坡州市ヘイリ、ハングル総合文化空間ハングルカフェ

投稿日d 2012-02-06 ヒット数 340

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坡州市ヘイリ、ハングル総合文化空間ハングルカフェ
 
中国語とは違い、韓国語は、漢字が読めなかった民を可愛そうに思った世宗(セジョン)大王が創作したもの。我々は、このハングルについてどれだけの知識があるだろうか?その優秀性と科学性はもちろんのこと、芸術性までもを兼ね備えたハングルをもっと深く知るため、ヒョンジ家族は坡州(パジュ)ヘイリへと向かった。
 
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ハングルを悟る、誇りを持つ
 
「この場所で、あなたが韓国人であることを誇りに思っていただきたい」

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ハングルティウムという建物に到着してすぐに目に飛び込んできた一文が胸を刺した。私が韓国人であるという証拠だ。
 
我々は、周りに存在する大切なものに気づかないまま生活していることが多い。我々の文字であるハングルもそうだ。ハングルがどのようにして生まれ、どのような過程を経て今に至るのか、また、ハングル創作にどれだけの人が努力してきたかを知らずに生きてきた。
 
ハングルティウムはフォントデザインで有名な「サンドルコミュニケーション」の子会社である「サンドルティウム」の坡州支社である。ヘイリに位置するこの場所では、ハングル関連の展示会やティーシャツやガラス製品などにハングルをデザインしてみることのできる体験プログラムが行われている。また、韓国人や外国人にハングルの優れた点を知らせ、デザインさせることでハングルの可能性を広く知らしめている。
 
芸術性から見たハングル
 
早速、ハングルのイニシャル「ㅎ」が印刷されたティーシャツに様々なアイディアや独特なデザインを組み合わせたオリジナルのティーシャツを作ってみることにした。
 
ちょうどヒョンジ(현지)のイニシャルも「ㅎ」なので、ヒョンジのパパも「ヒョンジパパ」という文字を作ってみた。娘のヒョンジも気に入ったのか、パパの顔を見ながらうれしそうに胸を張っていた。斬新なアイディアで拍手を受けたこともうれしかったが、母音と子音が調和を成すことで、こんなにも美しくデザインできる我々のハングルが心底誇らしく思えた瞬間でもあった。
 
その他にも「ホホ(호호)」「幸福(행복)」など「ㅎ」という子音一つで作られる文字がどんどん思いつき、不思議で仕方なかった。その中でも「プン(뿡)」という字で会場が盛り上がったのだが、子音の「ㅎ」を母音として考え出したユニークな発想だと評価された。
 
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LOVE? ㄴoㅅㅌ!
  
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「LOVE」という文字に見えるが、よく見てみるとハングルの「ㄴoㅅㅌ」という字でできている。
展示室の入口を入っていくと、どこかで見たことのある見慣れたオブジェが目を惹いた。「LOVE」という文字がそれだ。赤いオブジェの前で家族写真を撮った後、オブジェをじっと見つめていたヒョンジが叫んだ。
「ママ!これラブじゃないよ!ハングルだよ!!」
 
本当だった。よく見てみると、英語のアルファベットでない、ハングル「ㄴoㅅㅌ」の文字でできていたのだ。英語だとばかり思っていたのだが、どこか抜けたような感じが紛れもないハングルだった。こうして見ると、有名なオリジナルのオブジェよりもハングルで造られたオブジェの方が素敵な感じがする。発想の転換による大逆転ホームランのようだった。ハングルの創意性と芸術性を再度確認できた。
 
「これがハングルだったなんて…」
 
自分で見つけておきながら、未だ信じられない様子でヒョンジが言った。そしてオブジェの前でしばらくの間棒立ちになっていた。
 
サランヘヨ、ハングル
 
オブジェを後にし、展示室へと向かった。ハングルを古典的な面から捉えた展示室をイメージしていたのだが、入口から現代的な雰囲気で飾られていたのが印象的だった。

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ハングルの由来、世界で認められているハングルの優秀性やハングルの変貌過程などがイラストで描かれており、簡単に理解することができた。手で実際に書かれたハングルの説明文が目を惹いた。以前からハングルの芸術性に目をつけ、ハングルのデザインに力を入れてきた金真平(キム・ジンピョン)教授の書斎をそのまま持ってきたようだった。また、パソコンを使ってハングルの科学性を知ることができた。私たちの身の回りにいつも存在するハングルだが、時代の流れと共に変化してきたハングルを見ていると、今までハングルに無関心であったことに非常に申し訳なくなった。
 
道には外来語の看板が立ち並び、テレビなどで紹介される団体や歌手などの名前も全て外来語の名前ばかり。名前というのは該当物を象徴するものであり、このような傾向が全く否定されるべきではないと思うが、我々は、これまでハングルを軽視し過ぎてきたのではないだろうか。
 
ハングルについて、少しでも知ることができ、ハングルと一緒に家族団らんの一時を過ごせた。そして、建物の入口に刻まれていた文章のように、私たちが韓国人であることを誇らしく思えるようになった。やっとハングルが読めるようになったヒョンジも、そんな風に思ってくれたらと思う。我々の身近にあるハングル、ハングルがあるからこそ、韓国人であることが誇らしのだと。
 
ハングルティウムカフェ(http://cafe.naver.com/hangeultium)
  
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•information
·利用時間 午前10時 (2時間体験)、午後2時(2時間体験)
·利用料金 : 12,000ウォン / 20人以上団体割引 9,000ウォン (要予約)
·毎週月曜日は定休日、昼食空間提供可能
•address 京畿道坡州市炭県面法興里1652番地
•phone 1688-1441
•location ヘイリ芸術村3番ゲートから入ってすぐ
 

京畿観光公社 ㅣ 文字 キル・インソン、写真 イ・ジョンミン
 
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