金知事、ヨーロッパで一挙両得

投稿日d 2012-03-12 ヒット数 372

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金知事、ヨーロッパで一挙両得
(2012.02.27)

投資誘致2億3千万ドル、統一戦略ベンチマーキング成果
[道代表団、ヨーロッパ訪問記⑨]　トルコ～ドイツ～イギリス

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◇19日から25日まで、ヨーロッパを訪問した金文洙京畿道知事が現地時間の22日、ドイツのシェフラー本社でユルゲン･ガイジンガー社長と1億ドル規模の「京畿道-シェフラー投資誘致了解覚書(MOU)」を締結し、記念撮影を行っている。ⓒ Gニュースプラス

今回の訪問は、ヨーロッパに「京畿道」の3つの文字を刻んだ歴史的な訪問となった。

投資誘致と交流協力強化を目標に19日から25日までの6泊7日間、トルコ～ドイツ～イギリスを訪問した金文洙(キム・ムンス)京畿道知事が経済･外交分野で大きな成果を収め、25日帰国した。

金知事はトルコのイスタンブール、ドイツのミュンヘンとベルリン、イギリスのロンドンを巡回しながら企業2社と計2億3,600万ドル(雇用創出1,320人)規模の投資誘致了解覚書(MOU)を締結した他、友好協力MOUの締結や統一専門家懇談会への参加など、意義深い時間を送った。

金知事は、現地時間の21日、ドイツのミュンヘンで自動車部品専門メーカーのシェフラー社と1億ドル規模の投資誘致MOUを締結した。この会社は今年4月、華城(ファソン)長安(チャンアン)第2産業団地3万4,060㎡(1万坪)の敷地に製造施設を建設し、2014年1月から生産ラインを稼動する計画だ。

この投資誘致で、京畿道は2018年までに620人の雇用創出効果が得られることと見通している。さらに輸入に依存していた部品を国内で調達できるようになり、輸入代替効果も今後5年間で2千億ウォンに及ぶことが見込まれる。

24日にはイギリスの最大物流業者のテスコ社と1億3,600万ドル規模のMOUを締結した。テスコ社は今年10月、安城市(アンソンシ)元谷面(ウォンゴクミョン)元谷物流団地内の14万6千㎡(4万4千坪)に物流施設建設を開始、来年12月から稼動する予定だ。

元谷物流団地には、既にデスコ社が10万2千㎡(約3万1千坪)規模の物流施設を建設しており、今回の投資で計24万8千㎡(約7万5千坪)の超大型単一企業の物流施設が建設されることになる。年間雇用効果も700人以上となることが予想される。道は、今回の投資誘致を機に安城元谷物流団地を流通・物流の拠点にしていく計画だ。

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◇ 金知事が現地時間の23日、ベルリン旧東ドイツ独裁清算財団で独･韓協会とハンスジャイデル財団の共同主催で開かれた「京畿道-ドイツ専門家統一フォーラム」で基調演説を行っている。ⓒ Gニュースプラス

交流協力でも意味深い成果を残した。金知事はヨーロッパ訪問初日の20日、「兄弟の国」トルコ・イスタンブール州を訪問し、友好協力MOUを締結、さらに韓国戦争参戦勇士会を訪れ、韓国戦争の際に命掛けで戦ってくれたトルコの勇士たちと熱い包容を交わした。

金知事は、トルコの参戦勇士子孫支援の一環として、参戦勇士の孫3人に京畿道への招致研修証書を送った。京畿道は今後、トルコの参戦勇士らの孫を毎年招待し、一週間の道内主要施設見学と英語村や青少年修練院などでの研修プログラムを提供していく予定だ。

ドイツでは統一経験をベンチマーキングするための足取りが主立った。金知事は、東西ドイツの境界地域であるメドラロイトを視察し、ドイツのDMZである「緑の帯(Grünes Band)」を保全･管理するドイツ連邦自然保護庁（BfN）と交流協力MOUを締結した。京畿道は今後、BfNとDMZ現場の相互見学、共同ワークショップの隔年開催など、韓半島におけるDMZの体系的な保全活用対策について協力し合っていく方針だ。

ドイツの時事週刊紙とのインタビューやベルリンで開かれた「京畿道-ドイツ専門家統一フォーラム」の基調演説で南北統一の可能性と北朝鮮の人権改善のため、国際社会の積極的な協力を促した金知事はイギリスでも同じような内容で協力を呼び掛けた。

金知事は、イギリスロンドンにある世界的なシンクタンク、チャタムハウス(Chathamhouse、王立国際問題研究所)の招待懇談会で、ドイツやイギリスなどのEU諸国が北朝鮮の人権改善に持続的に関心を寄せてくれることを願うと述べ、「北朝鮮が中国式改革･解放の道を行くならば、大きな変化がもたらされるだろう」との期待感を表した。

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