外国人ママの手作り天然石鹸

投稿日d 2012-04-09 ヒット数 346

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外国人ママの手作り天然石鹸
(2012.03.28)

[雇用、町企業の未来⑭]富川市「ドシル(Dosil)」

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◇ 富川市は多文化結婚移住者の雇用創出のための研究を多岐に渡って続けてきた。その結果、昨年7月、富川市セマウル会により「EM-天然微生物」を使った石鹸を制作・販売する町企業が立ち上げられた。その名も「ドシル(Dosil)」。ⓒ Gニュースプラス

全国で多文化家庭が最も多く住む京畿道(キョンギド)に結婚移住者のための町企業が設立されたとして話題を呼んでいる。

富川市(プチョンシ)はこれまで、多文化結婚移住者の雇用創出のための研究を多岐に渡って続けてきた。その結果、昨年7月、富川市セマウル会により「EM-天然微生物」を使った石鹸を制作・販売する町企業が立ち上げられた。その名も「ドシル(Dosil)」。

富川市のシンボルである「桃」の実を現した「ドシル(Dosil)」は、富川市遠美区(ウォンミグ)の外国人労働者集住地域にある。現在、タイから来た結婚移住者3名と天然石鹸講師1名、セマウル会関係者2名らの計6名が従事している。

「ドシル」では食用グレープシードオイルやオリーブオイルなど、天然のオイルに天然香料や天然着色料を加え、水質汚染を防ぐ天然石鹸を制作・販売している。天然酵素のEMを添加した洗濯石鹸も一緒に製作・販売する。

この店の石鹸は、天然の青黛(せいたい)、ドクダミ、アッケシソウなどを入れて6週間熟成させて作ったもの。熟成させた石鹸は肌への刺激が少なく、肌の自己調整力を強化させる効果があり、敏感な肌でも安心して使えるため、お年よりの利用者が多い。また、保湿やアトピーにも効果的で子供連れのママたちにも好評だ。

「ドシル」では天然プレーブ香り石鹸で作ったお祝い用花たばや花かごも販売している。これは、生花で作った花たばよりも費用や活用面で実用的なことで評判だ。

町企業「ドシル」は各種石鹸の販売により去年一年間で4,600万ウォン以上の売上を記録、今年も積極的な広報やマーケティングで確固たる地盤固めを図っていく。

多文化家庭結婚移住者のための町企業「ドルシ」の設立には、京畿道と富川市による5千万ウォンと1千万ウォンの自己負担金が投入された。「ドシル」は開業当時、石鹸の原料を購入するための資本金調達に試行錯誤したものの、現在は安定した経営を続け、着実に販売成績を上げている。

富川市セマウル会のキム・ミジョン指導課長は「これまで、富川市に住む多くの結婚移住者たちが育児問題をはじめ、経歴不足や外国人労働者のような差別待遇により苦労しているのを非常に残念に思っていた」とし、「今後も富川市の「ドシル」のような会社がたくさんできることで雇用が増え、移民者の皆さんに笑顔が戻ることを願う」と語った。

ⓒGニュースプラスニュース | イム・セジンsejeenee@kg21.net

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