"花のオリンピック"高陽を彩る

投稿日d 2012-05-07 ヒット数 413

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"花のオリンピック"高陽を彩る
(2012.04.27)

高陽国際花博覧会、一山湖水公園で26日開幕…来月13日まで

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◇高陽国際花博覧会が開かれている一山湖水公園の満開のチューリップ ⓒGニュースプラス ホ・ソリャン

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◇ 野外展示場に設けられた花のモニュメント ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン

花々が一斉に咲き乱れる暖かい春。今年で6回目を迎える「2012高陽(コヤン)国際花博覧会」が一山湖水公園(イルサン・ホスゴンウォン)で26日開幕した。

5月13日まで18日間開かれる今年の高陽国際花博覧会は、今年7月のロンドンオリンピックに出場する韓国選手たちの健闘を祈る「世界の花オリンピアード」をテーマにデザインされた。韓国の花き産業がヨーロッパ、日本などの花き先進国と競合するという意味合いも盛りこまれている。

高陽市と(財)高陽国際花博覧会が主催、農林水産食品部と京畿道などが後援する今回の博覧会は、面積24万㎡の高陽湖水公園一帯で開催、海外40ヶ国146企業、国内168企業が参加する歴代でも最大規模の博覧会となった。

今年の博覧会は、海外25ヶ国以上の国家館誘致、花きビジネスセンター及び輸出相談館の設置、100人以上の海外有力企業のバイヤー招聘など、ビジネス部門を強化しグローバル花き専門博覧会としてのレベルを飛躍させたとの評価を受けている。

さらに、国内最大規模の花の文化祭にちなんだフラワーデザインコンテスト、伝統生け花コンテスト、ボディーフラワーショーなど、多彩な芸術文化イベントが企画されている他、花のスケッチ、植木鉢用陶磁器、野生花・盆栽・ハーブサボテンづくりなどの様々な花き体験プログラムも用意されている。

今年の高陽国際花博覧会の目玉は何と言っても、会場一帯に設けられた3万2900㎡規模のユニークな造景空間だ。室内展示場は「エコオリンピアード館」、「花のオリンピアード館」3棟、「コリアスペシャル館」など5つの会場に分かれている。

メイン会場である「エコオリンピアード館」は1,200㎡ほどの広さの会場。オリンピックの胎動、花とスポーツの未来など、七つのテーマで、ロンドンオリンピックに向けて挑戦し続ける選手たちの意気込みを応援している。ここにはホログラム、ウォータースクリーン、立体映像などの特殊效果で30余種類、100本余りの世界中の珍しい植物が展示されている。

また、3つの会場に分かれている「花のオリンピアード館」は国内外の参加企業の花きビジネスが行なわれる場所であると同時に、各国を代表する花々が華麗に競い合う舞台でもある。全世界に輸出されている高陽市の優秀花き類と全国農業技術院、育種家から出品された140種余りの新品種が展示されている他、実用性と芸術性を兼ね備えた押し花や生活用品などが置かれている。

「コリアスペシャル館」では有名フロリストたちによるクオリティー高い芸術作品を見ることができる。さらに、昆虫に直接触れられる生態体験館、200種類500本の花を展示した珍しい蘭の展示館、花きアレンジ館などが設けられている。

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◇ 室内展示館の1つ「花のオリンピアード」第1館入口 ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン

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◇ 「エコオリンピアード館」で記念撮影をする幼稚園生たち ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン

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◇「コリアスペシャル館」で子供達が解説家の説明を聞いている。ⓒGニュースプラス ホ・ソンリャン

春の日ざしを浴びながら花の香りが満喫できる野外テーマ展示場も観光客から好評だ。花の女王、バラ2万3千本でドレスアップした「秘密の庭園」、80万本のチューリップとムスカリ、ヒヤシンスで作られた「夢のフラワーガーデン」、南北平和と和合を祈願する南北伝統生活庭園施設として製作された「韓民族花の平和庭園」なども見逃せない。

この他にも、高陽フラワータワー、ワールドフラワータワー、コンチネンタルオリンピックタワーなどユニークな花のオブジェも印象的で、記念に写真を撮る人たちで賑わっている。

携帯電話のカメラで夢中で作品を撮っていたキム・ビョンウク(男・62歳・高陽市幸信洞)さんは「芸術性の高い、すてきな作品が多い」とし、「3年前にも博覧会に来たが、今年はさらに見どころが充実していて、来てみて良かったと思っている」と述べた。

博覧会に遊びに来たという女性観覧客たちは各国の様々な花き園芸の魅力にどっぷりはまってしまったという。チョン・ヘスク(50歳・ソウル蘆原区)さんは「花に囲まれているので、爽やかな春の気配が自然と感じられる」と言いながら、「まるでオランダへ来たようだ」と語った。

坡州(パジュ)交河(キョハ)から来たパク・ソヒョン(30)さんは「高校生の時来て以来、これで2度目となる。ユニークなモニュメントや花々がとても印象的だ」とし、「次の博覧会もさらに多様で大規模なものになることを願っている」と語った。

高陽市と姉妹提携を結んでいる海外都市からも多くの人々が博覧会に訪れた。アメリカハワイ州マウイカウンティのキスリーガン副市長もその内の一人だ。彼は「まず、博覧会の規模の大きさに驚いた。そして夢のような体験ができたことに感謝している。ハワイに帰った後も花を見るたびに韓国を思い出すだろう」とし、「特に接木のサボテンが印象的だった」と感想を述べた。

博覧会に毎回参加している花き関連団体と企業の期待感も例年以上だ。チェ・ウンギョン高陽市天然染色研究会長は「天然の原料で染色したエプロン、スカーフなどを展示販売したところ、初日から大反響」と会場の雰囲気を伝えた。また、ディスプレー装飾専門メーカーの㈱ネイチャーデザインのキム・ミンソン(23)課長代理は「たくさんの観覧客が会場を訪れているので、今年の博覧会がビジネスに大きく役立つことが期待される」と語った。

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◇ 男性観覧客がコロンビア産の切り花を見ている。ⓒGニュースプラス ホ・ソンリャン

 

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◇ 押し花工芸作品を見る外国人観光客 ⓒGニュースプラス ユ・ジェフン

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◇ サボテンで作った竜の形のオブジェ ⓒGニュースプラス ホ・ソンリャン

一方、この日の午前中に開かれた開幕式には李在律(イ・ジェユル)京畿道経済副知事、崔星(チェ・ソン)高揚市長、朴哲秀(パク・チョルス)農林食品部次官補、金兌原(キム・テウォン)国会議員、金賢美(キム・ヒョンミ)・兪銀恵(ユ・ウネ)国会議員当選者などを含め、10ヶ国以上の在韓大使館職員と高陽市海外交流10ヶ都市関係者などが参加した。一般の参加者まで含め3千人余りが高陽国際花博覧会の華やかな開会式を見守った。

(財)高陽国際花博覧会理事長の崔星高陽市長は「今年で6回目を迎える花博覧会は花き専門貿易博覧会として、ビジネス中心の実質的な成果をねらった大会開催が目標だ」とし、「花き産業を地域特化戦略産業としてより発展させ、地域経済の発展に貢献できるよう最善を尽くしたい」と述べた。

李在律道経済副知事は歓迎の辞で「東北アジアでも最大規模のキンテックスや韓流ウッドに加え、10万坪以上に及ぶ花き特区をもつ高陽市は花き産業のメッカである」とし、「今後京畿道は、施設の近代化と品種開発に対する支援をより強化していく方針だ」と語った。

高陽国際花博覧会は1997年に初めて開催されて以来、3年ごとに開催されてきた。国内外200以上の企業が参加し、前回は57件3001万ドル相当の輸出入契約が締結されるなど、国際的な花き貿易博覧会としての地位を確固たるものとしている。また、前回の博覧会参加者が51万名を記録するなど、国内最大規模の花専門展示会として人気を呼んでいる。

道はこの花博覧会の開催に毎回10~20億ウォンを支援しており、今年も博覧会総事業費60億ウォンのうち、20億ウォンを支援した。

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◇ 開幕式祝賀セレモニー ⓒGニュースプラス ユ・ジェフン

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◇ 李在律京畿道経済副知事(右側から三番目)が開幕式に参加した来賓と記念撮影をしている。ⓒ Gニュースプラス ユ・ジェフン

ⓒGニュースプラスニュース | ナム・ギョンウ namgw2011@gmail.com

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