京畿道、外国人を対象にした無料法律相談サービス本格開始
(2012.01.11)

11日、通訳スタッフおよび法律相談委員16名を委嘱
給料未払い相談、産災処理、民･刑事問題などをサポート
 

◇ 11日、京畿道庁道知事執務室で行われた無料法律相談サービス支援のための法律相談委員および外国人通訳スタッフの委嘱式で金文洙知事と外国人通訳スタッフらが記念撮影を行っている。ⓒ Gニュースプラス
 
京畿道が外国人住民の無料法律相談をサポートする通訳スタッフを委嘱し、本格的な外国人法律相談サービスの実施に乗り出した。
 
京畿道は11日、道知事執務室で外国人通訳スタッフと新任法律相談委員の委嘱式を行い、ソ・ジョン氏(中国)をはじめとする16名の通訳スタッフと法律相談委員に委嘱状を贈った。
 
この日任命された外国人通訳スタッフは、ソ・ジョン、ルシアエル・ソフィア(フィリピン)、キム・スヒョン(モンゴル)、イ・ヘス(ベトナム)、奥田ともこ(日本)、パッジャリン・ジャンノイ(タイ)氏など、計6名。彼らは無料法律相談委員を助けながら外国人住民関連の民事、刑事問題、家事および行政事件、外国人労働者の給料未払い相談、産災処理相談などを解決していくこととなる。
 
道の法務担当官室パク・ギョンスン主務官は「外国人の場合、コミュニケーションや文化の壁、経済的事情などにより国民よりも法律サービスを受けにくい立場にあるのが現実だ」とし、「外国人通訳スタッフが外国人居住者らの人権と法律福祉向上に貢献してくれることを期待したい」と述べた。
 
一方、京畿道は2010年7月から低所得世帯のための無料訴訟支援事業を開始、1月現在、16件の無料訴訟支援実績を記録しており、1ヶ月平均450件以上の無料相談サービスを行っている。現在、外国人居住者は京畿道人口の3.2％を占めており、韓国全体の外国人居住者の30％である38万人が京畿道に居住している。
 
外国人無料法律相談サービスは平日午前10時から午後5時まで、道庁無料法律相談室で行われている。詳しい内容は相談電話(031-8008-2438)まで。

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