ばしてみよう。城郭沿いの道も良し、公園の遊歩道も良し、ひっそりとした休養林を訪れるのも良し。歩きながら眺める世界はゆっくり流れていき、日常の疲れを癒してくれる。遠くに行く必要も、大変な思いをする必要もない快適な道、京畿道キルを紹介しよう。

過去と現在が共存する城郭沿いの道、水原華城
水原華城は1997年、ユネスコ世界文化遺産に登録された水原を代表する建築物である。また、韓国の建築様式の発展史を伺う史跡としても脚光を浴びている。水原城郭は長さ5km余り、高さ最高6.2mを越す堅固な造りの城郭である。敵の攻撃に備えて造られた城郭であるが、それほど高くもないため、城内と外を自由に行き来できるのが特徴だ。

あずまやや楼閣などの休憩所も多数設けられているため、観光客や住民の憩いの場所として人気を集めている。古城と現代風の建物が混在する韓国情緒溢れる風景を満喫したいのなら、水原華城をオススメしたい。

ウォーキングコースには錬武台(ヨンムデ)から始まり訪花隨柳亭(パンファスリュジョン)-華虹門(ファホンムン)-龍淵(ヨンヨン)-長安門(チャンアンムン)-華西門(ファソムン)へと続くオススメコースや華城行宮(ファソンヘングン)から八達門(パルタルムン)-八達山(パルタルサン、城郭のスタート地点)-西将台(ソジャンデ)-華西門(ファソムン)-長安門(チャンアンムン)-華虹門(ファホンムン)-蒼龍門(チャンニョンムン)を回る人気コース、東門(蒼龍門)から南門(八達門)までの最長コースなどがある。

みどころいっぱい、森のギャラリ、安陽芸術公園
安陽(アニャン)芸術公園は、元々遊園地だった場所を芸術空間へと変貌させた場所だ。世界的に有名な巨匠らの作品が三聖川(サムソンチョン)や遊歩道の周りに設置されており、自然と人のハーモニーを試みた新しい概念のパブリックアートパフォーマンスが楽しめる。

安陽芸術公園は2003年、都市プロジェクトの一環として、新しく名前を変え、ユニークな公園へと変貌した。現在、公園内には安陽パブリックアートプロジェクト(APAP 2005)作品のうち、52点が固定展示物として展示されている他、2年ごとに展示の企画が行なわれている。パブリックアートと芸術が組合わさった首都圏の名所として人気を集めている。

誰もが身近で楽しめる芸術、芸術の権威を主張することのない、人と作品がシンプルに交わる自然の中のギャラリー。ゆっくり歩きながら自然とアートの美を満喫しよう。
京畿道安陽市萬安区石水1洞241番地一帯 お問い合わせ)031-389-5550

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◇ 安陽芸術公園に設置されたモニュメント ⓒ Gニュースプラス

自然がそのままる森の体、楊平山陰休養林
定番の休養林に飽きた方には、人の手があまり加えられていない自然そのままの休養林をオススメしたい。千四峰(チョンサボン)・鳳尾山(ポンミサン)・サリジェの山裾にあるため、山陰(サヌム)休養林と名付けられた。森に入っていくと全身が木の香りに包まれる。午前10時から午後4時までは樹木が発散するフィトンチッドの香りが充満し、午後2時には体に最も良いとされるマイナスイオンが発散される。

休養林にある渓谷に沿って落葉松、モミ、五葉松、クヌギの木、ハナミズキ、チョウセン・トネリコ、シラカバなどの木々が原始林を形成している。山頂から流れる小川の水やそこに生息する昆虫、動植物らが自然な形で共存している。裸足で森を歩きながら自然を満喫してみてもいいだろう。

森の体験コースはガイドの説明を聞きながら決められた番号に沿って約1.5kmを歩くもの。ゆっくりと自然を観察し、渡された資料と比較しながら森を体験するユニークな内容となっている。

宿泊予約・インターネット受付などお問い合わせ)031-774-8133 国立自然休養林管理事務所(www.huyang.go.kr)

南漢江に沿ってく道、驪州驪江コ
南漢江(ナムハンガン)の源流点があることで有名な驪州郡三合里(ヨジュグン・サムハプリ)。昔から川の周りを中心に肥沃な土地が広がる驪州の地は、自然の恩恵を受けた楽土として知られ、驪州の周りを流れる驪江(ヨガン)に沿って農業が盛んに行なわれてきた。驪州驪江コースは江原道(カンウォンド)や忠清道(チュンチョンド)からソウルへ行くための交通の要所として6ヶ所の渡船場が設けられ発展した場所だ。川に沿って行くと遺跡や地元の昔話を楽しむことができる。

驪江コースは1区間イェッナルト道(長さ15.4km/5時間~6時間)、2区間セムルモリ道(長さ17.4km/6時間~7時間)、3区間パウィヌプクビ道(長さ22.2km/7時間~8時間)などがある。お問い合わせ)(www.rivertrail.net)

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◇ 楊平山陰休養林 ⓒ Gニュースプラス

五葉松の香り漂う森の道、鳥山禿山城森林浴
森林浴は日常のストレスを癒すのに優れた効果があるとされ、日頃溜った疲れをとり、リフレッシュしたいという人たちから人気を呼ぶ。遊歩道の周りには椅子や机が置かれており、お弁当などが食べられるようになっている。のんびりと散歩が楽しめるこの場所は、入場料や駐車料金が要らない。但し、入口が狭く、駐車場が小さいという点が多少不便ではある。

森林浴を効果的に楽しむには、季節や時間を考慮すべし。通常5月から8月にかけてが、樹木から発散されるフィトンチッドの量が最も多く、時間帯別で見ると明け方か午前11時から午後3時にかけてが最も良いとされる。服装はゆったりしたサイズの服で風通しの良い素材がオススメ。特に赤松、モミの木、五葉松などの針葉樹林からフィトンチッドが大量に発散されるという。

目の保養?!龍仁湖巖美術館
並木道を歩いていくと湖巖(ホアム)美術館内の韓国伝統庭園が現れる。昔の人々にとってあずまやは風流を楽しむだけでなく、客人を招き、学問を論じ、友と語り合う悠々自適な空間であった。美術館のすぐ横に設けられた主庭には、湖巖庭と四角い蓮の池がある。石塔、仏像、自明灯などが置かれ、眼下に広がる湖と向かい側の山が一つの絵を演出するなど、韓国の伝統的な庭園が広がっている。

観覧時間は午前10時から午後6時まで、定休日は毎週月曜日。観覧料は一般4000ウォン、団体一般は3000ウォン(20名以上)、子供は3000ウォン、団体子供は2000ウォン(20名以上)だ。

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◇ 驪州驪江 ⓒ Gニュースプラス

朝鮮時代の実学者、丁若鏞の馴染みの場所、水鐘寺
雲吉山(ウンギルサン)の南方、漢江が見下ろせる頂上近くに位置する山寺が「水鐘寺(スジョンサ)」だ。ここから約200m下には大きなお寺跡がある。周辺に瓦の破片や陶磁器の破片が散在していることから、昔は非常に大きなお寺だったことが伺える。丁若鏞(チョン・ヤギョン)が「湖南の地にはお寺が数百個あるというが、水鐘寺一つにも及ばぬだろう」と詠ったほど、水鐘寺は文学者や詩人からこよなく愛されてきた。

水鐘寺の中にある茶屋「三鼎軒(サムジョンホン)」は、現在も一般公開されており、訪問客にお茶を提供している。多少急傾斜ではあるが、山寺までの坂道は山登りの妙味が味わえる。

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◇ 南楊州(ナミャンジュ) 水鐘寺遊歩道 ⓒ Gニュースプラス

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