足を無くしたアフリカ少女の物語
投稿日d 2012-01-17 ヒット数 350
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足を無くしたアフリカ少女の物語
(2011.12.21)
1歳の時、事故で足を切断したマラウイ少女、ティアミケ
京畿道の援助で、義足手術、リハビリに成功…21日、帰国
◇ 京畿道の医療援助を通じて、義足手術とリハビリに成功したアフリカ少女ティアミケ(9)が21日、故郷マラウイに帰っていった。この日の送別会に参加した金文洙京畿道知事がティアミケにプレゼントと一緒に激励のメッセージを贈っている。ⓒ Gニュースプラス ホ・ソンリャン
生まれて一度も歩いたことのないアフリカの少女が、京畿道の援助により自分の力で歩き、故郷へと帰っていくという奇跡を起こした。
主人公の少女は、マラウイから来た9歳の少女ティアミケ(Shadreck Tiyamike)。アフリカ南東部の極貧国で生まれた少女は、生まれてから一度も歩いたことがなかった。
ティアミケは1歳の頃、暗い家を明るくしようとしてつけたろうそくで家が家事になり、大火傷を負うことで足が壊死し、まだ歩けもしない幼い歳にもかかわらず両足を切断しなければならなかった。そんな彼女が京畿道の医療援助を受け、義足手術とリハビリに成功し、21日、自分の足で故郷へと帰っていった。
ティアミケは今年9月21日、マラウイで活動する韓国のNGO「ウリ文化カックギ会」と京畿道医療院の援助で、京畿道を訪れた。当時、ティアミケの右足は太ももまで、左足はふくらはぎまで切断された状態で、義足をはめることさえも難しい状況だった。このため医療スタッフらの技術とリハビリが重要な鍵とされた。
手術は、亞洲(アジュ)大学病院が担当、リハビリは京畿道医療院水原(スウォン)病院が担当し、入国後2日目に行われた亞洲大学小児リハビリ科チョ・ジェホ教授による手術は大成功に終わった。
チョ・ジェホ教授は「歩行経験のないティアミケがもう一度歩けるようになったのは、手術経過とリハビリ、本人の意思、周囲の人たちの助けが生み出した奇跡だ。私の医者人生の中でもこのような経験は少なく、大きな贈り物となった」と述べた。
◇ ティアミケが金文洙知事をはじめ、手術やリハビリの担当医師たちと記念撮影を行っている。ⓒGニュースプラス ホ・ソンリャン
「お姉ちゃんと遊ぶのがとっても楽しいです」
毎日続く物理治療とリハビリ。手術よりも大変なリハビリ過程で、ティアミケは笑顔を取り戻した。リハビリ効果が徐々に現れ、暗かった表情も次第に明るくなっていった。特に、リハビリ効果は水原病院の関係者らを驚かすほど、奇跡的な早さを見せた。
ティアミケの物理治療を担当したピョン・ビョンヒ氏は、「病院に始めて来た時は、生まれて一度も一人で歩いたことのないティアミケがリハビリ治療で果たして歩けるようになるのか、半信半疑だった」とし「リハビリを始めて2週間後、初めて一人で歩いた時は、同じ年頃の娘を持つ親として涙が出そうになるほど感動した」と語った。
体が不自由でじっと寝ているしかなかったティアミケは、看病がてら一緒に韓国を訪れた従姉と一緒に体を動かしながら遊ぶことがこんなに楽しいと思わなかったと全身で喜んだ。
物理治療士のソン・ヨンサン氏は、「帰国を前にした今は、1人で歩行することができるようになるほど、順調に回復していっている。彼女が帰った後はしばらくさびしいと思うが、マラウイに行ってもリハビリを続けて明るく健康に育ってほしい。公共医療機関のスタッフの1人としてやりがいのある仕事をしたようでうれしい」と語った。
◇ ティアミケのリハビリの様子と韓国で治療生活を送る様子 ⓒGニュースプラス ホ・ソンリャン
京畿道医療院は第2のティアミケを応援します。
京畿道医療院は、ティアミケがマラウイに帰った後もリハビリを続けられるよう、水原病院で行ったリハビリプログラムを現地の病院に伝達する予定だ。また現地で宣教活動をしているキム・デシク神父を通して、ティアミケの状態を把握し、成長と共に必要な義足の交換も行っていく計画だ。援助は、ティアミケが大人になるまで続けられる予定で、今回のティアミケの手術とリハビリは全て無料で行われた。
今月末ごろ、第2のティアミケが、希望を胸に京畿道医療院にやって来る。道医療院は、現在、難治性脳腫瘍を患っているマラウイの19歳の少年、ジャンウィリラのため、治療を受ける病院を模索している。ジャンウィリラも、ティアミケのように、手術後、京畿道医療院で療養と治療を受ける予定だ。
?「基洙(ペ・ギス)京畿道医療院長は、「ティアミケのような外国人や多文化家庭などの困っている人たちを親身になって考え、慈しみの心を実践する地域拠点、公共病院の役割を果たしたい」とし、「これをきっかけに今後もこのような医療援助事業がさらに活性化していくことを願う」と述べた。
ティアミケの話を聞いた金文洙(キム・ムンス)京畿道知事も21日、水原病院を訪れ、出国記念プレゼントと激励の言葉を贈った。
金文洙知事は「ティアミケが明るく笑う姿がとても印象的だ。マラウイに帰っても幸せに生活し、義足交換などの問題が生じた際には、いつでも連絡をしてほしい」とし、「京畿道は、今後も様々な医療団体やボランティア団体、宗教系団体などと力を合わせてティアミケのような子供たちを持続的に援助していく計画だ」と述べた。
ティアミケは「いつもいつも歩きたいと思っていた。みんなに感謝したい」とし、「将来、必ず素晴らしいお医者さんになって、たくさんの人たちを治療したい」と述べた。
ティアミケはこの日の午後、アシアナ航空便でカイストで勉強するマラウイ大学生、マリアムと一緒に「歩いて」故郷へと帰っていった。
◇ ティアミケが金文洙知事と従姉の前でリハビリの成果を披露している。ⓒGニュースプラス ホ・ソンリャン
ⓒGニュースプラスニュース |ソン・ラックン kuni1202@naver.com
http://gnews.gg.go.kr/news/news_detail.asp?number=201112211550127055C048&s_code=C048
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