医療保険商品開発で米市場攻略
投稿日d 2012-01-17 ヒット数 316
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医療保険商品開発で米市場攻略
(2011.12.13)
京畿道、韓系保険業者と共同で安価なHMO商品の開発を推進
軽症患者は韓人病院、重病患者は道内の総合病院と連携
◇ 今年4月、アメリカを訪問した金文洙京畿道知事が、ニューヨークにある韓人会館で開かれた「京畿国際医療説明会および了解覚書締結式」でハ・ヨンファニューヨーク韓人会長、姜龍九京畿国際医療協会長らと一緒に記念撮影を行っている。ⓒ Gニュースプラス
京畿道がアメリカ内の韓系保険業者と共同でアメリカ市場を狙った医療保険商品の開発を進めている。
道はアメリカにある韓人病院と韓国の優秀な病院を連結し、医療サービスを提供するHMO(Health maintenance organization)方式の保険商品をFGIA(Firstline General Insurance Agency)社などの4つのアメリカ保険業者と共同開発中であることを13日、明らかにした。
HMOは、前払い方式の医療保険で、加入者は保険料を年会費または月会費で一定額を納入すると、予算範囲内であれば全ての医療サービスを受けることができるシステムだ。一般的に他の医療保険に比べて安価なのが特徴。
簡単な診療や治療は、アメリカ内の韓人病院が担当、費用の掛かる癌などの重病や高額の手術費が必要な病気の場合は、比較的費用の掛からない韓国の病院で治療が受けられるようにするのがHMOの一番のメリットだ。今回の保険商品には、亜洲大学病院など、道内9ヶ所の専門病院が参加する。
京畿道は、高い保険料で中流階級でも家族医療保険に加入することをためらうアメリカの現実を考慮し、価格競争力を持つ保険商品でアメリカの医療市場を攻略する方針であると明らかにした。
キム・ヨンヨン道保険福祉局長は「京畿道には、先端医療機器と世界的レベルの技術やサービスを兼ね備えた優秀な病院が国内で最も多くある」とし、「今回の企画には、優秀な病院が多数参加するため、単一病院を中心に行われている現在の医療観光とは異なる医療サービスを提供することができる」と述べた。
今回の韓国訪問団を引率する道北米事務所のイ・テモク所長は「在米韓国人たちの最大の悩みの一つが医療問題であるということを知った」とし、「保険料が高すぎるため、医療保険を利用するのもそう簡単ではなく、かといって、安価な保険に入ると、本人負担金が高いため、病院の利用も難しい。このような現実から医療保険商品を開発することになった」と説明した。
京畿道は、保険商品の開発に伴い、LA京畿国際医療支援センターを通じて韓人保険業者4ヶ所、アメリカ国内中国旅行社協会、医療専門弁護士、韓人医療関係者など、11人を13日から16日まで韓国に招待した。京畿道は訪問団に美容や健康医療体験など、韓国の医療システムやサービスのレベルを確認させ、商品開発に必要な調査と議論を行っていく計画だ。
京畿道は、中国旅行社協会の参加が事業拡大のきっかけとなることと大きく期待している。今回の招請で、多様な人種のコミュニティを対象に新しい医療保険商品が拡大されていく場合、アメリカ内の韓人病院もまた、多様な利用者層を確保できるという見通しだ。
キム・ヨンヨン局長は「このシステムが成功を収めた場合、他国の顧客へのサービス提供が容易になるだろう」とし、「このためにもアメリカ内の中国系旅行業者を今回の訪問団に加える必要があった」と述べた。
14日には、保健福祉部と京畿道が訪問団にグローバル医療サービス育成のための政府政策、先端施設を兼ね備えた韓国病院、アメリカ特化医療商品などを紹介し、訪問団は、医療商品の開発に関するプレゼンテーションを行う「韓-米グローバル医療サービスワークショップ」を開催する。
一方、今回のアメリカ医療市場進出は、今年4月、金文洙(キム・ムンス)道知事を筆頭にした北米代表団派遣を通じて本格的に開始された。北米訪問時、金知事は「在米韓国人のためにできることを探し、最善を尽くしたい」と約束し、ニューヨークやLA地域の韓人会と保健医療ネットワーク構築のためのMOUを締結した。
金知事は当時、ニューヨークとLAで開催された「韓国医療説明会」で道内10ヶ所の病院長と共に参加した500人以上の在米韓国人たちに「祖国に対する信頼とプライドを持ってアメリカで韓国医療の素晴らしさを知らせていく重要な役割を果たしてほしい」と頼んだ。
これにより道は、今年7月、道北米事務所内のLA京畿国際医療支援センター(LA GMBC)を設置し、遠隔ビデオ相談システムを通じた韓人医療支援サービスを実施、これをアメリカの医療市場進出への足掛かりとしている。
遠隔ビデオ相談システムは、毎週火・水・木曜日、道内の病院と連結し、韓国語での便利な無料医療相談を行うサービスで、現在までに130人以上がこれを利用した。このサービスにはカトリック大学聖ビンセント病院、順天郷大富川病院、明知大学病院、セム病院など6つの病院が参加している。
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