八堂湖が13年ぶりに最上水質を記録

投稿日d 2012-02-13 ヒット数 535

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八堂湖が13年ぶりに最上水質を記録
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012.01.26)

昨年、BOD 1.1㎎/L、1998年水質改善総合対策発表後最高値
慶安川、BOD 2.0㎎/L、1992年水質点検開始以来最高値
 

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◇ 京畿道は八堂湖の昨年の生物化学的酸素要求量(BOD)が、年平均1.1㎎/Lであったとし、漢江水質改善特別総合対策が発表された1998年の1.4㎎/Lから大きく改善されたことが分かったと26日、明らかにした。

八堂湖(プルタンホ)の水質が、1998年漢江水質改善特別総合対策が発表されて以来、最上の状態を記録した。
25日、京畿道が分析した資料によると、八堂湖の昨年の生物化学的酸素要求量(BOD)は、年平均1.1㎎/Lを記録、漢江水質改善特別総合対策が発表された1998年の1.4㎎/Lから大きく改善されたことが分かった。

生物化学的酸素要求量とは、好気性微生物が水中の有機物などを分解する際に必要とする酸素の量を表す。主に水の汚染された程度を判断する指標として使用されており、1L当たりの酸素量が少ないほど水質がきれいだと言える。
 

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◇ 八堂湖の年度別平均BODの変化グラフ ⓒ Gニュースプラス

1990年代まで、汚れた河川の代名詞であった慶安川(キョンアンチョン)の水質も大きく改善されたことが調査により明らかにされた。道は、慶安川の2011年年平均BODが2.0㎎/Lを記録、2006年の5.2㎎/Lから2倍以上もきれいになったと説明した。

慶安川は民選4期の金文洙(キム・ムンス)京畿道知事が2007年八堂水質改善総合対策を施行しながら重点的に管理してきた河川だ。BOD 2.0㎎/Lは、1992年の慶安川に対する水質点検が始まって以来の最上値である。
 

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◇ 慶安川の年度別平均BODの変化グラフ ⓒ Gニュースプラス

このような水質改善の理由についてユ・ヨンボン京畿道八堂水質改善本部本部長は「4大川事業で河川周辺の耕作地575haが草地に変わることで汚染源が大幅に減った点、今年、降雨量が多かった点、下水道の普及率向上、下水管渠整備など、八堂湖と慶安川の水質改善のため京畿道の持続的な取り組みが複合作用し、水質が改善されたと見られる」と分析した。
京畿道は2007年2月に制定された八堂水質改善総合対策に基づき、八堂湖へと流れる汚染源の遮断と下水道の普及率改善、下水を貯めて下水処理場に送る下水管渠の整備拡大、下水処理上新増設、水質浄化生態湿地整備などの事業に取り組んできた。2010年まで、八堂湖と慶安川水質改善に総事業費8,759億ウォン(国費4,517億ウォン、道費2,063億ウォン、市・郡費645億ウォン、水系基金1,534億ウォン)を投入した。

その結果、八堂地域の下水道普及率は事業が始まる前の2006年66.5%から2010年89.8%へと大きく改善され、下水管渠も2006年の3,510kmから2010年の5,296kmへと拡大された。2006年120個の下水処理場で一日45万3,295トンを処理していた下水処理量は、2010年、180個の下水処理場で一日73万1,500トンが処理できるようになった。
生物化学的酸素要求量以外にも、窒素やリンを処理する浄水比率を表す高度処理率もまた、2006年の82.5%から2010年の98.4%へとアップし、水質浄化力が大きく向上した。

これについて金文洙道知事は「きれいな環境を作っていこうとする京畿道と住民、近隣の企業らの努力が実を結んだ結果だ」と評価しながら、「河川を放置しているだけよりは水質改善のために積極的な取り組みを続ける方が効果的だということを立証する良い見本となるだろう。今後も2,500万の首都圏住民の食水源である八堂湖の水質改善のため努力していきたい」と述べた。

一方、昨年11月、異常高温現象によるアオコ発生で水道水の悪臭問題が起こった八堂湖の水質をどのように改善させたのかという質問に対し、道は「アオコは北漢江でのみ発生するもの」とし、「南漢江と慶安川の水質が非常に良いため、八堂湖の水質も全体的に改善された」と説明した。

ⓒGニュースプラスニュース | ノ・スニク rohsoon45@naver.com

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